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時の話題2008-9
LAST UPDATE 2008-12-17
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今月の目次
◇印は《日々雑感新掲示板》より転載
中山国交相辞任(08/9/28) ◇太田農水相辞任(08/9/19) ◇汚染米(08/9/18) ◇『性犯罪に被害にあうということ』(08/9/17) ◇ネットいじめのとらえ方(08/9/16) ◇アニメ「めぐみ」(08/9/16) ◇明治維新と「解放令」(08/9/13) ◇憤懣やるかたなし(08/9/11) ◇大分県教委の不正教員採用(08/9/8) ◇「五万日の日延べ」(08/9/4) ◇ケータイトラブル対応マニュアル(08/9/4〜14) ◇福田から麻生へ(08/9/4) 

【中山国交相辞任】vol.484《日々雑感より》
◆麻生内閣が早速ボロを出したようだ。そもそも麻生自身が、悪質な部落差別発言や在日朝鮮人差別発言で不適格政治家だが、まずは中山国交相が暴言で辞任した。成田空港立ち退き拒否住民を「ごね得」呼ばわりし、日教組と学力不振を筋の通らぬ理屈で悪意あらわに結びつけ、「単一民族」だなどと政治的不勉強をさらけ出すなど、民主政治の代表者とは思えない確信犯ぶりだ。従軍慰安婦の史実を揉み消す発言も忘れてはならない。次は誰が醜態を晒すのだろうか。やはり早急に民意を問うべきだろう。(1388、08/9/28)[→9月目次]

【太田農水相辞任】vol.483《日々雑感より》
◆全く反省の姿勢が感じられない太田農水相の辞任に呆れた人は数千万人はいるだろう。先に事務次官が辞任し、これはまずいと少しは思ったのだろうか。どうせ解散総選挙だから、少しは有利にという計算で辞任したに過ぎないのは、誰の目にも明らか。お粗末極まりなさを貫徹したことを褒めたたえよう。(1385、08/9/19)[→9月目次]

【汚染米】vol.482《日々雑感より》
◆精神科医の宮崎政於さん(故人)の著書『お役所の精神分析』(講談社、1997)には、市民の命や健康より業界の利益を優先するのが当然だという厚生省勤務時代の体験が怒りをもって具体的に紹介されている。今回の汚染米(事故米)をめぐる農水行政もまた同じことなのだろう。市井の人々よりも経済的利益の方がはるかに重要という価値判断が当然の真理のごとく構造的に染み付いているようだ。高齢者医療についての厚生行政もしかり、外国籍教員について法務省のいう「当然の法理」もまたしかりだ。経済至上政治、差別合理化法理がいかに民主社会にそぐわないかを明らかにし、有権者が本当に知るべき情報提供にマスコミはしっかりと力を入れてもらいたい。(1384、08/9/18)[→9月目次]

【『性犯罪に被害にあうということ』】vol.481《日々雑感より》
◆高1の冬、価値の相対性に悩み、内なる秩序を全て問い返そうとして、精神が崩壊しそうな絶望を数ヶ月味わった。それ以来、文脈や行間の前提を無批判に受容したくないと意識してから、読書も映画鑑賞も、没頭を拒否する習性がついている。裏を返せば、自己の想念に没頭し、細大漏らさず受け入れようとする姿勢が無いのだろう。そんなkurochanが昨日は思わず、手にとった本に没入してしまった。『性犯罪被害にあうということ』(小林美佳著、朝日新聞出版、2008)。解釈や批評を挟むことができず、ひたすら耳を傾けるしかなかったのだ。相変わらず相当数の並行読みや新聞スキャンに時間を費やしているが、心で受け止めるリテラシーというものも必要なのかもしれない。(1383、08/9/17)[→9月目次]
 ※vol.505 「知的障害者と性犯罪

【ネットいじめのとらえ方】vol.480《日々雑感より》
◆ネットいじめが深刻化している。なりすましなどの仕組みも知るべきだが、やはり根本は「いじめ」をどうとらえ、克服するかについて深い洞察と実践が必要だ。これまた、一面的な理解では解決できない問題だ。情報技術と人権問題についての取り組みのバランスが求められる。(1382、08/9/16)[→9月目次]
 ※ケータイと子どもたちの人権


【アニメ「めぐみ」】vol.479《日々雑感より》
◆アニメ「めぐみ」を観るが、日朝関係史や在日コリアンの人権状況と合わせて拉致問題を取り扱わないと、いたずらに排外意識を増長させかねない。学校現場で生徒にみせるには、そうした十分な補足説明が必要だろう。これもまたバランスだ。(1382、08/9/16)[→9月目次]

