名古屋の桜-2

2005年4月8日
「名古屋の桜-2（なごやのさくら）」
名古屋市名東区、守山区、日進市
地図　地図　地図　地図
撮影 OLYMPUS E-10

	五色園の流れで、何ヶ所か名古屋や近郊の桜見物をした。もう今日見ておかないと明日、明後日には散ってしまいそうだったから。今日はとびきり風が強かった。桜の時期に吹く強い風を、花散らしというらしい。これは藤が丘駅前の桜並木。万博会場へのアクセスの中心となる駅なので最近は知名度も上がったかもしれない。ここは桜吹雪が舞う時期に車で走るのがとても気持ちがいい。
これも藤が丘駅の近く。この辺一体はずっとこんな感じで桜並木が続く。道路沿いなのでのんびり見物するのには向かないけど、なかなかに見応えがある。桜の木も年々大きくなっている。
	五色園の帰りに、ここ岩崎城にも寄ってみた。前回は城跡ということで見に来たけど、今回は桜があるかどうか確かめに。再現天守閣がこのあたりのどこからでもよく見える。その割にこの場所にたどり着くのが難しい。細い道を入り込んでしまうと迷いがち。
桜はどうだ。うーん、一応少しあるけど、桜だけを見に来るほどでもない。彩り程度にあるくらいだった。この天守閣はやっぱりいい感じだ。センスがある。そしてやっぱり屋根には金シャチだな。
	少し離れた岩崎川も桜の名所になっているということで、歩いて向かった。河原を歩きながら野草を探す。今年もまた、キク科のこいつらの区別に頭を悩ませることになりそうだ。似たようなものが多くてよく分からない。野草かと思うと園芸種もあったりして、ますます混乱する。
ベニシジミだと思う。羽を開くときれいなオレンジ色をしている。風が強くて、羽を閉じて一所懸命草に捕まってて開いたところを写真に撮れなかった。
	岩崎川に到着。おお、ここがそうか。うん、悪くない。なんか、素朴というか庶民的というかご近所的というか、フレンドリーな川沿いの桜並木だ。川の中で子供が遊び、川沿いの道を自転車の学生が走り、親子が散歩し、河原の緑の上で宴会しているグループがいる。ありそうで意外とない光景に思えた。
ここの桜はまだ満開じゃなかった。他より少し遅い。桜のトンネルはけっこういい感じ。距離は短い。桜の木自体はまだ少し若いか。
	久しぶりに青空バックで桜並木を撮れた。しかし、桜はやっぱり撮るのが難しいと今回あらためて思った。ここはユキヤナギとレンギョウがきれいに植えられているので、桜と白と黄色、そして河原の緑のコントラストもいい。
川沿いの桜並木のところは多いけど、こういうふうに河原が緑で、その上にシートを敷いて飲み食いできるところはあまりないかもしれない。たまたまそうだっただけなのか、それとも宴会を考えて整備されたのか、いずれにしてもこれはいいと思う。川も割ときれいで浅いので子供が入って遊んでも安心。親も子も楽しめる。
	桜のトンネルを自転車で走っていく高校生。あの年頃の私は桜を楽しむなんて気持ちはまるでなかった。彼らも興味はなさそうだった。高校生くらいはそれでいいのかもしれないけど。
民家の庭に咲いていたこれは何だろう。一本の枝が縦に伸びて、そこに花がワラワラっと群がるようについている。正体は分からない。
	猪高緑地に咲いていた桜。緑地に桜はつきもの。でも緑地の桜はあまり面白味がない。横を通っただけで中には入らなかった。
家の近所の桜並木。どこという名前はたぶんない。身内は「マルスの裏」と呼んでいるけど、ホームセンター・マルスはすでにない。町内会では森孝になるのだろう。
	最後は家から一番近い香流川。色々回ったけど、ここが一番かもしれない。というオチだった。しかし、写真は失敗。知らない間に設定が間違っていて、派手に白飛びしている。もう夕陽が沈む時間だったのに。ここはまた写真を撮りに行かないと。
今年はこれまでで一番たくさんの桜スポットを回った。　近場の桜はこの週末で散り始めて終わるだろう。　あとは少し離れた岐阜県あたりになるのだけど、そろそろ桜もおなか一杯になってきた。　もう桜は充分堪能したから、今年はこれで終わりになるかもしれない。　で、結局一番オススメはどこかといえば、単独の桜なら覚成寺、桜並木を含めたお花見見学なら岩崎川ということにしよう。　桜だけなら香流川というのもマイナーではかなりすごいと思うけど。　有名スポットは私があえて紹介するまでもないだろう。　岡崎公園、鶴舞公園、五条川、木曽川堤などなど、他にもたくさんある。広くは知られてないけど、近所では有名というのも香流川のような場所も各地にあるだろう。　ソメイヨシノはどこのも基本的に同じだから、近所の知ってるところでお花見をして春を感じればそれでいい。　というのが、何ヶ所か巡った私の結論だった。そんなにムキになって回ることはない。　とはいえ、全国各地にはまだ見ぬすごい桜スポットが点在している。死ぬまでに一度は見たいところがいくつかある。　吉野のヤマザクラ、弘前城、上野公園、大阪造幣局、熊本城……。　桜前線と共に、九州から北海道まで旅行をするなんてことができたら、とても素敵なことだ。

