ピッコロCDのコーナー

CDによっては、ピッコロを使った曲目のみの紹介となっています。は、特におすすめのものです。
輸入版のCDは、仏和辞典・独和辞典を片手に怪しげな訳をしたものもありますので、信用しないでくださいね。
一応、演奏者のアルファベット順に整理してあります。(除・新着CD)

 

 
★ライザー Reiser/フルートの物語/SOLO-MUSICA SM375

・ドビュッシー:シランクス
・ボザ:イマージュ
・オネゲル:牝山羊の踊り
・パガニーニ:カプリス第24番
・ピアソラ:タンゴ・エチュード第3番
★デーンハルト:ウェイク・アップ! ★ピッコロl演奏
・クラーク:THE GREAT TRAIN RACE FOR FLUTE SOLO
・パディロ:スリー・ビーツ
・クラーク:ズーム・チューブ
・ライザー:父へ ※アルト・フルート演奏
・J.S.バッハ:メヌエット 第2番 ト短調 BWV ANH115

ロシアのフルーティスト、オルガ・ライザーの無伴奏アルバム。ドビュッシー、ボザ…と、ああ、こんな感じねと聞いてきて、6曲目の「ウェイク・アップ!」でびっくり!文字通り目が覚めました。原題をよく見ると、FOR PICCOLO&ALARM CLOCKとついている。ピッコロと目覚まし時計のアラーム音が共演しているんです。楽しい♪その後も、ビートボックスやループ・ステーションを使っているので、厳密には無伴奏とは言えないのかも。でも、楽しい。「父へ」はライザー自信の作品。アルト・フルートを使い、多重録音と現代奏法を駆使。


★有田 正広/パンの笛〜フルート、その音楽と楽器の400年の旅/コロムビア COCQ−83281→82

バロック時代の1キー・ピッコロによる演奏。18世紀パリの名工のひとりであるトーマ・ロット作の貴重な1本だそうです。当時のパリのオペラ座のピッチa≒396Hz(現代より約一全音低い)で、明るい茶色に着色されたツゲ材。(写真もついてます。)

・恋のうぐいす/F.クープラン

 

 ボーマディエ Beaumadier/スウィート・ドリーム(ピッコロ・ワールド VOL.3)/SKARBO DSK4165

・M.C .グアルニエリ:エチュード
・モワー:ソナタ
・ギヨー:スウィート・プロジェクト
・ダマーズ:ピッコロのために
・ポルツ:ミッドナイト・ウィズ・パン
・G.ジェイコブ:序奏とフーガ
・ベッペ:ピッコロ・ポエム
・William Bardwell:リトル・セレナーデ
・Eugene Magalif:タランテラ
・Malik Mezzadri:Naomi

21世紀以降の新しい作品を集めたアルバム。ピアノの他、打楽器やフルート、アルト・フルート、ピッコロと多彩なアンサンブル。
ペーター・フェルホイエン(Pic.) ロドルフォ・モンテロ(Fl.) マジック・マリク(Fl./Vo.) カルラ・リース(AFl.) ゲルゲイ・イッセゼーシュ(AFl.)他

 

 ボーマディエ Beaumadier/中央ヨーロッパ/SKARBO DSK4132

シェルホフ:コンチェルティーノ より
ノヴァーク:マーシャス
ジェンジェシ:ソナタ
ヤナーチェク:青い服の少年達の行進
カーク=エラート:異国の印象 作品134 より 「ハチドリ」
KOPAC:ソナチネ
フェルト:ソナチネ

伴奏は、ジョルディ・トランのピアノ、ピエール・アンリ・ゼレブのビオラ、ギオルギー・ツィンツィエフスキのコントラバス

 

 ボーマディエ Beaumadier/ヴィヴァルディ:ピッコロによる協奏曲さまざま/Saphir Productions LVC1171

・ヴィヴァルディ:協奏曲 ハ長調 RV444
・    同   :協奏曲 イ短調 RV445
・    同   :協奏曲 ハ長調 RV443
・    同   :協奏曲 イ短調 RV108
・    同   :協奏曲 ハ長調 RV533  ※第2ピッコロ フィリップ・ピエルロ
・    同   :協奏曲 ハ短調 RV441

リコーダーやフルートのための作品も含まれていますが、全てピッコロで演奏。

 

 ボーマディエ Beaumadier/モーツァルト:フルート四重奏曲全集(ピッコロ版)/SKARBO DSK4126

・W.A.モーツァルト:フルート四重奏曲 第1番 二長調 KV285
・同 第4番 イ長調 KV298
・同 第3番 ハ長調 KVAnh.171
・同 第2番 ト長調 KV285a

 

 ボーマディエ Beaumadier/パストラル/SKARBO DSK4117

・トマジ:ミレイユのお墓
・トマジ:コルシカ島の小さな羊飼い
・イベール:パストラル(4Fl) Picc:ボーマディエ、Flがステラ・ダウエ、AFl:クレール・マルズロ、BFl:セドリック・アンベール
・ミヨー:音楽練習
・オーリック:スケルツォ
・プーランlク:ヴィラネル
・ルーセル:パイプ
・マルテッリ:メロディ
・フェルー:倍速で(2Picc) 2ndPicc:ステラ・ダウエ
・オネゲル:対位法
・バルビゼ:ディヴェルティスマン
・ゴーベール:アンダンテ・パストラル
・TAILLEFERRE:パストラル
・マシス:パストラル
・ミゴ:鳥の結婚 8番、12番
・CASELLA:シシリエンヌ
・CASELLA:バーレスク

 

ボーマディエ Beaumadier/ヴィヴァルディ:協奏曲集/CALLIOPE CAL5273

・ギター協奏曲 ニ長調 RV93
・ヴィオラ・ダモーレ協奏曲 ニ短調 RV395
★ピッコロ協奏曲 ハ長調 RV441 (原曲:アルト・リコーダーのための協奏曲)
・2本のマンドリンのための協奏曲 ト長調 RV532
★2本のピッコロのための協奏曲 ハ長調 RV533(2本のフルートのための協奏曲)
・2本のトランペットのための協奏曲 ハ長調 RV537
・ヴィオラ・ダモーレとギターのための協奏曲 ニ短調 RV540

★ボーマディエのピッコロによる演奏

 

 ボーマディエ Beaumadier/ブラジル1900/SKARBO DSK4092

19世紀後半にブラジルで活躍した作曲家たちの曲を収録。

・P.シルヴァ:初恋 作品4
・M.A.ライヒェルト:パラの思い出 作品10
・M.A.ライヒェルト:LA Senstive 作品8
・P.シルヴァ:ロマンス 作品2
・P.シルヴァ:ジーニャ(ポルカ) 作品8
・P.シルヴァ:オリエンタル
・M.A.ライヒェルト:タランテラ
・P.シルヴァ:Sonho
・P.シルヴァ:Margarida
・P.シルヴァ:Ldyllio
・M.A.ライヒェルト:Rondo Characteristic
・P.シルヴァ:Evocacao
・J.A.ダ シルヴァ カラード Jr.:Lundu Characteristic
・P.シルヴァ:Amor Perdido

