デジスコ初心者物語   その4  −アイピースって。。。−
        


TSN 25× C-3030Zワイド端
TSN 25× C-3030Zテレ端
さて、いよいよテスト撮りです。
部屋(2F)の窓から、約600m先のマンションの最上階辺りを狙ってみました。

で、結果は左の写真。
(C-3030Zは300万画素。2048*1536のサイズで画像が撮れます。これを1/10に縮小した画像です)

上の画像がワイド端、下の画像がテレ端(3倍)で撮ったものを縮小したものです。 ごらんのとおり、もの凄いケラレっぷりです。
正直ここまでけられるとは思っていませんでした。
テレ端でもけられまくりです。
「周辺がけられる」というよりも、 「中央一部にだけ写っている」と表現するほうが適切です。

接続アダプター購入時に店員さんに、この組み合わせでそのアイピースは使えない( その2 参照)と言われて、 けられ具合を見てからどうするか考えようと思っていましたが、 さすがにこの結果では考えるまでもありません。

店員さんの言うとおり、このアイピースはけられて使えません



 店員さんから進められたアイピースは25倍のLERという奴ですが、 KOWAのHPでアイピースの一覧表を見ていたら他にも色々ありました。 (頂き物のアイピースの型番はTSN 25×としか箱にも物にも書いてありません。 HPでアイピースの一覧を見てみると該当しそうなのはTSE-16PM。 LERと言っている奴はTSE-17HBという奴のようです)

 アイピースの一覧表には、ズーム付きやら高級仕様やら高いものでは定価で25,000円もする奴が並んでいますが、 そんな高い物に手を出す気にはなれません。
安い方から今持っているTSE-16PM(多分)よりも、ケラレに関連しそうなスペックが上回っているのはどれだろうと探すと、 TSE-21WBという奴が目に付きました。スペック的な特徴は、
  ・20倍
  ・実視界が広い
  ・みかけ視界が広い
  ・ひとみ径が大きい
「実視界」と「見かけ視界」の違いは良く分かりませんが、 小さい穴から覗くより大きな穴から覗いた方が広い範囲が見えるというのは、私にも分かりやすい理屈です。 しかも、定価で店員お勧めのTSE-17HBより1,000円安い。  倍率が低いのも、初心者には扱いやすいんじゃないかという気がします。
んで、錦糸町の某ヨ○バシカメラに行ったら、実売価格でTSE-17HBよりも3,000強安いではないですか。



TSE−21WB ワイド端
TSE−21WB テレ端
で、結局 TSE-21WBの方を買ってきてしまいました。

左の写真がテスト撮りの結果です。

TSE-16PM(多分)の時と同様に撮ってみました。 上の画像がワイド端、下の画像がテレ端(3倍)で撮ったものを縮小したものです。

アハハハ、だ、駄目だねぇ〜

確かにケラレ具合は若干良くなりましたが、やっぱり これも、けられて使えません


「安物買いの銭失いだったのか?しかし、勧められたTSE-17HBはどうなんだ?似たようなもんじゃないのか?」
「そもそもLERっていったい何の事?」

そんな訳で今更ながらLERをネットで検索。 ロング・アイ・レリーフの略だそうで、 アイ・レリーフとは、全視界が適切に見渡せる接眼レンズと目の間の距離とのこと。 つまりその距離が長めなのがLERという事がわかりました。 (詳しくは、
こちら を参照)

なにやら、それなりの効果はありそうです。
いずれにしても、この状態では撮影する気になりませんし、ここまで来て投げ出すのもシャクです。

そんなわけで、遠回りして結局 TSE-17HBを買うことにしました。


※ このあたりは2002年暮れの出来事です。

back     index     next

Topへ    アクセサリー&テストindexへ