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時の話題2008-8
LAST UPDATE 2008-12-26
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今月の目次
◇印は《日々雑感新掲示板》より転載
ペシャワール会の伊藤さん拉致殺害事件(08/8/27) ◇全外教兵庫大会2008(08/8/24〜27) ◇中傷書き込みで高校教員処分(08/8/12) ◇啓発連協第5回ネット問題シンポ(08/8/11) ◇ネット加害者へのアプローチ(08/8/7) ◇グーグルマップとストリートビュー(08/8/7〜12/19) ◇ひめゆり学徒隊生存者の講演(08/8/7) ◇映画『パッチギ! 『Love & Peace』と李鳳宇プロデューサー(08/8/6) ◇高人教夏期研修会2008(08/8/2)

【ペシャワール会の伊藤さん拉致殺害事件】vol.472《日々雑感より》
ペシャワール会の伊藤さんがアフガンで拉致されたとの報。kurochanも長年会員として支援しているが、このような現地に溶け込み献身的に活動するNGOを標的にする武装グループの狙いは何なのだろう。早期の解決、事態の改善を願う。(1368、08/8/27)[→8月目次]

【全外教兵庫大会2008】vol.471《日々雑感より》
◆23日・24日と、第29回全国在日外国人教育研究集会兵庫大会。kurochanは分科会の司会担当で23日は朝から、三宮の勤労会館で打ち合わせ。書籍販売所で鞄を膨らませ、午後は開会全体会。朝鮮高級学校生による華麗な民族舞踊に始まり、挨拶や基調報告の後は、地元兵庫からの報告。4.24(サイサ)阪神教育闘争60年にちなむ芝居を披露され、定時制高校に通う80歳のハルモニをはじめ様々なルーツの外国人がその活動や思いを語ってくださり、オリニ会の子どもたちサムルノリや華僑の会の人々による獅子舞の舞台と、多様な中身をたっぷりと見せてくださった。最後は、22〜23日と合宿交流してきた在日外国人生徒交流会からのアビール。(1367、08/8/24)
第29回全国在日外国人教育研究集会兵庫大会の初日23日の晩は、4軒のはしごとなる。まずは、100名を有に越す恒例の全国交流会で共に多文化共生教育に取り組んでいることを確かめ合い親睦を深める。次は、20名程度で居酒屋へ行くが、歴代の事務局長や会長を含む全国各地の実践家が揃う中にまじり極めて密度濃い議論で、とりわけ外国籍教員の人事をめぐる現場での不当な処遇に対する闘いを、渦中の当事者を交えて意見をたたかわす。次は、オモニと、在日コリアンの教育や文化について語り合い、その次は一人でラーメンを食べながらもう一杯。翌日は、朝早くから起きていたのだが、カーナビが古くて分科会場が見つからず、開始間際に滑り込むという事態に。午前中の2本の報告と質疑応答を受け持つが、午後の1本や全体討議も含め、有意義な実践交流となった。閉会全体会で幕を閉じる。(1368、08/8/27)[→8月目次]


【中傷書き込みで高校教員処分】vol.470《日々雑感より》
◆奈良県立高校教員2人が、学校備品のPCから勤務時間中に頻繁に自身のブログに書き込みをし、元同僚や卒業生を中傷していたとして処分された。「死ねばいいのに」など、ネットに書くべき表現ではないし、批判や指導をするなら、適切な方法と表現で直接すべきである。情報モラルを説くべき教育現場の人間として深刻な影響を自覚できなかったのかと愕然とする。心配なのは、これらの事例を受けて子どもたちが「先生だってやってる」とモラルを軽視し、モラル教育を受け入れなくなることだ。また、教育委員会や各校管理職が情報モラルではなく情報管理を強化し、権力批判の監視に口実を与えることも心配だ。教育委員会の指導主事などが「kurochan、サイト見てるよ」と親しく話しかけてくることがよくある。実際に親しい人達だったりするのだが、僕の活動範囲をよく知る人達でもあるわけで、「監視」の意識がわずかながらも働くだろうと予想している。例えば、ダルビシュが「日の丸は単なる絵にしか見えない」と発言していることに共感を示す言葉を僕が書けば、ネット右翼と教育委員会にチェックされるというわけだ。ネット中毒の教員も少なくないと思われるが、教員のネットモラルについても言及していかねばならないようだ。(1360、08/8/12)[→8月目次]
 ※ケータイと子どもたちの人権