 

 ボーマディエ Beaumadier&工藤 重典/オペラの室内楽編曲版〜ピッコロ・フルートで楽しむオペラ〜/SKARBO DSK4085

・ラッポーニ:「リゴレット」による三重奏曲
・チアルディ:「ランメルモールのルチア」による協奏的二重奏曲 作品121
・ユーグ:「仮面舞踏会」による協奏的大幻想曲 作品5
・ユーグ:「メフィストーフェレ」による演奏会用カプリス 作品104
・ユーグ:「アイーダ」によるファンタジー 第1番 作品70
・チアルディ:「マリア・パディッラ」による二重奏曲

2本のフルートとピアノで演奏されるオペラの変奏曲を、ピッコロとフルートで演奏したCD.上のパートをピッコロで演奏するのは、19世紀の演奏習慣に倣ったとのことです。「メフィストフェーレ」のみ、ピッコロとピアノによる演奏。

 

 ★ボーマディエ Beaumadier/忠実な羊飼い/SKARBO DSK4064

シェドヴィル作曲(伝ヴィヴァルディ)の「忠実な羊飼い」全6曲を、ピッコロで演奏しています。伴奏の通奏低音グループは、チェンバロ、オルガン、ファゴット、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ、打楽器などを曲に合わせて使い分けています。

 

 ボーマディエ Beaumadier/ヴィヴァルディ:ピッコロ協奏曲/APPROCHE CAL−6630

フランスのピッコロの名手ボーマディエの演奏。テレマンの「無伴奏フルートのためのファンタジー」までピッコロで演奏しています。なんと、ランパル指揮、フランス国立管弦楽団!

・ピッコロ協奏曲 ハ長調 P.78/A.ヴィヴァルディ
・ピッコロ協奏曲 ハ長調 P.79/ 同
・ピッコロ協奏曲 イ短調 P.83/ 同
・フルート協奏曲 イ短調 P.77/ 同
・無伴奏フルートのためのファンタジー/G.P.テレマン

 

 ボーマディエ Beaumadier/ピッコロ・カーニヴァル/TALENT DOM 2910 92  ※2ndピッコロ:ラファエル・レオーネ

「謝肉祭」をタイトルに持つ様々な曲の他に、ドンジョン、ビユヴェストルのピッコロ2本とアコーディオンによる小品2曲を収録。

・P・A.ジュナン:ヴェニスの謝肉祭
・ラッポーニ:ハンガリーの謝肉祭による変奏曲
・ドンジョン:トラコリーネ
・ルミュザ:ナポリの謝肉祭
・ビユヴェストル:ピッコリネット
・クラカンプ:メッシーナの謝肉祭
・ブリッチャルディ:ヴェニスの謝肉祭
・チャルディ:ロシアの謝肉祭

 

 ボーマディエ Beaumadier/ピッコロの妙技〜19世紀フランスのピッコロ作品集/CALLIOPE CAL−9867

ピッコロのための小品集。「塒(ねぐら)」のみ、ラリューもピッコロで参加しています。ジャン・ケルネールのピアノ伴奏。

・白つぐみ 作品161/ウジェーヌ・ダマレ
・ピッコロのためのカプリス 作品174/ 同
・つむじ風 作品212/ 同
・ピッコロ・ポルカ 作品157/ 同
・雉鳩 作品119/ 同
・「雨が降る」の主題による幻想曲 作品3/ポール=アグリコール・ジェナン
・ロンド・ジーグ「一寸法師」/ジョアネ・ドンジョン
・「仮面舞踏会」による幻想曲/ジェナン
・薔薇の花束 作品408/ダマレ
・2本のピッコロのためのカプリス「塒(ねぐら)」/レオン=ルイ・マユール  
※セカンド・ピッコロ/マクサンス・ラリュー
・ベニスの謝肉祭/ジェナン

 

 ボーマディエ Beaumadier/ピッコロ・パッション/Skarbo DSK4052

オリジナルはフルート曲。ヨーロッパから南米までの様々な国の曲を集めたCDです。

・アンデルセン:無窮動
・ドンジョン:マズルカ
・チャルディ:狂女
・シルヴァ:降霊・初恋・夢
・チャルディ:横笛吹き
・ミケリス:子供の遊び
・ユグー:幻想ソナタ
・モルラッキ:カプリッチョ
・アンデルセン:スウェーデンの歌による滑稽な変奏曲
・ミケリス:スコットランド風

 

ボーマディエ Beaumadier/ポストカード(ピッコロ・ワールドVol.2)/SKARBO DSK4149

ポップとダマーズ以外は、世界各国の現代作曲家の作品。ピッコロで、ガブリエル・ゴーニ、アンドラーシュ・アドリヤン、クリスティーン・エルランデル・ビアードなども参加。

・メサ:タンゴ(コスタリカ) ピッコロ2、ピアノ
・ポップ:恋する悪戯もの(オーストリア) ピッコロ2、ピアノ
・同:おとり
・Nource:Quelque chose canadienne(カナダ) ピッコロ3
・ダマーズ:虫たち(フランス) ピッコロ・ソロ
・パロヤン:東風(アルメニア) ピッコロ、ピアノ ※ピアノは作曲者パロヤンの演奏
・Ustun:Coq au vin(トルコ) ピッコロ2、バスーン
・ヴォーグラル:鳥のタンゴ(スロヴァニア) ピッコロ3、ピアノ
・ガルベス=タロンチェル:夢(スペイン) ピッコロ、ピアノ
・ファド:タクシム(エジプト) ピッコロ、ピアノ
・Courroy:Baipad

 

 ボーマディエ Beaumadier/6人組のフルート音楽/CALLIOPE CAL−9868

ミヨー、プーランク、オーリック、オネゲル、タイユフェール、デュレイの6人組の小品集。かなり珍しい小品を集めています。3曲のみピッコロ演奏。

・「モデレ」の練習/ミヨー
・スケルツォ「ヴィフ」/オーリック
・ヴィラネル「モデレ」/プーランク

 

  ボーマディエ Beaumadier/キオスクのコンサート/CALLIOPE CAL−9869

野外音楽堂(KIOSQUE)での気軽なコンサートをイメージしたアルバムでダマレの曲集。前出の「ピッコロの妙技」と重複する曲もありますが、こちらはラ・フォリア・アンサンブルがバックです。

・奇想曲 作品270
・Feux follets(鬼火?) 作品378
・Les echos des bois(森のこだま?) 作品220
・白つぐみ 作品161
・タランテラ 作品391
・L’oiseau et les roses(鳥とバラ?) 作品153
・つむじ風 作品212
・ひばり 作品172
・ピチカート 作品426
・La danse des grillons(コオロギの踊り?) 作品380

 

 ボーマディエ Beaumadier/ウィーン奇想曲/CALLIOPE CAL−9224

ドップラーの2本のフルートのための小品を中心にしたアルバム。もう1本のフルートは、アラン・マリオン。ピッコロによる演奏は、1曲のみ。ホルン・アンサンブルの伴奏がつく変り種。

・L’oiseau des bois(森の鳥?)