【明治維新と「解放令」】vol.478《日々雑感より》
◆水平社博物館公開講座に参加。大阪人権博物館主任学芸員の吉村智博さんの講演「明治維新と『解放令』」。発布目的の諸説から反対一揆にかけての概説をしていただいた。当時の文献もあれこれ読むが漢文調の文体は馴れなと読みづらいのだ。ついでに、水平社博物館の特別展も見学。向かいの西光寺側の橋のたもとに「五万日の日延べ」の石碑が最近作られている。(1379、08/9/13)[→9月目次]

【憤懣やるかたなし】vol.477《日々雑感より》
◆書きたいことがありすぎて困る。三笠フーズの汚染米事件や日ポリ加工の中国人研修生への劣悪な処遇、高校教員による万引き口止料請求メールや奈良県内の女子中学生を出会い系サイトで連れ回した専門学校生逮捕など、他の人間への迷惑や被害を何と心得る!と怒鳴りたい事件の数々に辟易とする。大人として教員として何をすべきかを考える。(1377、08/9/11)[→9月目次]

【大分県教委の不正教員採用】vol.476《日々雑感より》
◆不正を働きかけた者を暴くのはもちろんだが、責任は実質的な採用権者である大分県教委にある。子どもたちが最大の犠牲者であり、身に覚えのない不正で採用を取り消された教員たちもまた犠牲者だ。合格するはずだった21名も大変な迷惑を受けたはずだ。不正採用が教育的でないのは当然だが、「不正の後始末」が教育的かどうかが今度は問われていることを忘れてもらってはならない。他県にも似た話はあるだろうし、公務員のみならず民間においても、不正採用・就職差別を許してはならないのだ。(1376、08/9/8)[→9月目次]

【「五万日の日延べ」】vol.475《日々雑感より》
◆昨日書き忘れたが、昨日9月3日は、1871年のいわゆる「解放令」から5万日目。「五万日の日延べ」という言い伝えが残っているが、皮肉にも部落解放は5万日以上も日延べされてしまった。『「五万日の日延べ」を越えて』(奈良人権・部落解放研究所、2008)を、昨日読み始めたのだが、5万日の概観を眺めながら、差別をいかに越え、人間解放を実現するか、微力でも真剣に取り組もうと決意する。◆関東大震災で朝鮮人・中国人や地方出身者や障害者が虐待・虐殺されたのも1923年の9月初め。あれから社会はどれだけ変わったのだろうか。情報リテラシーは我々大人にも問われている。(1374、08/9/4)[→9月目次]

【ケータイトラブル対応マニュアル】vol.474《日々雑感より》
◆授業の合間と昼休みを返上して、勤務校「安全対応マニュアル」ケータイトラブル編を書き終える。初期対応から事後の再発防止策まで、学校として為すべき事項を整理したのだが、生徒理解やネットトラブルの研究・研修、家庭や外部組織との連携をまだまだ強化しなければとあらためて思う。今日も、ホムベ記述に起因するトラブル事例が舞い込んできたが、情報リテラシー教育に徹底的に取り組まねばならないのだろう。自他の人格と人権を尊重するために。(1374、08/9/4)
◆日曜は自宅でひたすら「ケータイ問題入門用語集」を一気に書き下ろし。講演用補助資料に追加しようと思いつつなかなか手がつけられなかったものだ。何度も校正加筆を重ねているところだが、あと1項目追加して計66項目の初版ができたら当サイトにもアップしよう。※最終的に67項目に(1375、08/9/7)
◆ケータイ専用コーナー「ケータイ教室」を開設したいと思っているのだが、ターゲットは子どもたち・保護者・教員だ。悪質なサイトや手口は公開したくないので、そのへんが難しいが、何とか実現したい企画なのだ。また、月2〜3回のペースで引き受けているケータイ講演会だが、プレゼンや資料は常に改訂しているが、そろそろ根本的な大改造をとも考えている。詳しく取り扱いたい項目がいくつかあるのだが、正直言って、すでに2時間では足りない内容に至っている。大改造をせざるを得ないわけだ。(1380、08/9/14)[→9月目次]
 ※ケータイと子どもたちの人権


【福田から麻生へ】vol.473《日々雑感より》
◆やめないと言い続けた安倍がやめ、やめると言い張った小澤がやめず、やめると騒いだ姫井がやめないと思ったら、福田がいきなりやめてしまった。映画「嫌われ松子の一生」が面白くなってきたと思ったら、辞任会見で中断だもん、やっぱり迷惑です。(1371、08/9/1)
◆部落差別発言や朝鮮人差別、アルツハイマー差別などを繰り返してきた人物を首相にするための茶番劇につきあわされてはたまらない。(1374、08/9/4)[→9月目次]



























<アンカージャンプ用の画面余白です>