がらくた部屋

ピッコロ&フルートに関するお助け&便利情報のコーナーです。
替え指とか、せっかく教えていただいても、最近記憶力低下で忘れちゃいそうなので。
とにかく、なんでもかんでもとりあえず書き込んでおくことにします。
ただし、あくまでも私見です。耳寄り情報がございましたら、ぜひご一報ください。

あ行

アンサンブル→重奏
 ピッコロ6重奏の楽譜が出版されているという情報を確かめに、ムラマツのHPへ行ってまいりました。いや〜、けっこうとんでもない編成のアンサンブルってあるんですね。ここでは、ピッコロのみで編成されたものだけを紹介します。CDや演奏体験の情報、お待ちしてます♪
・ピッコロ4重奏 BLARR作曲 ARBA’A CHALLILIM
   ※ピッコロ1・フルート2・アルトフルート1またはピッコロ1・フルート1・アルトフルート2でも演奏可のようです。
・ピッコロ6重奏 くりもとようこ作曲 向こう側

いちけんピッコロ(一鍵ピッコロ)  ※読み方違うかも???
 ピッコロだって、ベーム・システムが開発される前は、当然キーの少ない時代があったわけです。ピッコロCDコーナーの有田氏のCDにも、1キー・ピッコロの音と写真がありますが、このたびtaoga氏のご協力で一鍵ピッコロの画像を入手することができました。Jan de Winneというベルギーの方(現シャンゼリゼ響フルーティスト)の製作で、ピッチは430だそうです。シンプルでかわいいですよね♪
 ちなみに、もう1本のピッコロは、ヘルムート・ハンミッヒだそうです。こちらもレアもの!

もう1枚、おまけの画像。
ピッコロいろいろ。

 

 

 

 

 

さらに、もう1枚。上から、キイの数が1、4、6のピッコロです。

taogaさんのコメントも引用・・・
ピッコロはフルートに比較すると形式の移り変わりが保守的で、例えばイギリスでは1920年代までは、フルートがベーム式に移り変わっている中、ピッコロはこの写真にあるような円錐形6鍵式が普通だったようです。
1940年のヘインズのカタログには「多くの奏者は銀製円筒管ピッコロが他の形のピッコロよりもよい結果をもたらすと考えている。なぜなら、音色がよりフルートに近似し、高音域も比較的楽に奏せるからである」とあるようで、「こっちを売りたい」って顔に書いてある……(^_^;)

 

うんし(運指)
・右手小指を使う速いパッセージの場合、鼻の横あたりに指先を数回こすりつけ、脂ですべりをよくしておく。汗かきの人にはおすすめできませんが。これは、プロもやっているほんとの話。トリルについては「トリル」の項参照。
・右の画像は、グラーフ氏がプロコフィエフのソナタの第1楽章のhigh−Dが出てくる部分で使っている運指。なんとグラーフ氏自筆です。クリックすると大きい画像が出ます。(提供taoga氏) ※「替え指」の項も参照
・high-C# 左中指・右人差し指
・high-D 左親指・薬指、右人差し指・中指・小指ローラー1(ショッカー「スケルツォ」)
・high-E♭ 「エアボーン」に出てくる。14/2’3(左親指・薬指、右人差し指・左トリルキイ・中指)
high-F 左中指、右中指とその右隣のトリルキイ ドゥメルスマン「演奏会用ソロ 第6番」の最後のFをオクターヴ上げてもよい。

 

 

 

か行

かえゆび(替え指)
・4C H足の場合は、ギズモキイ(右小指の小さいやつ)を押すこと。ギズモキイ+右の指全部もよい。
・3F# 右薬指→中指にかえる。
・3G# 右中指・薬指を足す。