 

★ボーマディエ Beaumadier/ピッコロ・マーマレード/CALLIOPE CAL−9290   ※セカンド・ピッコロ/ガロワ

コントラバス、アコーディオン、ヴィブラフォンなど、様々な楽器とアンサンブルを組んでいる、楽しいアルバム。個人的には、マリンバとのアンサンブルのバッハが好きです。なんと、「おしゃべりなピエロ」には、ガロワがセカンド・ピッコロで参加!!!ケースやディスクのデザインも、ピッコロ好きにはこたえられません。実物をお見せできないのが残念・・・・

・バディネリ、ポロネーズ/J.S.バッハ
・ロンディーノ、フリアント/シュルホフ
・東風/パロヤン
・青い子供たちの行進/ヤナーチェク
・祝いごとのお土産、スル・ポンティチェッロ/ベット
・マズーク・ギャラント、カリブの夢/ラボル
・オーナメント/デ・パブロ
・ヴァリエーション/ヴュータン
・おしゃべりなピエロ/ガニェール

 

 ベネット Bennett/ヴィヴァルディ:ピッコロ協奏曲 ハ長調/ユニバーサル・ミュージック UCCD−5052
 〜「ヴィヴァルディ:協奏曲集《四季》/3つの協奏曲」

ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内管弦楽団によるヴィバルディの協奏曲集です。「四季」の他に「2つのオーボエのための協奏曲 ニ短調」「ファゴット協奏曲 イ短調」が収録されています。ピッコロ協奏曲はハ長調のみ。

 

 ベザリー Bezaly/胡旋舞(旋回舞曲)フルートと中国民族合奏団の競演/BIS-SACD-1759

中国伝統の竹笛のための作品を中国民族楽器のオーケストラをバックにモダン・フルートで演奏。
★ピッコロ使用曲

・鍾輝光:胡旋舞(旋回舞曲)
・伝承曲:帝女花
・馬水龍:竹笛協奏曲★
・黄翊:花好月円★
・雨賢:望春風

 

ベザリー Bezaly/ハチャトゥリアン、ラウタヴァーラ:フルート協奏曲集/BIS1 1849

ハチャトゥリアン:フルート協奏曲(編曲:J.P.ランパル)
ラウタヴァーラ:フルート協奏曲 作品69「風と踊る」(オリジナル版、改定版)

ラウタヴァーラの協奏曲は、ピッコロ、フルート、アルト・フルート、バス・フルートを使用するオリジナル版と、バス・フルートを使わない改定版の2種類を収録

 

 ガストン・ボアスネ Boisne(ピッコロ・ソロ)
 ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団の芸術(第14集)〜ソリスト達の至芸(T)/東芝EMI TOCE−55228

フランスの大統領直属の軍楽隊、ギャルドの1910〜1938年の録音。かなり古い演奏ですが、伝説的ソリスト達の貴重な実演が聴けます。ピッコロはガストン・ボアスネ。他にレオン・フォンボンヌのフルートによるドゥマースマンの「華麗なる幻想曲」、ジョルジュ・ドラングルがフルートで参加している木管5重奏、イベールの「3つの小品」も聴きごたえあり!

・大きな鳥籠/ドゥアール           
・さえずる小鳥/バールロン
・ピッコロ/ダマール
・夜鶯/ブレマン     

 

 ダオー Daoust/リズミン・フルート/CBC Records MVCD1101

ジョップリンの「エンターティナー」など、タイトル通りリズミカルな曲が収録されています。トレバー・ワイ編曲の「ラテン・アメリア民謡集」のみ、ピッコロによる演奏です。

・トレヴァー・ワイ編曲:ラテン・アメリカ民謡集
  El Fruero    Bailecito de Procesion    El Cameleon    Junana    La Partida  Sol en merengue    Camino Pelao

 

 R.ディック Dick/テレマン:12のファンタジー/CALLISTO CLS0101

「12のファンタジー」全曲を、ロバート・ディックのモダン・フルート(含バス・フルート、ピッコロ)による演奏と、ロレンツォ・カヴァサンティのフラウト・トラヴェルソや各種リコーダーを使い分けた演奏の両方で聴けます。また、3枚目のCDには、全曲の楽譜の画像が入っています。ピッコロによる演奏は、2番のAllegroのみ。

 

★デュンシェーデ Dunschede/ヴィヴァルディ:ピッコロ協奏曲集/コロムビア COCO−75529

ハンス・ウォルフガング・デュンシェーデは、1977年にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に入り、カラヤンの指揮の時は必ずピッコロ・パートを受け持った人だそうです。このCDは、現在入手不可かも。(追記;再版されたようです。)

・協奏曲 ハ長調 F.VI−4 RV443 P.79
・協奏曲 イ短調 F.VI−9 RV445 P.83
・協奏曲 ハ短調 F.VI−11 RV441 P.440
・協奏曲 ハ長調 F.VI−5 RV444 P.78

 

 エビー(ザートゥーヒ・ドンボーリアン=エビー) Eby/ピッコロの光と影〜ピッコロの妙技/ブレーン BOCD−1033

1982年からシアトル・シンフォニーの主席ピッコロ奏者をつとめる、ザートゥーヒ・ドンボーリアンー=エビー(舌かみそう、女性です)のアルバム。ピッコロのCDというと、小品集か協奏曲が多いのですが、これはピッコロのためのソナタなど堂々たる曲集。

・ソナティナ・ピッコラ/マーティン・アムリン
・影の中に、光が/ケン・ベンシューフ
・波しぶき/ケン・ベンシューフ
・ピッコロとピアノのためのソナタ/マーティン・アムリン

 

 ファブリチアーニ Fabbriciani/ピッコロの20世紀/ARTS 47557−2

・ヤナーチェク:青い少年の行進
・カスティリオーニ:Musica Vneukokvahja(旧く新しい音楽?)
・ドナトーニ:ニディ
・ファーニホウ:Superscriptio(上書き)
・カステレード:ベル・エポック
レーブ:6つのプレリュード
・ユン:エチュード 第3番(アレグロ)
・トーニ:3つのプレリュード
・シュトックハウゼン:12宮 作品41
・ブッキ:ピッコロ協奏曲

ロベルト・ファブリチアーニは、イタリアのピッコロ奏者。1922年から1982年にかけて作曲されたピッコロ曲を演奏しています。特にピッコロの指定ではない曲も含まれていますが。レーブの「6つのプレリュード」は、アジアの様々な笛がタイトルになっている、おもしろい曲です。(Ti:China、Taegun:Korea、Donglim:Tibet、Shinobue:Japan、Suling:Bali、Khene:Laos)

 

