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時の話題2007-3
LAST UPDATE 2007-07-25
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◇印は《日々雑感新掲示板》より転載
沖縄の集団自決(07/3/31) ◇植木等さんの死(07/3/27)

【沖縄の集団自決】vol.368《日々雑感より》
◆「戦争ができる国作り」という危険な流れがまたひとつ明らかになった。戦争末期の沖縄で相次いだ集団自決に日本軍による強制を認める教科書記述を文科省は認めないというのだ。歴史認識は科学的であるべきだが、修正主義者がふりかざすトリックに満ちたニセの科学的検証は、まともに付き合うのも時間の無駄だが、社会的影響が大きい場合は放置もできない。細部の検証や反証はネット上では避けるが、こうした兆候がでてくる政治的背景はきっちりと批判しておきたい。日本軍は悪くなかった→日本の戦争は反省すべきものではない→日本の再軍備化にはためらう必要がない→軍治的貢献は望ましい国民務めである。かくして格差社会の生き延び方として従順な兵士と労働者が量産されることになる。さらには、「強制ではなく、自発的意志なのだ」というトリックは現代にも幅をきかすのである。(976、07/3/31)[→3月目次]

【植木等さんの死】vol.367《日々雑感より》
◆俳優の植木等さんが亡くなった。「スーダラ節」がヒットし、「無責任男」として人気を博した芸能人だが、反戦・反差別の視点をしっかりともつ文章も書ける人だった。僧職にあった彼の父が、戦時中、「非国民」と呼ばれようが「生きて帰ってこい」と若い兵士に語った話は有名だ。無責任男とは、そんな父譲りの、体制迎合を戒める生き方を示していたのだとkurochanは思っている。合掌。(972、07/3/27)[→3月目次]



























<アンカージャンプ用の画面余白です>