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時の話題2009-9
LAST UPDATE 2010-11-26
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今月の目次
◇印は《日々雑感新掲示板》より転載
趙博さん、上田紀之さん、関根康正さん(09/9/26〜28) ◇もう、くじけたくない(09/9/23) ◇映画「おくりびと」(09/9/21) ◇松村元樹さん(09/9/18) ◇鳩山新内閣組閣人事(09/9/15) ◇文化祭の楽しさとは(09/9/10) ◇小学5年生に万引きさせる虐待(09/9/4)

【趙博さん、上田紀之さん、関根康正さん】vol.562《日々雑感より》
◆奈良には県研が2つあるのだが、1つ目は都合がつかず参加できなかったが、もう1つは今日明日開催。今日は朝から全体会、お昼のアトラクションとバザー、午後の記念講演と鼎談に多くを学ばせていただく。特にアトラクションの3幕目、「歌うパギやん」こと趙博さんの炎天下ソロコンサートがまず良かった。濃厚な韓国民謡から軽妙な歌まで、実におもろい在日関西人だ。一度聴きたかっただけに、大変嬉しい一時だった。記念講演の上田紀之さんも抜群に良かった。穏やかな口調ながら、楽しくもあり、激しくもあり、熱くもあり、笑わせ、考えさせ、泣かせ、決意させる、見事な90分だった。多数の著書から早速、岩波新書『生きる意味』を購入し読み始める。春風亭小朝の従兄、NHK女子アナ武内陶子の夫ということよりも、千田是也の助手だった母というのが興味を引く。やはり40歳で蘇った「あいざわ先生」のエンパワメントに泣いてしまう。他にも著書があるので、しばらくはまりそうだ。(1683、09/9/26)
◆県研2日目分科会の昨日は、関根康正さんの講演「インド社会のケガレ観念に関する考察」と、続く辻本正教さん・吉田栄治郎さんとの対談を聞く。カースト差別とダリット差別の違い、共犯の排除の論理、被差別者の境界を生きる積極的意味合いなど、刺激に満ちた研修となる。ますます勉強したいことが増えていく。 (1684、09/9/28)[→9月目次]


【もう、くじけたくない】vol.561《日々雑感より》
◆相当な量と質の仕事を抱え、公私ともに未解決の課題を多数抱え、時には充実感も感じるが、実はストレスが絶えることはない。それでも前向きさを失うことがまずないのはなぜか。多感な時期に世の秩序や価値体系をとことん疑い、本能からさえも解放されたいともがいた日々。運命を恨みながらも、自己の弱さやずるさに悶絶した絶望の数々。自己の生に、生きる苦痛にピリオドを打とうとしたことも、何度もある。いまだ引きずるPTSDもある。すべてを許し、解放されたとは決していえない今の自分。未だ逃げ続けてもいる。でも、だからこそ、うつむきたくない。くじけたくない。エネルギーを発したい。うつむきかげんな人を励ましたい。生を軽んずるものと闘いたい。何のために仕事をするか。何のために家庭を築くか。何のために生きていくか。何と闘い、何を求め、何を歌うか。大いなる矛盾と、大いなる苦痛、そして大いなる熱と光。俺に残された年月を如何に生きるか。俺の魂はうつむかない。(1680、09/9/23)[→9月目次]

【映画「おくりびと」】vol.560《日々雑感より》
◆旅先の宿のテレビで「おくりびと」を観る。随分前に、たまたま青木新門さんの講演を聞き、早速『納棺夫日記』を読んだ。確かに本と映画はずいぶん違う。青木さんが、原作者とされることを拒んだのがよくわかる。確かに違うが、映画は映画で、これもまた大変優れた作品とみた。死者と向き合い、その生と向き合う。納棺前の慌ただしさをよそに、青木さんが気づいた死に顔の美しさ。そこに何を読みとるか、何を読みとろうとするか。そしてどう向き合い、自己の生をどう問い返すか。本木の演技は抜群だが、広末の気づきに気づいてほしい。忘れがたき旅路となった。(1678、09/9/21)[→9月目次]

【松村元樹さん】vol.559《日々雑感より》
◆お目にかかりたい、講演を聴きたいと、かねてから思っていた三重県の松村元樹さんの講演を遂に聴かせていただき、少しお話もすることができた。ケータイと子どもの人権に関して精力的に取り組んでいる若手の行政職員で、引っ張りだこの講師でもある。具体的な事例を多数示すプレゼンや子どもたちとの具体的な関わりが大変分かりやすかった。まだまだ点でしかないこの分野の取り組みのネットワークを進めていきたいと思う。(1674、09/9/18)[→9月目次]

【鳩山新内閣組閣人事】vol.558《日々雑感より》
◆さすがに今回の組閣は注目だ。これまでは「名誉職の配当」といった感触でちらっと眺める程度だったが、今回は「民主化の配役」という期待でその後の政策に期待を寄せつつ見つめている。就労の安定、教育の民主化、命と暮らしの保障、などの徹底した人権保障を基礎として政治を推し進めて欲しい。(1671、09/9/15)[→9月目次]

【文化祭の楽しさとは】vol.557《日々雑感より》
◆今日明日は勤務校の文化祭。盛り上がるが、kurochanにとっては「つまらない」文化祭だ。原因は自分にある。文化祭こそが教員志望の最大の理由だったkurochanだが、教員生活23年目にして初めて担任でも副担任でもない立場になり、展示発表等をする文化系クラブ顧問でもなく、有志バンド等の顧問でもなく、出張も極端に多いので、準備段階に何ら関わることがなかったからだ。文化祭の楽しみ、充実感とは準備段階あってのものだとつくづく思う。でも、いつもと違う、生徒の顔があり、会話があり、そんな「非日常」の嬉しさは味わうことができた。(1667、09/9/10)[→9月目次]

【小学5年生に万引きさせる虐待】vol.556《日々雑感より》
◆小学5年生の息子に万引きさせていた両親。自分たちはスーパーの駐車場に停めた車で待っていたというから、自家用車は所有していたわけだ。父親はガソリンスタンド店員だから、職業にも就き収入もあったはずだ。実際は、どれほどの生活苦だったかは分からないが、いくら苦しくても、暴力で子どもを従わせ、盗みを働かせるとは、最悪な親、いや鬼である。それでも、補導された息子は、親をかばっていたというから、あまりに惨い従属だ。親とは思えない虐待、親になれない幼稚で残虐な大人が、子どもたちを苦しめる事件報道が、多すぎないか。社会性が身についていない大人、自己中な親が、子どもを苦しめ、子どもを歪める。古臭い価値観を復古させる気は全くないが、社会のマナー、市民的ルールを守らない大人が問われるべきなのは、子どものケータイ依存やネットトラブルを考える際にも重要な視点である。(1661、09/9/4)[→9月目次]


























<アンカージャンプ用の画面余白です>