 フィンドン Findin/密度21.5〜フルート、アルト・フルート、ピッコロ、バリトン・サクソフォンのための無伴奏作品集〜/Nimbus Alliance NI6157

・A.スコット:KBM(Fl)
・ヴァレーズ:密度21.5(Fl)
・ナイマン:Song For Tony(B.Sax)
・イールズ:11番目の戒律(Fl)
・J.S.バッハ:パルティータ イ短調 BWV1013(Fl)
・A.スコット:Eighteen(B.Sax)
・ナイマン:カンツォーナ(Fl)
・ヒース:コルトレーン(A.Fl)
・カレン:無伴奏フルート・ソナタ(Fl)
・ナイマン:永遠なるヤマモト 第5番(B.Sax)
★ナイマン:永遠なるヤマモト 第9番(Picc)  ★ピッコロ使用曲
・ナイマン:Song For Tony(Fl)

「密度21.5」と「パルティータ」以外は、世界初録音。しかも、ピッコロもフルートもアルト・フルートもバリトン・サックスも、すべてフィンドンの演奏!という意欲的&マルチな才能発揮のアルバムです。ピッコロ使用曲は1曲だけですが。Andy Findinは、マイケル・ナイマン・バンドで活躍したプレイヤー。

 

 フィンドン Findon/ダンシング・フルート〜イールズ:フルートとピアノのための作品集〜/Nimbus Alliance NI6216

・フォース11

イギリスのジャズ・ピアニスト、G.イールズの作品集。ピッコロ使用曲は1曲のみですが、アルト・フルート、バス・フルート、ペニー・ホイッスルなど特殊管の演奏が楽しめます。

 

 伏田 依子/ダンス・サクレとダンス・フィナレ/NAXOS 8.555882J 〜「松平頼則:ピアノとオーケストラのための主題と変奏 他」

松平頼則の管弦楽作品集。大阪センチュリー交響楽団。指揮は高関健。収録曲は、ピアノとオーケストラのための主題と変奏(ピアノ:野平一郎)、ダンス・サクレとダンス・フィナル、左舞、右舞。「ピアノとオーケストラのための主題と変奏」以外は世界初録音。どれも、雅楽をモチーフとした作品で、ピッコロ、フルート(永山慶子)の活躍する曲ばかりです。中でも「ダンス・サクレ」は、ピッコロ・ソロと打楽器で進行する部分がかなりあります。

★ゴールウェイ Galway/リーバーマン:フルート協奏曲集/09026−63235−2

ゴールウェイがピッコロを吹いているんです!!!リーバーマンは、1961年ニューヨーク生まれの作曲家。アメリカSF映画の音楽のような雰囲気の、なじみやすい作風です。ピッコロ協奏曲の第3楽章は、パロディも入ってて、なかなかお茶目。指揮も作曲者自身です。

・ピッコロ協奏曲 Op.50/リーバーマン

 

萩原 貴子/愛燦燦〜美空ひばり・オン・フルート/DENON COCQ−83509

炎のフルーティスト・萩原貴子が、フルート、アルト・フルート、篠笛を駆使して、美空ひばりの名曲の数々に挑戦!尺八のようなアルト・フルート、田楽笛のようなピッコロ・・・・いろいろな表情の笛が楽しめます。多重録音もあって、まさに三面六臂の大活躍!ピッコロ使用のものは、以下の4曲。

・お祭りマンボ   ・柔   ・日和下駄   ・私は街の子

 

★林 康郎/ナイチンゲールの歌〜ピッコロ・ルネッサンス〜/ブレーン OSBR-14032

ブラバン小僧の憧れの的・東京佼成ウインド・オーケストラの林康郎氏の演奏による、日本初のピッコロ・ソロアルバム!私は、これを聴いて「なんでもとりあえずピッコロで吹いてしまう病」にかかってしまいました。

・ナイチンゲール・ポルカ/エルネスト・L・ケーラー
・ロシニョール/ヨハネス・ドンジョン
愛のうぐいす/フランシス・クープラン
・ラ・ピコレットゥ/ピエール・マックス・デュポワ
ミレイユの墓/アンリ・トマジ
スペインのラ・フォリア/マラン・マレ
・ブロックフレーテと通奏低音の為のソナタ/G.F.ヘンデル

 

 ヘンケル Henkel/音楽の鳥かご/Ambitus amb96833

「鳥」に関する曲を、ひたすら集めてあります。フルートのオリジナル曲から、他楽器のための曲の編曲ものまで24曲!かなり珍しいものも入っています。ピッコロ使用のものは2曲。

・Kőnig Wiedszenen op.82(ヤツガシラ王?)/Stahmer
・Kolibri aus Impressions Exotiques(「異国の印象」より「ハチドリ」?)/Karg−Elert

 

 ハービン Herbine/テイク・ウイング/CRYSTAL RECORDS CD713

近現代のアメリカ系作曲家の作品を、アメリカの演奏家が演奏したもの。1曲目の「ジヴルニー」とは、モネが晩年住み、睡蓮などの絵を描いた家があった場所。

・ドルフ/ジヴルニーのソナチネ (Pic.Pf.)
・クランツ/春の歌 (Pic.Guit.)
・エリオット/ファンタジー (Pic.Pf.)
・レーブ/プレリュード vol.4 (Pic.solo)
・ドガティー/高さと強さ (Pic.Pf.)
・パーシケッティ/寓話 作品125 (Pic.Pf.)
・メイジャー/サルタレッロ (Pic.Hp.)
・ブス/夜間飛行 (Pic.Cl.Pf.)

 

★ヒンツェ Hinze/コンツェルト・ピッコロ/BERLIN CLASSICS 0017892BC

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の主席ピッコロ奏者グドゥルン・ヒンツェ=ホーニッヒのソロ・アルバム。ヘンリク・ホッホシルト指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団団員によるアンサンブル。

・スティーブンソン:ピッコロ、弦楽合奏とチェンバロのための協奏曲
・シュルホフ:フルートとピッコロ、ヴィオラ、コントラバスのための協奏曲
・モワー:ピッコロとピアノのためのソナタ
・ウォーターハウス:ピッコロと弦楽四重奏のための五重奏曲 作品26
・ヴィヴァルディ:ピッコロ協奏曲 ハ長調 RV443

 

 ヒンツェ=ホーニッヒ Hinze=Honig/ピッコラージュ/Talanton TAL90002

・マッキム:ピッコロ協奏曲
・ドルフ:ジヴェルニーのソナチネ
・同:フラッシュ!
・デラノフ:ノーブル・ターフェルムジーク  ※フルート/ピッコロ、オーボエ、ピアノのための
・ヴィヴァルディ:協奏曲 RV445 イ短調

マッキムの協奏曲は、メルボルン交響楽団のピッコロ奏者フレデリック・シェードのために書かれた作品。ヒンツェ=ホーニッヒはフルート五重奏団「クイントエッセンツ」のメンバーで、ゲヴァントハウス管弦楽団の首席ピッコロ奏者。

 

