Bird Talk − 旧テキスト軽量版

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  ▼オカメインコの生態
     ▼第一章:オカメインコってどういう鳥?
     ▼第二章:オカメインコの解体新書
  ▽オカメインコの飼い方
  ▽オカメインコの病気と治療


▼オカメインコの生態
第一章:オカメインコってどういう鳥?
  ◆名前の由来
  ◆オカメインコの魅力
  ◆オカメインコの故郷
  ◆オカメインコはインコ?オウム?

◆名前の由来

学名Nymphicus hollandicus。
英語でCockatiel(コッカテイル)。
和名をオカメインコと言います。
明治の頃から飼鳥として輸入されており、古くからペットとして親しまれてきました。
顔にあるオレンジ色のパッチ模様を、片福面(おかめ)に見立てたところからこの名前が付けられました。
愛嬌のある顔とは裏腹に、頭には立派な冠羽を持ち、実に美しいシルエットを持っています。
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◆オカメインコの魅力

体長は、長い尾羽を含めて全長約30p強。広げた翼は全長約40p程。
小柄ながらもスリムでりりしく、実に美しい姿をしています。
そして何より、穏やかで大変愛情豊かな鳥です。
人を信頼し慕って、すり寄って来る姿は正に愛おしいの一言。
「頭を掻いて」と人の手に自分の頭を押しつけていつまでも待っていたり。肩に止まり、人の頬に寄りかかって昼寝をしたり。両手で包み込むと安心しきって全体重を預けてくつろぐその姿を体験したら、もう離す事は出来なくなるでしょう。
とても人なつっこく、のんびり屋、すっごく寂しがり屋で臆病だけれど、家族のためには猛禽類のように敵に戦いを挑む強さも持っている。本当に一言では語り尽くせないほど魅力的で、愛情を注げば、注いだ以上に返してくれる鳥なのです。
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◆オカメインコの故郷

オカメインコの原産地は、日本とは赤道を挟んだ反対側、南半球にあるAUSTRALIA=オーストラリア大陸です。
オーストラリアは日本でもなじみの深いセキセイインコを初め、モモイロインコやキバタン等55種類にものぼるインコ達の原産地でもあります。
主に乾燥した草原に小さな群で暮らしており、木のうろなどに巣を作ります。
主な生息地である西オーストラリアでは、オカメインコが電柱に群れなして止まっているところが見られるなど、日本で言うところの雀のような存在だそうです。
農村地帯では、畑の穀物を荒らす害鳥として上げられる事もありますが、やはり愛らしい姿や人なつこい性格から、ペットしての人気も高いようです。
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◆オカメインコはインコ?オウム?

鳥を大きく分類すると、コンゴウインコやモモイロインコ等の『大型インコ』。ホンセイインコ等の『中型インコ』オカメインコも中型に入ります。そしてセキセイインコ等の『小型インコ』の3つに分類されます。しかしこの分類に基準はなく、ボタンインコ位の大きさになると、中型に入ったり、小型に分類されたりします。
そして、インコとオウムの分類も難しく、名前にインコがついているからインコか?というとそうでもなく。オカメインコは学術的に言うと、オウム目→オウム科→オカメインコ族→オカメインコとなり、オウムの部類に入ります。
インコとオウムの分類は、一概には言えませんが頭に冠羽が有るものをオウム、無いものをインコと分類するとほぼ間違いないようです(違っていたらすみません)。
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