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時の話題2008-7
LAST UPDATE 2008-11-20
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今月の目次
◇印は《日々雑感新掲示板》より転載
日本語指導研修会とリライト教材(08/7/31) ◇精神障害者"語り部"事業(08/7/26) ◇内なる対話(08/7/1)

【日本語指導研修会とリライト教材】vol.463《日々雑感より》
◆29日は、午前のクラブ活動を終え、午後は県外教の第13回日本語指導研修会。吉村美紀先生の講義を受け、リライト教材作成のグループ実習。リライト教材とは、新渡日外国人生徒の日本語能力や文化背景にあわせて、教科書本文などを読みやすく書きかえたものだ。これは読解力に発達障害をもつ子どもにも有効な手法で、特別支援教育の観点からも有意義な取り組みだ。いざ、作成してみると、表現の一つ一つが子どもたちに理解できるだろうかと議論になる。こうしたプロセスがまた大切で、子どもたちに届く表現にこだわる姿勢に、意義がある。日本語能力が不十分な保護者に対しても応用ができるだろう。(1351、08/7/31)[→7月目次]

【精神障害者"語り部"事業】vol.462《日々雑感より》
◆「精神障害者"語り部"事業を知る研修会」(大和郡山市三の丸会館)に参加した。大阪の「精神障害者を支える会ヒット」と当事者の会「ぼちぼちクラブ」のみなさんが、就労としての語り部事業の意義と実践を語ってくださった。kurochanも一時はPSW(Psychological Social Worker)をめざしたことがある。幼い頃、いじめられっ子だったkurochanは、いじめっ子はもちろん保育士をはじめとする大人たちにも不信をつのらせ、やがて友達や教員の無神経な言葉や態度に敏感に怒りを覚えるようになった。その怒りは自分自身にも向けられるようになる。なんどもくじけそうになりながら生きてきたのだが、メンタルな弱さへに対し残酷な世の中への反発から、知的障害や精神障害をはじめ、こころの病に取り組もうとしたのだった。23年前に「いじめ」をテーマに卒論を書いたkurochanは、教員の道へ進み、人権教育に取り組むようになったのだが、知的障害や精神障害の問題についても当事者の語りから学ぶ人権学習が必要だと考えてきたので、こうした語り部事業には是非とも組したい。今日、語ってくださったとりわけ当事者のみなさんには感謝したいし、できれば今後、お世話になりたい。(1348、08/7/26)[→7月目次]

【内なる対話】vol.461《日々雑感より》
◆こうしてブログを書いていること自体がある意味で矛盾を孕んでいるのだが、内なる対話、内なる自問自答、実存主義でいうところの対自存在、精神分析でいうところの超自我と自我の葛藤、といった内なる精神活動による主体の復権が、今の自分には必要なんだと強く思う。青年心理でいうところの同調圧力と自尊感情の関係かもしれない。アンガージュマン以前の自己内対話によって、多忙さとままならなさからくる数々のストレスを、前意識への抑圧ではなしに、自覚的に克服したい。内なる対話からアイデンティティを再構築するために。(1331、08/7/1)[→7月目次]


























<アンカージャンプ用の画面余白です>