岡崎倫典の輝く大地

 ライブレポート 2000/09/23 大阪 UMEDA HEAT BEAT with 押尾コータロー、徳徳ブラザース
 ライブレポート 1999/11/30 大阪 バナナホール
 ライブレポート 1999/04/10 大阪 バナナホール

 

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出会いはジョイントコンサート

 最近はよく「ジョイントコンサート」なるものに行くけれど、以前は全く興味がなかった。2組のジョイントなら、お目当てのアーティストが半分しか観られず聴けないからである。

 しかし、「沢田聖子&岡崎倫典」なら行ってもいいか、とノコノコでかけたのが運の尽き(?)であった。倫典さんは、聖子さんのオリジナル曲の「作曲」や「編曲」などを担当することがあり、CDまるまる一枚プロデュースしたこともあったし、聖子さんのライブなどでよく耳にするアーティストでもある。インストゥルメンタルで聴かせるソロギタリストである。

 天気予報・交通情報などのバックや季節の映像などに倫典さんの曲が大量に使われ、一般的には知名度があるわけではないものの、その世界ではこの人ありなのを知るのはもっと後のことである。

 さて、当日。
 ステージの左手にグランドピアノの前に座った聖子さん。右手にギターを持った倫典さん。聖子さんがピアノの弾き語りで歌うと、次は倫典さんのギターソロ。ふたりはステージに出たままで交互に演奏する。
 これは、ジョイントコンサートのスタイルとしてはかなり特異なものであるのだが、なにしろはじめてのジョイントコンサートなので、そんなこととは知らない。

 後にたくさんのジョイントコンサートに行くようになって、この時のスタイルが特殊なものであることに思い当るのだが、しかし、ステージから引っ込まずに相手の曲に耳を傾け、時に言葉を交わすのは、お互いがお互いに敬意を抱いていることを表現しているようで、時が経つほどに「素晴らしいライブだった」と思えるようになってくるのだった。

 これまで、ギターソロのライブなんて想像もつかなかったのだけれど、たちまち僕は夢中になった。岡崎倫典だけの世界を味わいたいと思い、ソロライブなどに出かけるようになるのだった。