 保坂 真弓/デュエット〜フルートとハープのファンタジア〜/Dolce Classic Channel DCCD1002

★ピッコロ使用曲  ハープ:石井 理子

 J.S.バッハ:フルートと通奏低音のためのソナタ ハ長調 BWV1033
 B.ゴダール:3つの小品による組曲  T.アレグレット U.牧歌 V.ワルツ
 F.ドップラー&A.ザマラ:カジルタ幻想曲
★F.ドゥミラック:中世の小組曲  T.シシリエンヌ U.鐘の音 V.ロンサールの時より W.ロンド
★P.ゴーベール:子守歌
★M.アイザクソン:11月のうた
 G.ショッカー:イン・メモリアム
 J.イベール:間奏曲
 A.G.シャボシュニコフ:ソナタ
★A.ギャニオン:明日

 

 井原 和子/志田笙子作品集/フォンテック FOCD‐2561

・合(GHO) ピッコロとギター

この他に、ホイテンガ(HOITENGA)の演奏による「和・責メ〜フルートと能管」、「綾〜2台のギターとアルト・フルート」も収録されています。

 

 岩沢 麻美/のんとろっぽ〜ピエフの森〜/TIAA TIAA−1018

ナレーションも入った、ファミリーコンサートのようなかわいいアルバム。ピッコロ演奏は、「口笛吹きと犬」「トリッチ・トラッチ」のみ。

・かっこうワルツ/J.E.ヨナッソン
・ガボット/F.T.ゴセック
・口笛吹きと犬/A.プライヤー
・トリッチ・トラッチ/J.シュトラウス2世
・夕べの歌/C.J.アンデルセン
・子守歌/B.ゴダール
・きらきら星変奏曲/W.A.モーツァルト

 

コフラー Kefler/パパンドプロ:協奏曲と歌曲集/CPO 777941

・ピッコロと弦楽オーケストラのための小協奏曲 ティーモ・ハントシュ:指揮/南西ドイツ・ブフォルツハイム室内管弦楽団

ボリス・パパンドプロ(1906〜1991年)はクロアチアの作曲家。新古典主義を基調にクロアチアの民俗音楽とジャズの要素を融合した聴きやすい作風。けっこう好みです。コフラーのピッコロも珍しい。他に「ハープシコードと弦楽オーケストラのための協奏曲」「バリトン、弦楽オーケストラ、ハープのための5つの交響的歌曲」を収録。

 小出 信也(ピッコロ・ソロ)
 第二交響曲(T・CシリーズA)/A.リード指揮/東京佼成W・O/佼成出版社 KOCD−3312

吹奏楽版のピッコロ協奏曲が収められています。楽譜はカルマスより出版。

・ピッコロ協奏曲 ハ長調/A.ヴィヴァルディ/A.リード  

 

ヒューバート・ロウズ Laws/フルート・バイ・ロウズ

・ロウズ:レット・ハート・ゴー

ロウズのセカンド・アルバムのCD化。ピッコロも大活躍。もちろん他の曲も、いい雰囲気。チック・コリア他、共演者も素晴らしいです。

 

 Lips/リップス〜和と洋の響き合い〜/Waternet Sound WQCA−1003

鈴木真為(筝、歌)、古河はるな(フルート、ピッコロ)による和と洋の融合。ピッコロを使っているのは、5曲目の「競馬」だけですが、おもしろい選曲なので、全曲あげておきます。

・子守歌〜「ドリー」より〜/フォーレ
・ナナ〜「七つのスペイン民謡」より〜/ファリャ
・フルートと筝の為の前奏曲/清水昭夫
・千鳥の曲/吉沢検校
・競馬〜中国苗族の音楽より〜
・秋潦〜フルートと筝のための〜/橋本剛
・この道/山田耕筰

 

 マクラウド Macleod/スタンホープ:ピッコロ協奏曲/ABC 481 0862

スタンホープ Stanhope:ピッコロ協奏曲
 T.Hymn  U.Scherzo:Wheels within Wheels

メルボルン交響楽団のライブ録音。他に、Adesという作曲家のPolaris-Voyage for Orchestra という作品が収録されています。スタンホープは、オーストラリアの作曲家。現代曲ですが、難解でなく親しみやすい曲です。マクラウドは、メルボルン交響楽団の首席ピッコロ奏者のようです。

 

 丸田 悠太/フルート・ピッコロ リサイタル(2枚組)/ありのみ ARIC−160701

東京佼成ウインドオーケストラのピッコロ・フルート奏者丸田氏の演奏会のライブ録音。「しぼめる花」はピッコロ演奏〜!

★ピッコロ演奏 ☆フルート演奏

★W.A.モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第25番 ト長調 K.301(293a)
☆Ch.ヴィドール:組曲 op.34
★G.ショッカー:ピッコロとピアノのためのソナタ
☆G.エネスコ:カンタービレとプレスト
★F.シューベルト:「しぼめる花」の主題による序奏と変奏 D802
☆武満徹:巡りーイサム・ノグチの追憶にー
★F.シューベルト:春の思い D686

 

 ニコレ Nicolet/バーゼル・アンサンブルの芸術/DENON COCO−70671

珍しいニコレのピッコロが聴けるアルバム。スイスの古都バーゼルは、ニコレとホリガーの2大巨匠の地元。

オーレル・ニコレ(フルート/ピッコロ)
ハインツ・ホリガー(オーボエ/コーラングレ)
エドゥアルト・ブルナー(クラリネット)
エルマー・シュミット(バス・クラリネット)
クラウス・トゥーネマン(バスーン)
ラドヴァン・ヴラトコヴィッツ(ホルン)

・6声のリチェルカーレ〜《音楽の捧げもの》 BWV1079/J.S.バッハ
・管楽五重奏曲 作品26/シェーンベルク
・管楽6重奏のための組曲《青春》/ヤナーチェク

※シェーンベルクの第二楽章とヤナーチェクの第三楽章でピッコロを吹いています。

 

 野口 博司/ピッコロ・ソロとフルート・アンサンブルのための「銀の鳥」/モモンガラボ MRCP1011
                                                     〜「ザ・ステップ・フルートコンサート」

フルート・アンサンブル“ステップ”のCDに収録されている「銀の鳥」(原題は“Silver Birds”)・・・作曲者のチャールズ・ル・ティーレについても、この曲についても、実はほとんど資料がなくてよく分からないのだそうだ。フルート・アンサンブルへの編曲は、1957年生まれのイギリスのフルーティスト、コリン・フレミングによるもの。アレグロの序奏で始まる華やかなピッコロのカデンツァに続き、4曲のワルツが軽快に流れる。

 シュヴァーベ Schwaabe/ピッコロ作品集/Metier Records msv 28562

ナタリー・シュヴァーベ:バイエルン放送交響楽団ピッコロ、フルート奏者 ミュンヘン音大でピッコロを教えている

・ジェンジェシ:ピッコロ・ソナタ
・ケルト・ワイデンJr:2.5の小品(2つと半分の小品)
・ドナトーニ:ニディ
・マウアー:ピッコロ・ソナタ
・カネフスキー:ハーメルンの笛吹き男
・Mikalsen:Huit ilium
・Charke:Lachrymose

