アメリカ放浪記!!(byしげ)

第22章
〓 CHICAGO〔Illinois〕 〓


夕方になれば・・・
ミシガン湖からシカゴの摩天楼を眺める。
旅の軌跡に行く
シカゴ(イリノイ州)  
 

 第一印象・・・寒い。そしてビジネスマンしかいない。冬の寒さを過ごす知恵?なのか、太った人が多いような気がする。さすが"ウィンディ・シティ"と呼ばれるだけあって、風が強いのも印象的だった。
 
  ビジネスマンばかりのシカゴのダウンタウンを歩く。バックパックを背負っているためか、みんなぼくの事を見ていく。しかしそんな事は気にせずに、背の高いビルを見上げながら、ずんずん歩いていく。暑いところばかり行っていたせいか、歩くのがそれほど苦にならない。本当にビルばっかりの街だ。このまま歩いてユースまで行こうと思ったが、あまりにも遠そうなので、バスに乗ってリンカーン・パーク近くのユースに行った。ここのユースは普通のホテルと一緒になっていて、地下にある部屋がユース用の部屋だ。なんか暗くて、湿っぽい。そしてこのユースでは、初めて日本人が一人もいなかったのである。3日間いたが、一人も日本人を見なかった。今までどのユースに行っても居た日本人がいなかったので、堂々と喋る事が出来なくて少しさびしかった。部屋の外人さんと会話はしたけど、あまり盛り上がらず、夜はリンカーン・パークを散歩したりしてた。
 
 シカゴのダウンタウンはおもしろい。超高層ビルの間を"ループ"という高架鉄道が、今にも壊れそうな音を出して走っている。ビルの隙間から少しだけ電車が顔を出し、またビルの中に消えていく。おもしろい光景だ。何故か、この摩天楼に溶け込んでいる。ビルを見ていてもいろいろな形があっておもしろい。特にマリーナ・シティといって、とうもろこしの形をした双子のビル。シカゴを舞台にした映画に必ず出てくる、あのビルだ。上がアパート、下が駐車場になっていて、遠くから見ると車がミニカーに見える。ここ、シカゴには世界第何位というビルがいくつもあり、その形も様々で目を楽しませてくれる。歩いていても、路上にいろいろな彫刻や壁画がある。それもピカソやシャガールといった、超有名な人のものばっかりだ。ビジネスマン達は昼になると外に出てきて、みんなで芝生に座って昼食を食べている。うーん、アメリカン。
 
  シカゴは五大湖のミシガン湖にも面していて、その北側には広大なリンカーンパークもある。ミシガン湖はどう考えても海にしか見えないが、湖なのだ。ミシガン湖畔は5時を過ぎると、どこからともなく人が集まってきて、マラソン、自転車、ローラーブレードなど、思い思いの健康作りに励んでいる。ぼくもミシガン湖畔をひたすら歩いたが、このシカゴの摩天楼から歩いてすぐの所にこんないい場所があるなんて、うらやましかった。ちょっとしたビーチもシカゴの中心から歩いて15分くらいである。リンカーン・パークも長さが8.5Kmと、とてつもなく広い。とても歩いてまわれないが、中に動物園、植物園があり、両方とも無料で見ることが出来る。
 
 美術館も有名で、たくさんの有名な美術館がある。しかも曜日によってはタダで入れてしまうのだ。芸術のことはさっぱりのぼくもタダだという事で、アメリカ3大美術館の一つ"シカゴ美術館"に入ってみる事にした。本当に巨大な建物の中に教科書で見た事のある絵がいくつも展示してある。部屋ごとにセクションが分かれていて、数もたくさんあり、中国の陶器や日本の浮世絵などの部屋もあった。ゆっくり観ていたらとても一日では回りきれない。それほど巨大な美術館なのだ。
 
 しかしぼくがこのシカゴで気に入った所はミシガン湖畔とリンカーン・パークだった。出来ればシカゴ・ブルズの試合も観たいと思ったが、いきなり行っても無理だと思って諦めていた。この所どうも観光意欲が湧かない。始めのアラスカ、シアトルでは興味があろうが、なかろうが、ガイドブックに乗っている場所はほとんど制覇していたのだが、忙しく観光するよりも、公園とかでボーッとしている方が好きになってきた。長く旅をするとそんなものだろうか?この旅も終わりに近づいて、旅の感触をゆっくりと噛みしめているのだろうか?そういう時間は本当にゆっくりと流れる。
 
  この旅行に来る前は、本当に気に入った所があったら、そこに飽きるまで居ようとも思っていたが、この時点でかなり日が無くなっていたので、また次の場所に移動することにした。

<前に戻る> <一番上に行く> <次に行く>
旅ページに戻る

TOPに戻る