がくふ(楽譜)
 ピッコロおよびフルートのパート譜は、ほとんどの場合、次のような様相を示す。五線の中にない。真っ黒。蟻の行列。毛深い。ひじきの大群。

クリスタル・トーン
 「フルート・アトリエ ヤナギサワ」というところでやっている、頭部管の反射板に天然水晶を使用したもの。手持ちのフルートやピッコロを、このクリスタル・トーンにグレード・アップしてくれるそうです。@吹きやすくなり、より速い息が吹き込めるようになる。A音の輪郭がはっきりして、透明度が増す。B吹き込んでも音が割れない。C全音域力まず、無理なく音が出せる。D音が落ち着き、抵抗感が出て、重量感が増す。Eアーティキレーションがはっきりする。・・・などの効果があるそうです。

 

きょうそくほん(教則本)
 ピッコロ用のケーラーが存在する!?・・・その情報の真偽を確かめるため、あちらこちらの掲示板を駆け巡った私が見たものは、taoga氏がドイツの古本屋で購入したというピッコロ用ケーラーの画像でありました。当時5マルク(約200円?)だったそうです。運指表が1キー用と多鍵式と二種類載っているのが特徴で、(出版当時は、フルート用教則本も多鍵式フルート用とベーム式フルート用と二種類出ていたようです。)内容的には、特別ピッコロ用というものではないそうですが。

げーかんぴっころ(G管ピッコロ)
普通のピッコロより五度高いG管ピッコロ。もちろん、下の方ね。「後宮からの逃走」用に野亦氏が試作したものです。この曲で使わないメカニズムは省いてあります。(提供:taoga氏)

コントラバス・フルート
 とてもフルートとは思えないほど巨大な笛。吹くにも身長制限があるに違いない。(画像がもっとよく見たい方は、こちら

 

 

 

 

 

 

 

さ行

ざいしつ(材質)
フルートの材質もいろいろありますが、以下はちょっと変り種のフラウト・トラヴェルソたち。ドイツのマンハイムにあるエンゲルホルン・ライス博物館所蔵。画像提供はtaoga氏。

クリスタルガラス製フラウト・トラヴェルソ。どちらかというと、太い、どっしりした緻密な音色がするそうです。ちなみに、当博物館へ行くと、taoga氏が演奏する、このフルートの音が聴けます。

こちらは象牙で作られた多鍵フラウト・トラヴェルソ。ピッチは高くて、A=444近く。

 

Narwalstosszahn(イッカクの牙)で作られたフラウト・トラヴェルソ。象牙より軽いわりに、深みのある暗い音。
1720年製作。音程測定器では測れない低さ。デンナーのような響き。ピッチはA=400〜408ぐらいか。

さいていおん(最低音)
 
普通のピッコロはDですね。ところが、その下のCisを出す方法があるのです。穴を全部ふさいだDの運指で、余っている右手小指を伸ばして本体の穴を半分弱ほどふさぎます。(これは、楽器によって加減してください。)さらに、息も加減して、少し遅めの息で楽器も内側に回して吹きます。これは、taogaさんに教えていただいた方法で、オットテールのトラヴェルソ奏法(Principes de la flute)に書かれている方法の応用だそうです。
 普通のピッコロより一音(全音)低いピッコロの画像もいただきました。何て呼べばいいんでしょうね?1900年代初頭に作られたものだそうです。Kruspe Erfurtのマーク入り。下のピッコロは、YAMAHAに柘植(つげ)の頭部管をつけたもの。柔らかい音が出るそうです。ツートンカラーは、ご愛嬌♪
 フルートの最低音については、「ハーデル」の項を参照。

シーディー(CD)→コンパクト・ディスク
 
ピッコロのCD、フルートとは比べ物になりませんが、探せばけっこうあるんです。詳しくは、附属CD室・ピッコロCDのコーナー参照。

じゅうりょう(重量)
 ひょんなことから、いろんなフルートの重さを計ってみることになりました。詳しいデータは、「保健室」にあります。洋銀は軽め、総銀はやや重く、プラチナメッキはもっと重いです。木管はさらに重量級!

ジョーク
ピッコロ奏者二人にユニゾンを吹かせるには?
一人撃ち殺す。                    ※参考「びよら冗句」

すいとりがみ(吸取紙)→(類)クリーニング・ペーパー?パウダー・ペーパー?
 
