【9.11事件への疑問】vol.223《日々雑感より》
◆kurochanもたまたまテレビをつけたら放送していて見入ったのだが、今夜の「たけしの、こんなはずでは」(テレビ朝日系列)を観て驚いた方もいるだろう。当の米国でも、事故直後から様々な疑問が投げ掛けられ、証拠隠滅と情報操作が指摘されてきたことは、日本でも「週刊金曜日」や岩波ブックレット、それに一部のインターネットサイトなどの、社会派で良識あるメディアが、事故後まもない頃から取り上げてきた。いわゆる「アメリカ同時多発テロ」事件とは、冷戦終結後のアメリカ軍需産業盛り返しの切り札として、ブッシュ政権の別の顔であるネオコングループが画策した自作自演の軍需拡大政策だというものだ。そしてブッシュはフロリダに避難していたのだ。番組では、ペンタゴンに突入したのは旅客機ではなく米軍の無人偵察機であろうと指摘し、世界貿易センタービルに突っ込んだ旅客機は米国管制官によって誘導されていたのではと疑問を投げ掛けた。後者は、旅客機ではなく爆薬を装備した輸送機だったとの指摘もあり、一帯のビルにあらかじめ仕掛けられた爆薬が突入寸前に爆発したという映像証拠や消防士らの指摘がある。真珠湾(パールハーバー)奇襲攻撃を事前に知っていた米国政府が、戦争反対の世論を覆して参戦するために、ハワイ駐留の多数の米兵等を見殺しにしたように、軍需産業再生とイスラム地域の資源確保のために旅客機の乗客や世界貿易センターやペンタゴンの職員を見殺しにした(いや、殺した)ということは、信じがたいほどに恐ろしく罪深いことだが、十分ありうる話だと思う。改めて、戦争と情報操作の非情さを思い知らされる。ただし、番組では、アフガニスタンやイラクの人々が米軍によって無数に虐殺されたことが抜け落ち、ある程度の事前情報が小泉に入っていたことには触れられなかったことと合わせ、日本の新たな戦争責任にはつながらないように「配慮」されていたように思う。国民保護法という国家総動員法の危険性と切り離してはいけないとも思う。(545、04/9/11)
◆番組で使われた画像のいくつかは、たまたま昨日メインページに貼りつけた「911
IN PLANE SITE」というドキュメンタリーDVDのサイトでも見ることができます。またこのDVDの上映会が全国各地でなされており、奈良ではこの20日に開催されることは「反戦情報2004」ですでに紹介しています。各地の上映会日程は、「911
IN PLANE SITE日本上陸」サイトに掲載されています。(545、04/9/11)[→9月目次]
※「対テロ戦争」の欺瞞(vol.231)
【沖縄国際大への米軍ヘリ墜落事件】vol.222《日々雑感より》
◆悪徳マネーゲームに手を染めてきた企業は多々あるでしょうし、軍事独裁政権の各国に莫大な紐付き資金援助をしてきた日本の与党や、超テロ無反省大国の米国政権に献金し続ける企業はうようよしているんですから、労働者としても、消費者としても、さらには納税者としても、うんざりしてしまいます。戦時中も戦後においても、軍がそれを全面的にバックアップ、そして報道や教育を操り、真実を覆い隠して、財と命を奪い尽くす。こんなことは許せません。
先日の、沖縄国際大に米軍ヘリが墜落した事件だって、地位協定を逸脱して在日米軍が一帯を封鎖し、沖縄県警も大学関係者さえも締め出されました。奇跡的に死傷者は出ませんでしたが、大破したヘリの機体を撤去する米兵がガイガーカウンターをもっているのが目撃されており、おそらくは劣化ウラン弾などの核兵器を搭載していたんだろうと言われています。ところが、日本政府の対応はあまりに鈍く、マスコミは金メダルのことばかりを取り上げていました。5日に奈良でも抗議集会があるんですが(反戦情報2004参照)、僕も参加しようと思っています。(エドモンズさんへの掲示板レスより転載)(542、04/9/2)
◆「小泉首相!あなたは沖縄県民に謝罪もせず、沖縄県知事との面会を拒否したばかりか、米軍ヘリ墜落現場の視察と沖国大(沖縄国際大学)への謝罪、米軍への抗議もすることなく、オリンピックの金メダルに浮かれ、果ては観光気分で「北方領土視察」とは一体全体どういう了見なのか。まったくあきれ果てて顔も見たくない。怒り心頭に達している。沖縄県民の命は金メダルより軽いのか。」(「あわや大惨事!米軍ヘリ墜落事故弾劾!沖縄・普天間基地の即時撤去を求める奈良県民集会」集会決議より)(544、04/9/7) |
◆事件は8月13日。事件そのものも極めて問題だが、米軍や日本政府さらには大手マスコミの対応は、「知らしめんかな」の裏合意ができていたかのようなひどいものだ。現地、宜野湾市民集会は台風で一週間延期になったが、全国各地で、この5日に抗議集会が開催された。マスコミも若干取り上げつつあるが、あまりに対応が鈍すぎるのだ。夏休み中の大学に落ちたことや、ヘリの破片が貫通した民家の寝室にいた乳児が幸いにも母に抱き抱えられたお陰で命拾いしたなどの奇跡的偶然が重なって、乗組員以外に死傷者がでなかったものの、もし民家や授業中の学校などを直撃していれば、宮森小学校直撃事件の悪夢が再び現実のものになるところだったのだ。
住宅街に隣接する普天間基地は、あのラムズフェルド米国防長官ですら「こんなところで事故が起きないほうが不思議だ」(2003年11月視察)といったほど危険な立地であり、早くから撤去・少なくとも移設が叫ばれてきた米軍基地だ。事故は起こるべくして起こったのである。県警も消防も沖縄国際大関係者さえ排除して撤去作業をした米軍は、主権の侵害も甚だしく、おそらくはバレるとまずい核物資を搭載していたに違いない。そんな米軍に対し、うやむやに肩を持つ小泉内閣は、ポチぶりを示すことで安保理入りを目論んでいるのだろう。であるならそれは、沖縄をはじめとする基地を有する自治体や、ひいては日本全市民にたいする愚民政策に他ならない。この夏の小泉さんは、涼しいホテルに閉じこもりきりで、夜な夜なアテネオリンピックをテレビ観戦し、たまの外出は歌舞伎鑑賞だったりで、アテネには電話しても、沖縄県知事との面会は拒否する。やっと遠出するかと思ったら、沖縄とは正反対の方角の北方領土。これほどひどい総理大臣を選んだのは誰だ!
だだし、移設先は辺野古の珊瑚礁を埋め立てて造るとされいるが、これにも反対だ。95年の米兵による少女レイプ事件に端を発した反基地闘争に慌てて96年末に発表された「SACO合意」で普天間基地などの県内移設が決められ、市民投票などの反対表明や今も続けられている反対座り込み行動などにもかかわらず建設が強行されようとしているのだ。もっと沖縄に目を向けようではないか。(544、04/9/7)
◆ラムズフェルドの発言は辺野古海上基地建設を促すためでもあるようです。また彼のイラク派遣命令によって、事故9日後に同型ヘリの飛行が再開され、住民感情を大きく逆撫でする事態になっています。(04/9/8)[→9月目次]
※vol.240◆
辺野古とファルージャ