 

 白尾 彰/バロックの協奏曲/ALM ALCD-9225

・ベルゴレージ:フルート協奏曲 ニ長調
・ブラヴェ:フルート協奏曲 イ短調
・ジャン=マリー・ルクレール:フルート協奏曲 ハ長調
・ヴィヴァルディ:ピッコロ協奏曲 ハ長調
・ヨハン・セバスティアン・バッハ:ブランデンブルク協奏曲 第4番 ト長調 BWV1049
・グルック:精霊の踊り
・ヨハン・セバスティアン・バッハ:バディネリ BWV1067/7

白尾氏が50年近く続けてきたオーケストラ活動を辞し、2019年、70歳を期に年1回のリサイタルをシリーズで行うことにした、その第1回目のライブ録音。ヴィヴァルディで使用したピッコロはルイ・ロット初代のもので、1864年製。日本では江戸時代末期。時代を感じます。「精霊の踊り」と「バディネリ」はアンコール。


★ステイヘル Stahel/ピッコロとの出会い/SOLO-MUSICA SM329

カヴィッチ/キアロスクーロ Pic,Fl,Pf Fl:サラ・ルメール Pf:イゴール・ロンガード 
・KUPFERMANN:Short Shrift Pic,Cl
・DUFEUTRELLE:Flammerole Pic,Pf
SANTUCCI:El Jardin de Amilamia Pic,Cello,Harp
・スコット:ザ・ギフト・オブ・ライフ Pic,4Sax
CAVICCHI:Three Moods Pic,Pf
・シェルシ:リュック・ディ・グック Pic,Ob
・カリエンド:アダージョとトッカータ 2Pic,Pf 2ndPic:ニコラ・マッツァンティ

イタリアやイギリスの近現代室内楽。構成がいろいろでおもしろいです。パメラ・ステイヘルは、アメリカからスイスに拠点を移し、フィルハーモニア・チューリッヒのフルート、ピッコロ奏者を務めています。


 菅原 潤(ピッコロ・ソロ)
 茂木大輔のオーケストラ人間的楽器学 vol.1 「大は小を兼ねる?」〜ピッコロとコントラバス〜/LIBRO LC−0008  

NHK交響楽団オーボエ奏者・茂木大輔氏の指揮&トークで展開する、前代未聞・抱腹絶倒の演奏会のライブ録音。ピッコロ嫌いはピッコロの魅力に目覚め、ピッコロ愛好家はピッコロがますます好きになること請け合い!「オーケストラの花火師」「一歩間違うとご近所迷惑」など名言も盛りだくさん。最後のピッコロ演奏によるシュターミッツのフルート協奏曲2楽章は、ほんと泣けます。ピッコロって、こんなに美しい音の出せる楽器なんですよ〜!私は、声を大にして語りたいですね。ところで、このCD普通の楽器屋さんやCD店では、入手しにくいようです。私は、リブロ音楽スタジオのHPにメールを出して注文しました。  

・星条旗よ永遠なれ/J.P.スーザ
・歌劇「後宮からの逃走」序曲より/W.A.モーツァルト
・劇音楽「エグモント」序曲より/L.v.ベートーヴェン
・交響曲第5番ハ短調「運命」より/L.v.ベートーヴェン
・交響曲第9番ニ短調「合唱つき」より/L.v.ベートーヴェン
・交響曲第9番ニ短調「合唱つき」より/L.v.ベートーヴェン
・歌劇「セビリアの理髪師」序曲より/G.A.ロッシーニ
・歌劇「泥棒かささぎ」より/G.A.ロッシーニ
・バレエ音楽「くるみ割り人形」“中国の踊り”より/P.I.チャイコフスキー
・交響曲第4番へ単調より/P.I.チャイコフスキー
・交響曲第8番ト長調「イギリス」よりA.ドヴォルザーク
・ハイドンの主題による変奏曲より第2・5・8変奏/J.ブラームス
・ボレロより/J.M.ラヴェル
・交響詩「わが祖国」よりモルダウより/B.スメタナ
・オーボエ四重奏曲ヘ長調より/W.A.モーツァルト
・オーボエ四重奏曲ヘ長調より/W.A.モーツァルト
・フルート協奏曲 第2楽章/J.シュターミッツ

 

 菅原 潤/Collaboration/フォンテック FPCD4052  ★ピッコロ使用曲

・千秋次郎:湖松譜★
・千秋次郎:秋のエンブレム
・吉崎克彦:哀歌ー沈める鐘ー
・池上眞吾:夏色のアダージョ
・池上眞吾:春の雪
・池上眞吾:沙羅の花★
・天野正道:相生相克 巻之弐★
・香登みのる:香月

菅原潤氏のピッコロ&フルートと麻植美弥子氏の筝&十七弦筝の演奏。ピッコロ、フルートは、和の世界にも合うんですね。

 

 菅原 潤/Dedication for Piccolo/fontec FOCD20049

オーボエ曲を中心に、ピッコロとピアノで演奏しています。使用楽器は、パウエル社製グラナディラ、9KGoldキー。

・モーツァルト:ソナタ ヘ長調(原曲:オーボエ四重奏曲K370)
・モーツァルト:ソナタ ハ長調K14
・バルトーク:3つのハンガリー農民曲
・ヴィヴァルディ:ラルゴ(ピッコロ協奏曲ハ長調より第2楽章)
・サン=サーンス:ソナタ(原曲:オーボエ・ソナタ作品166)
・ドゥミラック:中世の小組曲
・プーランク:ソナタ(原曲:オーボエ・ソナタ)
・アイザックソン:11月のうた

 

 菅原 潤/ピッコロ・アルバム/フォンテック FOCD20085

トレヴァー・ワイ監修の3冊のピッコロ曲集に基づくアルバム

《ピッコロとピアノの為のアルバム1巻》
 1 ロワトレ(ミソサザイ)<ポルカ>:E.ダマレ
 2 モッキング・バード(マネシツグミ)<ポルカ>:F.ブロケット
 3 森の小鳥<ポルカ>:Ch.ル・ティエール
 4 陽気なリネット(ムネアカヒワ)<ボレロ>:J.W.ムーア

《ピッコロとピアノの為のアルバム2巻》
 5 海賊<ポルカ>:T.グリーン
 6 ヒバリ<ポルカ>:Ch.ル・ティエール
 7 紺碧の海<ポルカ>:M.A.ブリュワー
 8 リネット(ムネアカヒワ)<ポルカ>:F.ブロケット(S.ドッドウェル編曲)

《2本のピッコロとピアノの為のアルバム》 ※9〜12 本人による多重録音
 9 生きる喜び:J.W.コール
10 羽ばたく鳥たち 作品31:J.ジュナン
11 オペラのナイチンゲール:E.ダマレ
12 二羽の小鳥:H.クリング

