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末期王朝時代 第25王朝
Shebitku/Shabataka/Shebitqo
在位年代;前706-690年
王朝の首都;
埋葬地;エル・クール(K18)
出身地; ナパタ周辺
家族構成; 父・ピイ、おそらく兄弟・シャバカ ※シャバカの息子とする説もある 妻・アルティ
墓からは、本人のものと思われる骨が見つかっている。ヌビア人の王族の遺体は、ミイラではなく骨として発見される。ミイラ化しなかったか、技術的にエジプトのものよりも進んでいなかったか、理由はよく分からない。
あまり業績のない王とされているが、アッシリアのサルゴン2世の碑文にこの王の名前が出てくる。それによれば、紀元前707年または706年頃、反乱を起こしたアシュドット(Ashdod、現在のイスラエルにある)の王をサルゴンに引き渡した王がシャバタカだったという。ただし原文では「メルッハの王Shapataku」と書かれていて、ヌビアはメルッハじゃないのが悩ましい。正確な世界地図のない時代なので勘違いかもしれないが。
サルゴン2世がこの碑文を残したとき、シャバタカはシャバカ王の後継者として共同統治していたか、執政として、イスラエルに近い下エジプトのデルタ地帯を統治としていた可能性も考えられる。
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