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◇731部隊と憲法9条の新真相(05/8/15) ◇ケータイと青少年・シンポジウム(05/8/11〜12) ◇「つくる会」リベンジを許すな(05/8/7〜13) ◇郵政民営化解散(05/8/7〜9) |
【731部隊と憲法9条の新真相】vol.271《新掲示板レスより》
◆中国人捕虜を「マルタ」と称して非道な人体実験を行ったり、中国本土で細菌戦を繰り広げていた日本軍 731部隊に対し、米国が資金提供をする代わりに実験データを受け取っていたことが、GHQの公文書公開で明らかとなった。同部隊の戦争責任がうやむやにされ、のちに薬害エイズを引き起こすミドリ十字社として彼等は生き延びるが、真相をごまかさず戦争責任を明らかにすることがいかに大切かをしめすものだ。また、戦争放棄の新憲法平和条項が、改憲派お得意の「押し付け平和主義」ではなく、敗戦時の白鳥イタリア大使が幣原・マッカーサー会談に先だち提案したもので吉田茂も内諾済みのものであった可能性が濃厚であるとの資料が発見された。これもまた、軍にまつわる当局の説明の裏側には様々な真実が隠されていることを示すものであるといえよう。(643、05/8/15)[→8月目次]
【ケータイと青少年・シンポジウム】vol.270《新掲示板レスより》
◆ケータイに関しては、電磁波や交通マナーの問題・通話時間や料金の問題が多く語られてきましたが、いわばモバイルインターネットパソコンとして、性犯罪や差別表現・心理的依存やリテラシーなどの問題も外すわけにいかず、しかも親子の認識のズレ・学校教育の対応の遅れも指摘されるべき状況です。パソコンとの共通課題もあれば、ケータイならではの課題もありますよね。今日も少し触れましたが、都合のよい相手を効率的に選択するシステムが、反差別の仲間づくりという、じっくりと向き合う姿勢を忌避する態度を増幅させる効果をもっていないか、人権教育の課題としても見極められたらと思っています。(フーセンの羊さんへの掲示板レス、05/8/11)
◆これでいいのか「情報化」社会、というメインテーマで昨年から始まった奈良県啓発連協のシンポジウム。今年は「ケータイ」電話の有害情報を斬ると題し、ケータイと青少年を取り巻く諸課題を話し合うということで、昨日、奈良県文化会館大ホールに1100人が集まりました。パネルディスカッションでは、新聞記者・県警青少年サポートセンター職員・元NTTシステムエンジニアの大学教授に、現場の高校教員として何とkurochanが加わって約2時間のトークがあり、僕kurochanも打ち合わせ通り計約20分間喋りました。ある程度焼き直して、当サイトにも文章を書きたいと思っています。が、時間があるかな?(642、05/8/12)[→8月目次]
※「ケータイと子どもたち」・・・・問題点の整理と交流
【「つくる会」リベンジを許すな】vol.269《日々雑感より》
◆扶桑社版「つくる会」教科書が初めて市町村単位の採択区で採択されてしまった。栃木県は教組からして独特で、組織率8割を越える全日教連は附属研究所長に「つくる会」前副会長の高橋史朗を雇っているから驚きだ。この人物はジェンダーフリーの意義を意図的に歪めて吹聴してきたことでも知られる。さらに昨年暮れには、市民の反対を押し切って埼玉県教育委員にも就任。歴史改竄右派勢力が関東にひろがりつつある。東京都教委はすでに、上意下達軍国組織と化しており、今、「つくる会」教科書に反対する杉並市民の闘いに声援を送りたい(ブックマークに2件追加)。kurochan自身も、「日本の戦争責任史料センター」等の会員であるが、新たに「子どもと教科書全国ネット21」の会員にもなることにした。反民主的な歴史・公民(・音楽)の教科書を拒否し、教基法・憲法の改悪を阻止することが、子どもたちの未来を守ることにもなる。(640、05/8/7)
◆東京杉並区で「つくる会」教科書が採択されるし、靖国そのものの犯罪性をたなあげにした参拝報道ばかりが流されるしで、せっかくの世界陸上も日本代表ばかりをことさらにひいきする番組構成で、共通する独善性にうんざりしているのは僕だけじゃないだろうとも思います。(eatyhiroさんへの掲示板レス、05/8/13)[→8月目次]
【郵政民営化解散】vol.268《日々雑感より》
◆強引な郵政法案可決にむけ、解散と公認取り消しをちらつかせて(これが効果を持つところが選挙対策だけが目的の政党と言われる所以だが)、まったく急務と思えないことにのみ意地をはる小泉は何を考えているのか。kurochanには、国鉄解体と同様、国有資産の形式合法的横領が主目的であるとしか思えない。そして、敵対派閥や労組潰し、関連企業への利益誘導と利権構造の再構築も狙いだろう。国鉄解体の結果が、利益優先経営の末の尼崎列車脱線事故であり、汐留のビル群と引き替えの1000人もの不当解雇だとすれば、郵便事業民営化の結末は何か。豊富な資金と情報統制、そして選挙対策地盤の再構築が狙いじゃないのか。JRの日勤教育は国鉄解体の結果であり、労基法改悪後の全国の郵便局員の加重労働が多くの自殺者まで生み出している深刻な事態が民営化によってさらに悪化することは避けられないだろう。(640、05/8/7)
◆「大人は何をやっているの?」と問う子どもに納得させられるはずもない今回の解散。あまりに低次元の日本の政局は、世界の笑いものだろうが、電通仕込みの「感動した〜!」ワンフレーズ小泉トークに思慮のなさを読み取らず、長期政権を許してきたのは誰か?問われるのは、実質的な実体のない「改革」連呼も虚しい単なる意地っ張りの小泉は言うに及ばず、有権者自身の政治意識に他ならない。政治を変えるときは確実に来ているのだが、肝心の核となる担い手が不在なのだ。資質を持つ人材は多数いるはずだが、あんなお粗末な日本の政界にはなかなか身を投じないし、旧態とした利益誘導選挙民からは選ばれるはずもない。財界のためではなく、民のための政治家養成教育から始めなければ、ならないのかもしれない。プラトンや孔子の危機意識から、25世紀も経つというのにね(641、05/8/9)[→8月目次]