ニューオリンズからシカゴまで、特に見たい所もなかったので一気に行こうかと思っていたが、バスに揺られて24時間。さすがにきついと思って、セントルイスを中継して行くことにした。しかし、セントルイスには何があるのだろう?自分でもそんな感じにしか思っていないところだ。一番有名な観光ポイントはゲートウェイ・アーチ。そして次の観光ポイントは・・・。何だろう?そんな街だ。
何も考えずにゲートウェイ・アーチに向かって歩いていく。遠くからでもすぐにゲ−トウェイアーチを見ることが出来る。ミシシッピ川の河畔に建てられた、ゲートウェイ・アーチは西部開拓時代にこの川を越えて未知なる西部を目指していった人を記念して造られたアーチだ。高さはナント、約200メートル。遠くから見ればそれほどではないが、近くへ行けばものすごい大きさだ。しかも最上階には展望台があり、かなり小さくて窮屈なトラムに乗って上ることができる。小さな窓からセントルイスの町並み、ミシシッピ川の景色を見ることができる。
他に特に見たいと思ったものはなかったので、ゲートウェイ・アーチのある、ジェファソン・ナショナル・エクスパンション・メモリアルでゴロゴロ昼寝をして、ミシシッピ川をボーッと眺めてた。
ニューオリンズ、メンフィスそしてここセントルイスと、偶然にもミシシッピ川を上ってきた。ミシシッピ川は本当に川なのだろうかという程、でかいのだ。そしてそれに架かる橋はどれも見事で絵になる。見る度に川の景色は変わっていく。ニューオリンズでは海に思え、メンフィスでは茶色く濁っていて、遠くの森から機関銃を持った兵隊が出てきそうな雰囲気。そしてここセントルイスは落ち着いたのどかな川だ。どの街でも、ミシシッピ川のほとりでのんびりする時間が好きになってしまった。
そして次は、ギャングの町シカゴ、高層ビルが建ち並ぶ街シカゴ。どうやってぼくを楽しませてくれるのだろう?