フルートより穴の小さいピッコロは、当然詰まりやすい。本番中にトリル・キイが詰まり、パニックに陥ったピッコロ奏者は数知れず!そんな悲惨な状況を避けるには、まめに吸取紙でとるしかありません。楽器屋にはクリーニング・ペーパーとかありますが、高いので、私は化粧品のコーナーで安い油取り紙を買って使ったりしています。KOKUYOの吸取紙(品番シムー1、6×23pが16枚120円)を3p幅の短冊に切って使っているという、こだわり派の方もいるとか。また、トリル・キイと左手親指のタンポをコルク製のものに交換すると、タンポがふやけて音が出なくなるトラブルを未然に防げるとか。パウダー・ペーパーというものもあるそうで、タンポが粘ついたときに使うそうですが、私はこれは使ったことがないので、なんともいえません。
※補足
 
洗って何度でも使える吸水シートなるものの広告も発見!1200円。でも、現物を見てないし、使ったことありません。情報求む。

スタンド
 フルート用のスタンドはいくつかのメーカーから出ているようですが、ピッコロ用はアイダというメーカーのものしか、今のところ見当たりません。私が買ったのは、ピッコロ&フルート2本立の品番140FP−2というやつです。6500円。ただし、撮影用に一度開封したものだということで、ちょっとお安くしてもらいました。ドルチェ楽器のHPの画像は、これと同じものかもしれません。このメーカーからは、ピッコロだけのもの(品番9118、3000円)やアルトフルート用(品番9117、3800円)なんていうのも出ているようです。
 余談になりますが、以前自衛隊音楽隊の演奏会に行ったとき、譜面台に取り付けてある、床と平行タイプのピッコロ台を見ました。あれは、自衛隊オリジナル品なんでしょうかね?情報、お待ちしてます。
※補足
 
イタリア製の、素敵な木製(楓)スタンド発見!9000円。ゴウ・ブラザースというメーカーのフルートを扱っている、「フィーリング」というフルート専門店のHPにあります。

そうじぼう(掃除棒)→クリーニングロッド
 
吸取紙同様、ピッコロ奏者の必需品。ここでは特に、頭部管をはずさずに掃除することができる、長めの掃除棒について述べさせていただきます。
・パウエル・・・私が持っているのは、これです。金属製。掃除棒自体は、2つに分解できるようになっています。ドルチェ楽器にメールで申し込んで、送ってもらいました。3500円だったと思います。ここだけの話、1500円で手に入れる方法もあったのですが、タイミングが合わず失敗!ちなみに、右の画像は、上から私の愛器ハンミッヒの「アクア」君、附属の掃除棒(21p)、パウエルの掃除棒(34cm3mm)、taogaさんお手製の掃除棒(補足3参照)。
・三響・・・連結式木製ロッドがあるそうです。1500円。通販もできるそうです。ただし、三響の金属管ピッコロは円筒管で、通常の円錐管ピッコロより内径が1mm太いため、ガーゼを薄く巻かないと入らないのでは?ということです。
・ヤマハ・・・アルト・リコーダー用のクリーニングロッドがいい具合だという情報も聞きました。プラスチック製。少し太めなので、ガーゼを小さくする必要ありとのことです。
※補足1
 
又聞きですが、とあるN響ピッコロ奏者のお話では、ピッコロはひたすらまめにつばをぬくべし!それこそワンフレーズ吹き終わったら、頭部管をはずして掃除。せっかく合わせたピッチが・・・などと言っていてはダメ。(頭部管をはずさず、長いロッドでやるのは、結局つばが本体の方に下りてくるので、おすすめしないそうです。)本体は、クラの方たちが使ってるスワブでささっとお掃除。(実験してみたけど、市販のスワブでは、Sサイズでもすっと通らない・・・手作りなのか???)とにかく、左手親指あたりの穴に幕ができてしまったらおしまいなのです。ガーゼは、包帯を使うのがおすすめだとか。両端がほつれないように処理してあるものを、お使いください。
※補足2
 
この話題で掲示板が盛り上がっているうちに、YAMAHAから2枚組で出ているオーボエ用のスワブのうち小さい方、というか細い方がピッコロにぴったりという情報。オーボエ用の羽も、ぴったりサイズとか。ただ、羽は高いのよね。包帯よりもガーゼを細く切って使った方が、安価で吸水性もよいという意見も。
※補足3
 taogaさんのページには、手作り掃除棒の作り方がのってます。スワブ風にも使える、すぐれものですよ!