	五色園の流れで、何ヶ所か名古屋や近郊の桜見物をした。もう今日見ておかないと明日、明後日には散ってしまいそうだったから。今日はとびきり風が強かった。桜の時期に吹く強い風を、花散らしというらしい。これは藤が丘駅前の桜並木。万博会場へのアクセスの中心となる駅なので最近は知名度も上がったかもしれない。ここは桜吹雪が舞う時期に車で走るのがとても気持ちがいい。
これも藤が丘駅の近く。この辺一体はずっとこんな感じで桜並木が続く。道路沿いなのでのんびり見物するのには向かないけど、なかなかに見応えがある。桜の木も年々大きくなっている。
	五色園の帰りに、ここ岩崎城にも寄ってみた。前回は城跡ということで見に来たけど、今回は桜があるかどうか確かめに。再現天守閣がこのあたりのどこからでもよく見える。その割にこの場所にたどり着くのが難しい。細い道を入り込んでしまうと迷いがち。
桜はどうだ。うーん、一応少しあるけど、桜だけを見に来るほどでもない。彩り程度にあるくらいだった。この天守閣はやっぱりいい感じだ。センスがある。そしてやっぱり屋根には金シャチだな。
	少し離れた岩崎川も桜の名所になっているということで、歩いて向かった。河原を歩きながら野草を探す。今年もまた、キク科のこいつらの区別に頭を悩ませることになりそうだ。似たようなものが多くてよく分からない。野草かと思うと園芸種もあったりして、ますます混乱する。
ベニシジミだと思う。羽を開くときれいなオレンジ色をしている。風が強くて、羽を閉じて一所懸命草に捕まってて開いたところを写真に撮れなかった。
	岩崎川に到着。おお、ここがそうか。うん、悪くない。なんか、素朴というか庶民的というかご近所的というか、フレンドリーな川沿いの桜並木だ。川の中で子供が遊び、川沿いの道を自転車の学生が走り、親子が散歩し、河原の緑の上で宴会しているグループがいる。ありそうで意外とない光景に思えた。
ここの桜はまだ満開じゃなかった。他より少し遅い。桜のトンネルはけっこういい感じ。距離は短い。桜の木自体はまだ少し若いか。
	久しぶりに青空バックで桜並木を撮れた。しかし、桜はやっぱり撮るのが難しいと今回あらためて思った。ここはユキヤナギとレンギョウがきれいに植えられているので、桜と白と黄色、そして河原の緑のコントラストもいい。
川沿いの桜並木のところは多いけど、こういうふうに河原が緑で、その上にシートを敷いて飲み食いできるところはあまりないかもしれない。たまたまそうだっただけなのか、それとも宴会を考えて整備されたのか、いずれにしてもこれはいいと思う。川も割ときれいで浅いので子供が入って遊んでも安心。親も子も楽しめる。
	桜のトンネルを自転車で走っていく高校生。あの年頃の私は桜を楽しむなんて気持ちはまるでなかった。彼らも興味はなさそうだった。高校生くらいはそれでいいのかもしれないけど。
民家の庭に咲いていたこれは何だろう。一本の枝が縦に伸びて、そこに花がワラワラっと群がるようについている。正体は分からない。
	猪高緑地に咲いていた桜。緑地に桜はつきもの。でも緑地の桜はあまり面白味がない。横を通っただけで中には入らなかった。
家の近所の桜並木。どこという名前はたぶんない。身内は「マルスの裏」と呼んでいるけど、ホームセンター・マルスはすでにない。町内会では森孝になるのだろう。
	最後は家から一番近い香流川。色々回ったけど、ここが一番かもしれない。というオチだった。しかし、写真は失敗。知らない間に設定が間違っていて、派手に白飛びしている。もう夕陽が沈む時間だったのに。ここはまた写真を撮りに行かないと。
今年はこれまでで一番たくさんの桜スポットを回った。　近場の桜はこの週末で散り始めて終わるだろう。　あとは少し離れた岐阜県あたりになるのだけど、そろそろ桜もおなか一杯になってきた。　もう桜は充分堪能したから、今年はこれで終わりになるかもしれない。　で、結局一番オススメはどこかといえば、単独の桜なら覚成寺、桜並木を含めたお花見見学なら岩崎川ということにしよう。　桜だけなら香流川というのもマイナーではかなりすごいと思うけど。　有名スポットは私があえて紹介するまでもないだろう。　岡崎公園、鶴舞公園、五条川、木曽川堤などなど、他にもたくさんある。広くは知られてないけど、近所では有名というのも香流川のような場所も各地にあるだろう。　ソメイヨシノはどこのも基本的に同じだから、近所の知ってるところでお花見をして春を感じればそれでいい。　というのが、何ヶ所か巡った私の結論だった。そんなにムキになって回ることはない。　とはいえ、全国各地にはまだ見ぬすごい桜スポットが点在している。死ぬまでに一度は見たいところがいくつかある。　吉野のヤマザクラ、弘前城、上野公園、大阪造幣局、熊本城……。　桜前線と共に、九州から北海道まで旅行をするなんてことができたら、とても素敵なことだ。