 

★菅原 潤/ピッコロ・ジャンクション/フォンテック FOCD20068

バッハから入ってダマレ、ショッカーなどを通り、「明日」へと抜けるジャンクション。私もすっかり気に入って、何回も通りました♪

・ブランデンブルグ協奏曲 第2番 ヘ長調 BWV.1047 第3楽章:J.S.バッハ
・雉鳩:ダマレ
・ピッコロ・ポルカ:ダマレ
・白つぐみ:ダマレ
・ピッコロのためのカプリス:ダマレ
・つむじ風:ダマレ
・マドリガル:ゴーベール
・島鳥(しまんとぅい):マルセル・ケンツビッチ
・ピッコロとピアノのための ピクルス&アイスクリーム:ショッカー
・無伴奏ピッコロのための ウォーキング・ソング:ショッカー
・ピッコロとピアノのための ソナタ:ショッカー
・明日:アンドレ・ギャニオン

 

 菅原 潤/アトリオンの黄金の音符/GSL GSL−0003

ハープの田中資子氏とのデュオ・アルバム。聴きやすい小品を集めています。ピッコロ演奏は「ちいさい秋見つけた」のみですが、これがまた泣けます。

・ショッカー:インメモリン
・ドゥミラック:中世の小品
・トゥルニエ:2つのロマンティックな前奏曲
・日本古謡:さくらさくら(ハープ・ソロ)
・成田為三:浜辺の歌
・中村八大:遠くへ行きたい
・大中寅二:椰子の実
・中田喜直:ちいさい秋見つけた(ピッコロ+ハープ)
・イングランド民謡:グリーンスリーブス(ハープ・ソロ)
・ドニゼッティ:ソナタ

 

 菅原 潤/ピッコロ・ジャンクション2/フォンテック FOCD20092

ショッカーが入口なのはいいとして、出口は「トランペット吹きの子守唄」ですか〜?どこまで行っちゃうの〜!?

・ピッコロ・イタリアーノ:ゲイリー・ショッカー  1.フェリーニはここにいた 2.心に刻む 3.小さなミートボールの冒険
・窓の外に鳥:ゲイリー・ショッカー
・スケルツィーノ 作品55−6:ヨアヒム・アンデルセン
・さえずる小鳥:ルイ・バイロン
・ホイッスル・ポルカ:ジョン・ハットマン
・シシリエンヌ:フィリップ・ゴーベール
・フォー・ピッコロ:ジャン=ミシェル・ダマーズ
・波しぶき:ケン・ベンシューフ
・ピッコロとピアノのためのソナタ 作品61:ジョン・ラ・モンテイン  1.速すぎず、推進力をもって 2.哀しみにくれて 3.探りあててー陽気に
・イン・メモリアム:ゲイリー・ショッカー
・トランペット協奏曲 変ホ長調:ヨハン・ネポムク・フンメル
・トランペット吹きの子守唄:ルロイ・アンダーソン

 

 高久 進/恋のうぐいす〜パンへのオマージュ〜/コジマ録音 ALCD−3054

ピッコロ、フルート、アルトフルートを駆使した、笛好きにはこたえられない1枚です。ピッコロ使用の曲目は以下の7曲。部分的使用のものもあります。

・ソナタ ハ長調 作品3−1/J.B.ルイエ
・ピッコロ・エスパニョール/J.クリステンセン
・ピッコロ・フランセーズ/J.クリステンセン
・ブラジル風バッハ 第5番より「アリア」/H.ヴィラ=ロボス
・スペイン舞曲 作品12−1/M.モシュコフスキ
・繊細な歌 作品54−1/A.ドヴォルザーク
・恋のうぐいす/F.クープラン(高久真貴子・編曲)

 

 高野 成之(ピッコロ・ソロ)
 横浜バロック室内合奏団クリスマスコンサート 1999.12.7/(プライヴェート)CD−YBL008

港南区民文化センターで行われたコンサートのライブ録音です。「海の嵐」も収録。「主よ、人の望みの喜びよ」でも、高野氏の美しいフルート・ソロが聴けます。

・ピッコロ協奏曲 ハ長調 F.Vlno.4/アントニオ・ヴィヴァルディ  

 

 高野 成之/横浜バロック室内合奏団 THE BEST SELECTION 2007-2008 ヴィヴァルディ『四季』/YOKOHAMA BAROCK RV1002-A/B

・ヴィヴァルディ:ピッコロ協奏曲 ハ長調 RV443

2007年のライブ録音。以前出版されたクリスマスコンサートとは違う録音のようです。

 

  十亀 有子/ノスタルジー/ラ リール LY−H−00002

恩師・川崎優氏の作品を中心に、十亀有子氏(フルート&ピッコロ)と迫本宣子氏(ハープ)の東京藝大同級生デュオが演奏。ピッコロ使用は3の「ずいずいずっころばし」と13の「恋のうぐいす」の2曲。

01 浜辺のうた変奏曲(成田為三)
02 柴の折り戸変奏曲(川崎 優)
03 ずいずいずっころばし変奏曲(川崎 優)★
04 通りゃんせ変奏曲(川崎 優)
05 かり変奏曲(川崎 優)
06 一夜明ければ変奏曲(川崎 優)
07 忘れな草(川崎 優)
08 君を慕いて −ヴォカリーゼー (川崎 優)
09 マサルのセレナーデ(川崎 優)
10 トスティのセレナータ(トスティ)
11 グリーン・スリーブス(イギリス民謡)
12 うつろな心変奏曲(パイジェッロ)
13 恋のうぐいす(クープラン)★
14 我が母の教えたまいし歌(ドヴォルザーク)
15 枯葉(コズマ)
16 夢のように(フロトー)
17 アヴェ・マリア(バッハ=グノー)


 時任 和夫/ピッコロ・ヴィルトオーゾ/ENZO EZCD−10011

・テレマン:フルート・ソナタ ヘ短調
・J.S.バッハ:フルート・ソナタ ト短調 BWV1020
・清水研作:星々の記憶へ 1
・グルック:精霊の踊り(歌劇「オルフェウスとエウリディーチェ」より)
・テレマン:12のファンタジーより 第10番 嬰へ短調
・メシアン:黒つぐみ
・ライヒャ:フルート・ソナタ ニ長調 作品103

 時任 和夫/清水研作:海/ENZO EZCD−10012

ハーバード大学にて、作曲で博士号取得という異色の作曲家・清水研作の作品集。ピッコロ使用曲は、2曲目の「星々の記憶へ」のみ。
フルート:清水信貴 フルート、アルト・フルート:清水理恵

・海T〜フルート2本とピアノのための
・星々の記憶へT〜ピッコロのための
・MAI〜アルト・フルートのための
・アルカディアの森で〜フルートとピアノのための
・星々の記憶へU〜ピアノのための
・異なる時空U〜独奏フルートのための
・海U〜フルート2本とピアノのための

 