セラミックがっき(セラミック楽器)
 名古屋デザイン博覧会(1989)のときINAXで製作された。環境保護を考えて、稀少な木材に代わる素材として開発されたらしい。セラミック・フルートは、神崎愛氏が使用しているのと同じモデルが近日発売されるらしいが・・・???実は、ちょっとだけ吹かせていただくチャンスを得たのだが、音はまろやか系かな。木管を吹いたことはないけど、木管に近い響きかも。セラミック楽団「ムジカセラミカ」というのもあるらしい。

た行

チューンナップ
 要するにピッコロの改造ですね。フルートマスターズでやっています。別に宣伝するわけではありませんが、私は興味津々。一度試奏させてもらいましたが、持ち替えが楽そうだな〜、と思いました。予算や楽器の状態に合わせ、いろいろなコースがあるようですが、大体次のような工程をとるようです。
・頭部管・・・薄いリップ・プレートを取り付けることにより、歌口をデザイン。3タイプあるようです。
・音程修正・・・歌口の改造に合わせ、管体内部やトーンホールの形状を修正。同時に、音抜けや音程のムラも改善。
・漆による管体仕上げ・・・合成漆使用のためかぶれの心配はないそうです。最低音まで、豊かでハリのある響きを実現。
・調整
※以上、フルートマスターズのカタログの受け売りですが。詳しくは、私笛リンクの「Nomata Flute SA」をご覧ください。マスターズから独立された野亦氏のところでも、チューンナップをしています。

ですかんぴっころ(D♭管ピッコロ)
 
昔(何年ぐらい前だ?)は、ピッコロといえばD♭管が主流だったのだそうです。古い楽譜には、inD♭でかかれたピッコロ楽譜がよくあります。D♭管を意識して作られた曲もあるそうです。楽譜は見たことあるけど、実物はさすがにお目にかかったことがないなあ・・・

トリル
【ピッコロ編】
・高いG−Aのトリル:私の場合は、左手小指のG♯キイと右手の左側のトリル・キイを同時に押さえ、さらに左人差し指のクロス。トリル・キイは、メーカーによっては右、もしくは両方の場合も。そして、(テンポは速くない、ゆっくり・・・)と自分に言い聞かせつつ吹くこと(笑)。
・高いA♭ーBのトリル:右人差し指と左のトリル・キイ
【フルート編】
・最低音Cis−Disのトリル:右隣の人にCisキイをふさいでいてもらって自分はEsキイをトリルする。一人でやるときは、輪ゴムでふさいでおく。シャンゼリゼ管のブレンドルフ氏は、なんとこのCis−Disトリル・キイのついた楽器を所有!左手のGisキイの隣に足部管までのびる不思議な長〜いキイがついているのだ。
・第3オクターブD#−Eのトリル:左薬指を使う。
・高いG−Aのトリル:G#レバーと右手のトリル・キイ2個
・高いA−Hのトリル:左親指・人差し指・中指・薬指、右人差し指・薬指を押さえる。左中と右人指し・薬でトリル。正規の運指で一瞬Aを出した後やること。
・高いA#−Hのトリル:右人差し指と左のトリルキイ。正規の運指でHを出してからトリル。(「クロイツェル・フルート・エチュード」3−bの最後に出てくる。エチュードに載っている運指より、こっちの方がラク。)
・高いB−Cのトリル:左人差し指・薬指、右中指・薬指・小指(またはLowC)を押さえ、ブリチアルディ・キイでトリル

