短いパットをはずしても、いつものようにおどおどしながら目玉をキョロキョロする仕草は無かった
何だか風格さえも感じられる様な、どっしりとした重みのあるプレーぶりだった。
対するエルスは、感情を表に出さないで、これまたいつも通りの冷静なプレーでした。
エルスが1打リードしてホールアウト。ミケルソンは17番もバーディを取ってタイに戻す。
白熱した展開に思わず熱くなってしまいました。
私としては、いつもいいところでずっこけてしまうミケルソンに、自分の姿をダブらせてしまいます。
日本で賞金王を取ったことのある片山晋吾でさえ、日本プロを取った時には思わず涙ぐんだように
いくらツアーで勝利を勝ち取っていても、メジャー競技と言うものはどうやら別物のようです。
「ミケルソン頑張れ!」今ミケルソンは18番のセカンド地点へ向かっています。
「おー!乗った!」ちょっとピンの上ですが、パーは確実です。いやあわよくばバーディもありそうです。
「あっ!入っちゃった!」何とも強引なパッティングで無理やりねじ込んじゃった。
はずして3パットしたら?などとは全く考えていないような強気の攻めの勝利です。
おめでとう。すごい!本当にすごい!
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