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| ◇自民党惨敗、民主党圧勝(09/8/31) ◇Googleへの総務省申し入れ(09/8/26) ◇田母神の暴言(09/8/25) ◇全国在日外国人教育研究集会、毒ガス島・ウサギ島・大久野島(09/8/19〜21) ◇入君京子さん(09/8/6) |
◆早朝から広島へ。第30回全国在日外国人教育研究集会広島大会のフィールドワーク大久野島コースに参加。毒ガス島歴史研究所所長の山内正之さんの詳しく熱いガイドで島を一周しながら戦争遺跡の数々を見て回る。日本軍の化学兵器の9割を生産し、主に中国で多大な命を奪い、遺棄化学兵器は今も中国東北地方を中心に人々を苦しめている。生産に関わった日本人の9割も気管支炎やガンなどを発症し、まさに加害と被害の両面のむごさが生々しく残された島なのだ。原爆被害も学ぶべきだが、大久野島でしか学べない事もある。是非とも訪れてほしい場所だ。国民休暇村第一号というのは、負のイメージを消そうとする目論見だったのだ。(1647、09/8/19)
分科会の司会者・記録者・報告者会議、ワークショップ、開会全体会に参加するためだ。全体会では、とりわけ、交流会参加生徒のアピール、被爆コリアン朴南珠さんの語り、日本人高校生の超絶的な胡弓ソロと語りなどに強く心を揺さぶられる。朝鮮舞踊やサムルノリも良かった。晩の全国交流会、二次会、三次会とひたすら語り会い、在日外国人教育・多文化共生教育を確かめあう。再び寝不足気味の今朝は、広島工業大学専門学校へ。分科会と閉会全体会だ。第5分科会A分散会の司会を務め、多文化共生の取り組みを3本の報告に学び、熱心で元気の出る総括討論もできたように思う。閉会全体会で、総括と来年三重での再会を確認して、帰路についた。今大会の参加者は500人余り。(1648、09/8/21)[→8月目次]
◆毎年恒例の8.6講演会。今年は運営補助スタッフとして参加。映画「白いヒロシマ」を観たあと、シンガーソングライター入君京子さんのトーク&ピアノライブ。映画は、原爆で母・姉・弟を失った少女の敗戦前後の苦しみを描いたもので、こうした悲痛な歴史的事実が無数にあることを訴え、平和教育とは何かを問うている。子どもを苦しめる戦争の真実が観る者の胸に突き刺さるが、加害の側面が描かれていないのが難点だ。コンサートは平和や人権についてのメッセージソングの数々と、KYOKOさんの温かいトーク。本当はもっと語りたかったに違いないと感じさせたが、十二分な人権メッセージだった。「七夕」という歌のできたいきさつに、胸を詰まらせる。養護施設の子どもたちが、消灯後毎夜親への思いを口にするという話から、せめて七夕には出会えますようにというのだ。子どもを苦しめるのは、やはり罪なのだ。最後の曲はかのIさんの作品「Peace」。素敵な曲だなぁ。実は、kurochanもピアノ曲を作詞作曲することがあるのだが、あんなステージをしっかりと聴かせる曲なんて、とても書けない。そりゃあ、オリジナルのメッセージソングを歌いたいけど、いつの日だろうか。で「Peace」のシングルカットはいつ?(1635、09/8/6)[→8月目次]