 植村 順子/IMAGINATION〜響きのイマジネーション〜/プライヴェート UFL−1201

・ショッカー:ピッコロ・ソナタ

ピッコロ演奏はショッカーのみ。植村氏のデビュー・アルバム。東日本大震災から約1年後の演奏会の録音。プログラム最後は、S.フェルベルトの「日本に捧ぐ歌」。他にライネッケの協奏曲、マルタン、プロコ、タクタキシヴィリなど。

 

ヴェイラン Veilham/アンサンブル・カンプシス Ensemble Campsis/アラン・ルヴィエ:フルート作品集/TRITON TRIHORT565

・植物標本7
・何が美しい目になったのか?
・9つの正方形
・散歩道
・植物標本1

アラン・ルヴィエ(Alain Luvier)は、1945年生まれのフランスの現代作曲家。特殊奏法も多々用いられています。「植物標本」は1曲ごとに「葦」や「リンドウ」などの植物の名前がつけられた小品集。「植物標本7」の第7曲「ネズミサシ(Genevier)」と「植物標本1」の第4曲「スノードロップ(Perce-neige)」でピッコロが活躍しています。(ネズミサシはヒノキ科の針葉樹で、ジンの香りづけに使われるらしい。)「9つの正方形」は、正方形を用いた図形楽譜で記された作品。ここでもピッコロ使用。「散歩道」には、「牧神の午後への前奏曲」の旋律が使われていて楽しい。

 フェルフール Verheul/20世紀ヨーロッパのフルート作品集/ETCETRA KTC1376

・カスティリオーニ:ピッコロのためのMusica Vneukokvhaja

フェルフールはオランダのフルーティスト。ハーグ・レジデンティ管弦楽団の主席奏者を務めた後、スウェーリンク音楽院の教授となっています。ピッコロの曲は上記の1曲のみですが、他にも珍しい現代曲が収録されています。


フェルホイエン Verhoyen/ロバート・グロスロット:室内楽作品集/TYXart TXA18113

・秘められた時 (ハープ、フルート、クラリネット、ヴァイオリン、ビオラ5重奏)
★混乱した会話 (ピッコロ、ピアノ)
・冬眠場所 (木管5重奏)
★緑のアヒル (ピッコロ・ソロ)
★フェニキア人の船員 (ピッコロ、イングリッシュ・ホルン、バス・トロンバーン、ピアノ)
・陳述、熟考、結論 (フルート・ソロ)

★フェルホイエンのピッコロ演奏
ロバート・グロスロットは、1978年のエリザベート王妃国際音楽コンクールのピアノ部門に入賞した音楽家。独学で作曲を始め、神秘的な作風が特徴。
ペーター・フェルホイエンは、アントウェルベン交響楽団のピッコロ奏者を務めるベルギーの演奏家。

 フェルホイエン Verhoyen/ピッコロ・チューンズ/ETCETERA KTC1296

フェルホイエンは、ベルギーのロイヤル・フランダース・フィルの主席ピッコロ奏者。ピッコロのオリジナル作品集。

・ショッカー:ピッコロ・ソナタ
・モワー:ピッコロ・ソナタ
・オーリック:スケルツォ
・ミヨー:エクササイズ・ミュージカル
・プーランク:ヴィラネッラ
・ハイレブルーク:カイ・エレム
・ギヨー:オニバット
・マッタイス:エコー

 

★フェルホイエン Verhoyen/泥棒かささぎ/Etcetera Records KTC1570

ペーター・フェルホイエンはロイヤル・フランダース・フィルの主席ピッコロ奏者。編曲ものを華麗に演奏していますが、ロッシーニの「泥棒かささぎ」は収録されていない。ジャケットのイラストは、楽譜をくわえて飛ぶかささぎ。音楽を泥棒するってこと?

・プーランク:オーボエ・ソナタ
・ラヴェル:ツィガーヌ
・シューマン:3つのロマンス
・サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
・ドヴォルジャーク:ユーモレスク
・オーリック:スケルツォ
・ミヨー:Exercice Musica
・プーランク:Vilanelle
・ラフマニノフ:ヴォカリーズ

 
★フェルホイエン Verhoyen/ナイチンゲール〜フルートとハープのための作品集/Etcetera Records KTC1708

ベルギー出身、アントワープ交響楽団のピッコロ奏者ペーター・フェルホイエンが、娘のアン=ソフィーのハープと共演。★ピッコロ演奏

・TRADITIONAL/C.FLEMING:Erin
・ドニゼッティ:ソナタ
・ロッシーニ:Andante con Variazioni
・ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
・J.ABSIL:シチリアーノ
・フォーレ:パヴァーヌ
・イベール:間奏曲
・C.SALZEDO:Chanson dans la nuit
・ヘンソン=コナン:ナイチンゲール
・TRADITIONAL/S.STANESLOW:Lochaber no More

・D.BROSSE:The Chinese Wall
・D.BROSSE:Flying…as a Bird
★バルトーク:ルーマニア民俗舞曲集
・カッチーニ:アヴェ・マリア
・グノー:アヴェ・マリア
★ショパン:ロッシーニの主題による変奏曲

 フォーグルマイヤー Voglmayr/デディケイテッド・ピッコロ〜ラスト・レコーディング/カメラータ・トウキョウ CMCD−28248

・マルティヌー:スケルツォ(ディヴェルティメント)
・フランセ:フルート・ソナタ より V.スケルツォ W.フィナーレ
・プロコフィエフ:束の間の幻想 作品22
・ジョプリン:オリジナル・ラグ
・ライネッケ:バラード 作品288より アレグロ
・ムーケ:5つのやさしい小品 作品39 より T U W X
・タファネル:アンダンテ・パストラールとスケツェッティーノ
・アンデルセン:8つの小品 作品55 より 第2番 ワルツ 作品55−2、第4番 水車小屋 作品55−4、第8番 タランテラ 作品55−8
・ドビュッシー/レオポルド・ラフルーランス:2つのアラベスク より 第2番
・アールバード:組曲 T.レチタティーボ U.ブルレスカとアリエッタ V.ダンス
・ゴベール:オリエンタル
・イベール/マルセル・モイーズ:物語 より T.金の亀を使う女 U.小さな白いロバ [.水晶の籠 ].バルキス女王の行列

ウィーン・フィルのピッコロ奏者を長年務めたギュンター・フォーグルマイヤーの「ラスト・レコーディング」。このCD発売記念コンサートのために来日を予定するも、2012年1月に43歳で急逝。

 

 フォーグルマイヤー Voglmayr/・・・ON AIR・・・フルートと吹奏楽のための新作集/ORF CD−3116

・ツァイニンガー:旅先からの短い物語
・シェルツェ:時間旅行
・ズルツァー:協奏スケッチ
・プシュニヒ:空に二つの星
・ガンシュ:ビルディ・ヌム・ヌム
※ピッコロ、フルート、アルト・フルートを見事に吹き分け、1枚で3倍おいしいアルバムです。

 

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