トレモロ
・高いF#−Dのトレモロ(アルメニアン・ダンスPart1の最後に出てくる):H−Gの倍音でやる

は行

ハーデル
 
フルートの最低音は、普通Cですね。もちろんH足部管をつければHまで出るわけですが、オプションはなかなかお金がかかります。そこで、もうちょっとお手軽なのが「ハーデル」という器具。ギャグのようですが、正式名称です。4pぐらいの円筒形のもので、足部管に突っ込んで使います。すると、Cの運指でHが出るというわけ。
 わざわさハーデルを買わなくても、葉書を切ったものとか名刺・定期券などを丸めて足部管に突っ込めば代用できます。ただし、これは使い捨て。頭部管をしまうときにつけるプロテクター(ついてない楽器もあるけど)を紙でつなげば、銀色で見た目もOKです。H管にこれをつければ、B♭なんかも出るってわけ。
 CとHが連続で出てくる場合には、H足部管を使うしかありません。H管には、高音域の音程が安定するなどの利点もあるようです。ブランネン・クパーには、Convertible Foot Jointという最強兵器もあるそうな。

バッグ→かばん(鞄)
 
ピッコロだけなら、どこにでも入りますが、ここで問題にしたいのは、ピッコロとフルートの両方が入るバッグ。私が愛用しているのは、ムラマツで買ったJean Cavallaroのバッグ。フルート、ピッコロ、楽譜が入り、メトロノームやチューナーなどを入れるポケットもついていて、なかなか快適です。色も、黒・紺・赤の3色あったと思います。お値段は、申し訳ありませんが忘れました。本番の時は、なんていうのか知りませんが、ビジネスマンの方たちが1・2泊の出張なんかに使われるバッグ・・・あれが快適です。上記のグッズ+衣装まで入ります。作りもしっかりしているので、楽器を入れても安心だし。こちらのお値段は、ピンキリみたいですね。
※補足1
 プティルウというぬいぐるみのメーカー(HPあり)から、かわいいダックス君型のフルート&ピッコロケースが出ています。ピッコロ用は、ボア生地のものが茶・黒2色あって、2800円。合皮製も2色あって、3200円です。通販もできます。
※補足2
 
おしゃれなバッグもいろいろあって、なおこさんのHPに画像があります。ドルチェで通販もできるようです。ダレスバッグとかトートバッグとか。

ピッコロ in B♭
 ベルディの「エルナーニ」のバンダの楽譜に in B♭のピッコロを発見!いったい、どんな楽器を使えというのでしょうか?(画像をクリックすると大きいものが見られます。) ※情報提供:taoga氏

 

 

 

ふぃすそくぶかん(Fis足部管)
 普通のフルートにH足部管があるように、G管のアルトフルートにはFis足部管があるのであった。考えてみれば当たり前のことなのであるが、なんだかびっくり!Fis足部管に付け替えると、50gほど重くなるそうである。画像手前からFis足部管、G足部管、普通のフルートのH足部管。(情報・画像提供:ゆうゆうさん)

ふめくり(譜めくり)
 
譜面をめくらなくちゃいけないのに休みがない!なんてこと、ありますよね?そんな時、役に立つものがありました。ドイツ製・電動譜めくり機「フメクール」!(すごいネーミング。でも、まさかドイツ語では「フメクール」じゃないよね?)以下、宣伝文を引用します。

 独forma:Bene(フォルマ・ベーネ)社が開発。2003年3月の「フランクフルト・ムジーク・メッセ」で好評を博した自動譜めくり機です。付属のフットスイッチを踏むとフメクール本体から出たアームが旋回し、あらかじめページ隅に貼っておいた鉄片付シール(クリップ)を吸着して、そのクリップごとページをめくります。ピアノをはじめ、演奏時に両手がふさがる管弦打楽器の練習にも重宝します。また楽器演奏だけでなく、手を動かすことが不自由な人の読書補助にも便利です。本体が640gと軽量なので持ち運びはもちろん、各種譜面台に載せて使えます。ページをめくるアームは電動モーターで動きますが、動作音は殆ど聞こえず、演奏を妨げる事もありません。

