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第三中間期 第21王朝

スメンデス1世

Smendes T


在位年代;前1076-1052年
誕生名;ネスバァネブジェドゥ・メリィアメン Nesbanebdjed Meryamun
(メンデスの主たる輝かしき牡牛、アメン神に愛されしもの)
即位名;ヘジュケペルウラー・セテプエンラー Hedjkheperre' setepenre'
(輝かしき太陽神ラーの出現・アメン神に選ばれしもの
治世;26年
王朝の首都;タニス 
埋葬地;? 
出身地;メンデス

家族構成; 妻/ティネトアメン

第20王朝最後の王、ラメセス11世の将軍だった人物。王の死後、王権を主張しタニスを首都とする王朝を立てる。
名前の「ネス バァ ネブ ジェドゥ」から、「ジェドゥ」とはナイルデルタに位置したメンデスの町の古名。「メンデスの牡牛」と呼ばれる神を主神とする町。名前からして、この町の出身であったと考えられている。

この王の権力はナイル下流のデルタ地域にしか及ばず、上流はテーベの神官団を中心とした別勢力が握っていた。しかし上下エジプトの対立とまではいかず、お互い協力しあう関係であったと見られている。ナイルの増水により浸水したカルナック神殿の修復に人足を送ったことが記録に残っている。


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