【啓発連協第5回ネット問題シンポ】vol.469《日々雑感より》
◆午前はクラブ、午後は啓発連協第5回ネット問題シンポ。まず、大和郡山市立郡山東中学生徒会のみなさんが、ケータイマナーやトラブルに関する寸劇をしてくれる。kurochanの前任校で、やはり生徒会が全校生徒にアンケート調査をし生徒総会でプレゼン発表をしてくれた(当サイトに掲載)が、大人ではなく、子どもたちが訴える力の意義と効果は同和教育・人権教育の取り組みで確認されてきたことでもある。続いて、コーディネーターの金香百合さんと、大阪府立人教でケータイ問題にも取り組む妻木さん、インターネットステーション事務局長の中野さん、中3と高3のお子さんをもつ保護者のお母さんをパネリストにしたシンポジウム。それぞれの立場から様々な実践をたっぷり紹介していただき、kurochanとしても大いにヒントをいただいた。会終了後、楽屋控室を訪ね直接お話もさせていただいた。これからもよろしくお願いします。(1359、08/8/11)[→8月目次]
 ※ケータイと子どもたちの人権


【ネット加害者へのアプローチ】vol.468《日々雑感より》
◆北海道稚内で、学校裏サイトに友達中傷の書き込みをした生徒が、教員の指導を受けた晩に自殺をはかり、死亡していたことが報道された。指導内容も気になるところだが、ネット中傷の加害者が、リアルでは「弱者」としてストレスを抱え込んでいることは十分に予想されることであり、こうした事例に対応する際に、十分に留意すべきであることも、確認したい。(1356、08/8/7)[→8月目次]
 ※ケータイと子どもたちの人権


【グーグルマップとストリートビュー】vol.467《日々雑感より》
◆Googleの新サービス、「Googleマップ ストリートビュー」はプライバシー侵害事例発生の可能性が極めて大きい、問題ある「サービス」ではないかと危惧する。問題の報告手続きは掲載されているが、通行人も含めて街中の様子があれだけ詳細な画像として掲載されていることに嫌悪感すら覚える。人権侵害事例は事後報告での対処ではとり返しがつかないことも多いということを訴える必要がある。(1356、08/8/7)
◆生徒や顧客などの内密な情報を地図とリンクさせた「マイマップ」が「非公開」に設定しても、検索で公開され、意図的な「差別マップ」までが発信され始めている。ストリートビューと連動すると、さらに悪質な情報源となる。文科省初等中等教育局も注意喚起と情報収集をはじめたが、こうした機能そのものがまだ十分に認知されておらず、問題の所在はなおさらよく分からないといったのが実態だろう。マスコミもそれなりに取り上げてはいるが、悪意の関心をもたせないように、まだまだ控えめの報道と感じる。kurochanも、この問題を近々提起する場をえているが、まさに、「2つのJ=人権と情報」というkurochanの実践課題にかかわる重大な人権侵害だ。それを拡散させる、ネットの負の側面をいかに克服していくか、深刻で急を要する課題だ。(1420、08/11/12)
◆Googleマップとストリートビューについての数枚の複雑なプレゼンを追加。近い予定では、来週の県内某高校職員研修と、月末に奈良で開催される全同教奈良大会特別分科会で、「ケータイネットと子どもたちの人権」について講演する際に使う。(1421、08/11/13)
◆Googleスケジュールも非公開のはずが漏洩被害が出ているようだ。Googleが杜撰なのか、Google叩きが起きているのか。Web2.0の陥穽として、問題点を洗い出す必要があるのかもしれない。(1429、08/11/25)
◆奈良県でも複数の自治体で、Googleストリートビューに対する抗議決議が相次いでいる。こうしたニュースをGoogle検索しても出てこないのはGoogleの操作であることは、他の検索エンジンと比べればよく分かる。Google社は、注目のベンチャーと思ってきたが、人権擁護の思想が欠落した問題企業と言わざるをえない。(1446、08/12/16)
◆月刊部落解放2009年1月号で、人権ジャーナリストの北口学さんが「プライバシー侵害と差別への利用 グーグル・ストリートビューの人権上の問題性」と題した文章を書いている。学校のケータイ禁止宣言をする自治体は多いが、SV問題にも意識を向けてもらいたいものだ。(1449、08/12/22)[→8月目次]