■サイズ 間口40.5×高さ20.5(モーター含む高さ27)
     モーター奥行6.5cm(補助脚含む奥行き24.5)
■総重量 1.8 kg
■本体  650g
■コード ペダル 192 cm
     電源  377cm
■ドイツ製
■付属品 取扱説明書 肩掛け専用バッグ ACアダプター
     接続コード フットスイッチ クリップ100枚
     ※9V電池で約1年間使用可能。

価格49000円(税込51450円)となってました。ちょっと高いかな〜?私なら楽譜を切り貼りするな。

フラジオレット
 この楽器については、もうちょっと勉強してからコメント書きます。とりあえず画像だけ。クリックすると大きい画像が出ます。画像提供はtaoga氏です。
 検索するとティンフルートと同じもののように書いてあることが多いですが、この画像は明らかに別物。もともと民族楽器とか雑多な笛類の総称だったようです。
 フラジオレット用の教則本も発見!ケーラー氏は、マルチな方だったようですね。もっとも指使い表が違うだけで、内容はほとんど同じという話ですが。

 

フラッタ−・タンギング
 実は、私はできないので、あまり多くは語れません。(日本人の1割はできない、との説もある。)一応、いろんなところで聞いた練習法を紹介しておきます。
@「札幌ラーメンとろろ汁」と繰り返し言う。
Aロロロロロ(カタカナの「ロ」)・・・・でタンギングして、だんだん舌を奥の方に持ってくる。(これは、misuzuさんのHPにある練習法)
まだまだあったはず。調べときます。

べーそく(B足)
ついに発見!なが〜いキイのついたBまで出るフルート・・・画像提供はtaogaさんです。

ぼうおんしつ(防音室)
 うちは田舎なので、住宅事情は比較的よく、皆さん子どものへたなバイエルなどには寛容です。しかし、さすがに管楽器、特に超音波発生のピッコロなどは気が引けます。そこで、ボーナスをはたいて防音室を作りました。これで早朝・深夜のピッコロ練習もOK!とっても快適です。うちのはYAMAHAで扱っている部屋の中にユニット式の防音室を組み立てる方式のもので、サイズはいろいろあるようです。工事は1日ですみました。YAMAHAのホームページに詳しく載っていますので、興味のある方はご覧ください。もうひとつ、ワタックスという名古屋の会社からも「ミュージ庵」という製品が出ているようです。こちらもホームページがあります。

ま行

みみせん(耳栓)
 
必需品と言い切るピッコロ奏者もいます。少なくとも、頭痛や耳鳴り等の不快な症状を感じる場合は、使用した方がよいのでは?長年の活動の末、ピッコロの音域と一致する部分の聞こえが悪くなったという奏者の話も聞きます。私自身は、狭い部屋で高音の多い曲を練習するときのみ使用しています。耳栓のタイプはいろいろあるようですが、私が使っているものは黄色いスポンジのような材質で、2組入って携帯用ケース付き。近所の薬局で買ったもので、500円でした。耳に入れたからといって、全然音が聞こえなくなるわけではありません。普通に練習できます。ちなみに使用前は「星条旗」のソロを2・3回練習すると耳がジ〜ンとしましたが、使用後は何回吹いても平気でした。
※補足1
 
その後、マリンスポーツで使うらしい耳栓をネット通販で買ってみました。2千円程度します。会話など低周波の音は聞こえ、高周波の騒音は遮断するというのが売りのようです。DUHKHAというメーカーのYES EAR NS4000という商品です。

 

わ行

われる(割れる)
 
白状します。私は、ピッコロを割ったことのある前科者です。そうです、ピッコロは割れるんです!ちなみに日本の中でも比較的温暖であると思われる愛知県の西三河地区でも、冬場には新しいピッコロが割れます。新しいピッコロを買われた方は、初めての冬には十分ご注意ください。

 

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