人口問題


人口問題総論
南京市民の脱出について
外国報道に見る人口
難民の流入について
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 南京陥落時の人口についての考察。
 1937年11月末頃の南京の人口(民間人)は「約50万人」だったが、その後多くの市民が南京を離れ、12月13日南京陥落時の人口は20万〜25万人だったという、1938年発表された外国人資料(スマイス調査)の検証です。南京が陥落した翌年の生存人口は約25万なので、12月13日の陥落時点で民間人の人口が20万〜25万人なら、数万人〜20数万人の市民が殺害されたという主張には無理があるということになるでしょう。

 11月末頃の「50万人」については、中国側公文書に記された調査結果なので問題はないようです。その文書では同時に難民の予想数を20万人としています。アメリカ大使館報告や中国側の資料からも、11月末〜12月13日にかけては膨大な市民が南京を脱出したことが示されています。

 論点になるのは、以下の二点です。
(1)二週間で30万人市民の南京脱出が可能か?
(2)11月末以降、南京の人口に含まれない大量の難民(数万〜十万単位)が南京に流入したか?

 以上を検証してみました。

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