2004年8月6日
「定光寺」(じょうこうじ)行き

愛知県瀬戸市
地図
撮影 Nikon COOLPIX950

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近所の小山へ行って写真を撮ろうシリーズ第3弾。
今回は瀬戸市の定光寺へ行ってきた。
おいおい、山じゃないじゃないか。
いや、まったくその通り。
あまり時間がなったので、家から1時間くらいで
行ける場所ということでここになってしまった。
まあしかし、山に近いといえば近い、
と言えなくもない。
まずは手前にある定光寺公園に寄る。
芝生風で広々したいい公園だった。
週末とか紅葉や桜のシーズンは家族で賑わいそうだ。
平日の夕暮れ時はほとんど人もおらず、
貸し切り状態に近かった。
一組、セミ捕りに来ていた親子連れがいただけで。
こんなに広くて人けがないということは、
何か恥ずかしい練習をするには適している。
トランペットを吹いたりバイオリンを弾いたり、
演劇やダンスの練習をしたり。
ゲイラカイトをあげたり(21世紀のこの時期に!?)。
すぐ隣にはちょっとした池があり、
中央には何かが建っていた(有名なもの?)。
貸しボートもあった。
そういえばボートも久しく乗ってない。
釣り人は見あたらなかったけど、何か釣れるのだろうか。
ここも週末にはそれなりに人が訪れるのだろう。
池にはつきもののアヒル。
人に慣れているようで、どれだけ近づいても
まったく平気で写真を撮られていた。
他にも水鳥がいたのだけど、
そいつらは飛んで逃げ去った。
猫のエサでも持参してまいてみるべきだったか?
公園に咲いていた名も知らぬ花。
また例によってマクロ撮影がしたかっただけ。
しかし、COOLPIX950はマクロのオートフォーカスが
苦手なのか?
全然被写体の花に合わず、だいぶ迷った末に
地面に合わせたりするからずっこけそうになる。
しょうがないからマニュアルで合わせることになるのだけど、
それも10センチ単位なのでしっかり合わないことが多い。
というか、合ってるかどうか液晶画面では確認できない。
これもついでに撮っておこう。
と思ったら、単なる色違いで同じ花?
もう少し花のことも勉強してみよう。
そのうちに。
公園の横には沢が流れている。
沢の流れの音がいい。
木もたくさんあって、
何種類かのセミがうるさいくらいに鳴いていた。
沢の周りにはトンボもけっこう飛んでいた。
この羽の黒いのは、お羽黒トンボだろうか?
このトンボも子供の頃はたくさん見かけたけど、
最近はさっぱり見かけることもなくなった。
ここはまだ水がきれいらしい。
定光寺はホタルでも有名だけど、
その他にも昔ながらのいろんな生き物が
いるのだろう。
定光寺公園を後にして、定光寺に向かう。
ここは入り口前の無料駐車場で、
15台くらいは停められそうだった。
定光寺公園から1分くらい走ったところにある。
(その間でスピード違反の取り締まりをしていた)
定光寺への入り口は写真に見えてる側ではなく、
道路を渡った反対側になる。
それより、ちゃんと線に沿って停めようぜ、私。
A型とAB型の違いは、AB型はときにこういうふうに
変にいい加減になるところだ。
たいていはちゃんと真っ直ぐに停めるのだけど。
ここが定光寺参道の入り口になる。
徒歩10分、階段165段とある。
だが先を急ぐ私は、飛ぶように
8分で駆け上がった。
と思ったら、上で写真を3枚撮ったら
デジが電池切れになり、
跳ねるように5分で車の所まで駆け下り、
次はよろめくように13分で再び登ったのだった。
徒歩10分は目安です。
この短い石橋を渡ると、参道の石段が始まる。
定光寺はなかなかに由緒ある臨済宗の寺らしく、
建造は1336年というから……かなり昔だ。
尾張嵐山とも呼ばれ、
尾張藩祖、徳川義直の墓もある。
よく知らないけど。
急な登りの石段は、のんびり登るには
適度な運動になるかもしれないが、
私のように焦って登ろうとすると、
部活のしごきを思い出せるような厳しさになる。
今日は特に暑かったし。
ただ救いは蚊がほとんどいなかったことだ。
なんでだろう?
そろそろ頂上が見えてきた。
二度目は足下もよろめきがち。
そのせいもあって、写真は手ぶれ気味。
というよりも、シャッタースピードが遅すぎる。
1/4では手ぶれも仕方がない(プログラムオート)。
これ以上シャッタースピードを上げると、
真っ暗な写真になってしまう。
F2.6-4.0レンズのCOOLPIX950の泣き所だ。
明るいレンズのデジが欲しくなる。
その前に足腰を鍛える方が先か?
はい、もっと脇を締めて!
本堂前に到着。
木が生い茂っていて視界が悪い。
紅葉の季節は赤く染まってきれいらしい。
無為殿という名で室町時代の様式を残す(とか)。
重要文化財らしい。
横にも何かの建物があり、
「一生平心」と書かれた石があった。
そういえば金も持ってきてなくて、
投げる賽銭もなかった。
振り向くと自動販売機がっ!?
ムードも何もあったもんじゃない。
しかしノドが渇いた……。
奥には徳川義直が眠る廟がある。
「源敬公廟」とかなんとか。
ここだけ拝観料が100円だったが、
シーズンオフの夕暮れ時では
開いてるはずもなく、入ろうにも入れなかった。
平日の昼間は開いてるのだろうか?
横に立ってる木はヤシの木!?
違うか。
しかし、妙に周りと違和感がある。
左に進んだところにも何かあった。
けど、ここも閉まっていて見ることはできず。
拝観目的じゃないからいいけど、
せっかくだからもう少し色々見て回りたかった。
更に進むと墓地になる。
ここで引き返すことにした。
下まで降りてきたらすっかり日は沈んで、
池には夕暮れ空が映っていた。
これで今回の定光寺行きは終了。
余裕があれば定光寺駅も見たかったのだが、
それはまた次回ということに。
定光寺駅は川沿いギリギリの高い場所にあって、
高所恐怖症の人はここから通えないという
話があるとかないとかいう、
ちょっとユニークな駅なのだ。
次回は尾張富士の予定。

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