 ※ケータイと子どもたちの人権


【ひめゆり学徒隊生存者の講演】vol.466《日々雑感より》
◆6日は、毎年恒例の「平和・解放教育講演会」。今年は、反戦記録映画「沖縄戦 未来への証言」を鑑賞し、ひめゆり学徒隊の生存者である新川礼子(あらかわれいこ)さんの講演を聞く。映画も講演も、地上戦の様子が生々しく伝わってくる。新川さんはkurochanの母と同い年。看護「婦」だった母も、戦時中は奈良の地で、機銃掃射で傷ついた人々の治療にあたったというが、新川さんは南風原の陸軍野戦病院でそれこそ生死の境をさまよう人々の看護にあたっていた。壕の外は鉄の猛威で、最終的に負傷はしたものの生き延びられた新川さんは、いまもこうして「戦争という悲劇」を語り継いでおられる。反戦平和・人権擁護の原点として、この日の映画と講演を受け止めたい。(1356、08/8/7)[→8月目次]

【映画『パッチギ! 『Love & Peace』と李鳳宇プロデューサー】vol.465《日々雑感より》
◆4日は、やまと郡山城ホールで「第37回奈良県外教学習会」。kurochanは受付担当だったのだが、会場のキャパ一杯の約1050人が詰めかけ、大変な盛会であった。まず、映画『パッチギ!Love & Peace』(パッチギU)を鑑賞(kurochanは受付業務で後半しか観ることができなかったが)。公開当時、右翼の抗議でロードショウが早々に打ち切りになったりしたというだけあって、日本社会の痛い部分にパッチギ(頭突き)をかます、痛烈な映画だ。続いて、この映画を井筒監督と組んで制作したプロデューサー李鳳宇(リボンウ)さんの講演。映画制作だけではなく、海外の良質な映画を配給もされているが、「韓流ブーム」の素地を作ったのも李鳳宇さんだといえる。講演では、著書『パッチギ!的 世界は映画で変えられる』(岩波書店2007)でも書かれている、ご自身の生い立ちや亡父への思い、フランス留学時の映画との出会い、「映画」という文化の力やシネカノンという独立系映画配給会社設立の思い、業界や俳優のエピソードなども交えた、控えめな口調ながら染み入る話をしていただいた。実は、スタッフ10数人で囲む会を催し、会場近くで一席を設けたのだが、さらに様々な裏話や、映画に関する話題をお話しいただいた。前掲の著書に、「もし日本映画を観ていたら米兵は原爆を落とせただろうか」という下りがあるのだが、kurochanはそれを引き合いに出して、自分も諸外国でのさまざまな体験を生徒達に語っていきたいとお話しさせていただいた。スタッフ間ではその他の議論も沸き起こり、有意義な一日となった。(1355、08/8/6)[→8月目次]

【高人教夏期研修会2008】vol.464《日々雑感より》
◆大寺さんのこの日の話のキーワードは「情トレ・ロ卒啄・自芯」。脳トレばやりだが情トレこそが必要ではないかという作家の五木寛之さんの話、雛と親鳥が卵の殻の両側からつつき合うという「ロ卒啄(そったく)」は片方が片方を操ろうとする「手綱」ではなく信号と受容という双方の作用としての「絆」づくりという話、「自芯」とは人権高座で活躍されている落語家の露の新治さんがよく言う自身の積み重ねが自尊感情につながるという話。(1353、08/8/2)[→8月目次]



























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