2005年7月12日
「自然児童遊園(ねむの森)
(しぜんじどうゆうえん・ねむのもり)
愛知県瀬戸市
地図
撮影 OLYMPUS E-10

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少し前、行こうとして辿り着けなかった、
自然児童遊園、通称「ねむの森」へ
もう一度行ってみた。
前回は雲興寺周辺を探したけど、
見つけることができなかった。
よく調べたら、雲興寺の駐車場に
車をとめさせてもらって、
そこから東海自然歩道を歩く、
というのが正解ルートだということが分かった。
直接車では行けないようだ。
(雲興寺手前に進入路があるけど、一般車両は
進入禁止と書いてある)
ということで、車を置いて、歩いて向かった。
写真は境内の奥。
苔がいい感じに色づいていた。
境内にいたクロアゲハかカラスアゲハか、
そんなようなやつ。
黒いアゲハは子供の頃から好きだった。
それは今も変わらず、遭遇するとかなり嬉しい。
けど、飛ぶスピードが速いので、
写真に撮るのは難しい。
特に今日のような雨模様で、
薄暗い境内の中では捉えきれない。
もっとシャッタースピードを上げないと。
ねむの森へ行く道は、本堂の左奥にある。
左に曲がってしまうとお墓だったり、その先は民家
だったりするから、そっちじゃない。
写真にあるような木の階段を登っていく。
うっ、いきなりの急勾配。
雲興寺の裏側にあって、
小さな山をひとつ越えるような感じ。
登って、下る。だから行きも帰りもきつい。
大きく左から回ればもっと平坦なのかも。
行きも帰りも約20分。
この道は、岩屋堂定光寺方面へと
つながっていて、そんなロングコースを歩く人も
けっこういるようだ。
何時間もかかるのに。
15分ほど歩くと、川の流れの音が聞こえてきて、
何やら開けた場所が見えてくる。
写真にあるこのあたりは、ねむの森の中ということ
なんだろうと思う。
すぎのこテントとか何とかいう
木の看板があったから、
テントを張る場所になってるのだろう。
普段から人が利用してるのかどうかは
ちょっと見当がつかない。
今日はたまたま火曜日で
キャンプ場は定休日だった。
きれいな川が流れていた。
かなり上流の方だと思う。
川の名前は「木の下川」というらしい。
沢ガニもいるんだとか。
見た目の透明度も高かった。
ねむの森の地図。
森といっても、このキャンプ場の名前のようだ。
森が広がっているわけではなく、
児童自然遊園というけど、公園でもない。
要するにキャンプ場だ。
瀬戸の学校ではメジャーな存在だったりする
のかもしれない。
キャンプ場に用のない人間がカメラを
持って行くような場所じゃない。
ということに、行ってから気づいた。
キャンプ場が休みでよかった。
ここでもアジサイが普通に咲いていた。
まだ枯れ始めてない。
ちょうど盛りなくらい。
もうアジサイは終わったと思ってから
よく見かけるようになったので、
少し調子が狂う。
炊事場だろうと思う。
子供の頃のキャンプの記憶がふいによみがえる。
楽しい反面、気が重かった。なんとなく。
学校以上に近い距離感での集団生活を苦手に
感じていたから。
池のほとりにある、古びた大きめの建物。
管理棟か、そうじゃなければ、
保護者や教師たちが泊まるところかも。
木道が続いていて、その先に
「堰堤池(えんていいけ)」がある。
釣りができる池らしい。
キャンプ場を使ってる人たち用なのか、
一般向けでもあるのか。
鳥はカモもセキレイもいなかった。
森に鳥の声はたくさんしてたけど、
池は人気がないようだった。
冬場は渡ってくるのがいるかもしれない。
水はきれいな川から流れ込んでくるものだから
きれいな感じだった。
ただ、色からしてかなり深そうだ。
こういう深い緑色は危ない。
身の危険を感じる。
野草を期待してたんだけど、
お馴染みさんが少し咲いてるだけで、
まったくなかった。残念。
なので、こんな謎のイガイガでも撮っておいた。
これはつぼみなのか実なのか、何なんだろう。
<追記>
オニスゲと判明。
湿地や水辺に生える野草だった。
何にでも名前がついてるものだ。
あれ? こんなとこにパンが落ちてる。
と思ってよく見たら、キノコだった。
デカっ。
今まで見た中で一番大きい。
昼食に食べたらこれ一個でおなかいっぱいに
なってしまいそうだ。
500mlのペットボトルと比べてこの大きさ。
見た目グロテスクじゃなかったけど、
食べられるキノコなんだろうか。
帰りに山道を歩いていたら、
上からボトッと何か落ちてきた。
ああ、セミか。
って、おおー、セミだー。この夏初めての遭遇。
しかし、こいつ何ゼミだろう?
ヒグラシのようにも見えるけど、羽化したてだろうか?
近くで写真を撮ってても全然逃げなかった。
最後にいいものを見ることができた。
<追記>
エゾハルゼミかもしれない。だったら初めて見る。


 前から気になっていた「ねむの森」。実際はイメージしていたような森でも公園でもなかったけど、行って見てみて納得できた。何もないことを知識として知ってるだけじゃなく自分で見て知ることも大事なことだ。

 散策するといっても、キャンプ場の回りを歩いて回るだけなので、すごく楽しいとかいうわけではない。今日はたまたま巨大キノコやセミを見ることができたけど、特別変わったものがあるわけでもない。
 子供連れなら、川遊びなどすればもっと楽しめるだろうけど。

 雲興寺見学をした後、東海自然歩道を歩いて、このねむの森で寄り道しつつ、岩屋堂まで行く、というコースならオススメできる。
 岩屋堂まで確か2時間と書いてあったような気がするから、半日コースだ。
 雲興寺からねむの森までの往復なら、散策時間を入れて1時間ちょっとといったところだろうか。

 所在地: 愛知県瀬戸市長谷口町69-4
 時間: 9:00〜17:00
 定休日: なし(キャンプ場は火曜日定休)
 入場料: 無料
 駐車場: 雲興寺の無料駐車場(広い)
 所要時間: 1時間ちょっと〜1時間半

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