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時の話題
2003-12〜1
2004-02-03
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◇印は《日々雑感》より転載
イラク人は自衛隊派兵を望んでいない(03/12/26〜27) ◆建国義勇軍と在日朝鮮人差別(03/12/23〜24) ◇「北朝鮮」に関する出版社への抗議(03/12/18) ◇元ハンセン病患者宿泊拒否事件に思う(03/11/21〜12/18) ◇藤原史朗さん(03/12/17) ◇ビン=ラディンとサダム=フセイン(03/12/15) ◇あるフィリピン人男性(03/12/14) ◇自衛隊派兵反対・復興支援という米国のごまかし(03/12/9〜15) ◇イラク情勢に思う(03/9/9〜12/1) 


【藤原史朗さん】vol.164《日々雑感より》
◆藤原史朗さんの講演のテープ起こしを脱稿。約25000字。在日外国人教育運動史に残る、すぐれて実践的な方だ。尼崎工業高校で、生徒たちの「しんどさ」の、その中身と向き合い、市立尼崎高校で「本名とチョゴリ」にこだわり続けたその実践は、数知れぬ子どもたちに、生きる勇気と希望を与え、続く世代の教員たちに在日外国人教育の目標を示し続けてこられたと言える。来春定年退職で、12月13日の全外教セミナーで、10年務められた会長の退任講演があり、kurochanがテープ起こしを担当したわけだ。個人的にもお世話になり、改めてご苦労様でしたと言いたい。 (441、03/12/17)[→12月目次]

【ビン=ラディンとサダム=フセイン】vol.163《日々雑感より》
◆ビン=ラディンはソ連の南下に対抗するために、サダム=フセインはイラン革命後のイランを倒すために、いずれも米国の援助を受け、米国ために戦い、やがて米国によって切り捨てられた過去を持つ、どちらも米国が育てた存在だ。米国の石油資本や軍事産業と大統領選挙のために「悪魔」が演出されてきた。多くの善良な米国人がいる反面、まさに帝国主義の流れは確実に米国政治の世界戦略を蝕んでいる。(440、03/12/15)[→12月目次]

【あるフィリピン人男性】vol.162《日々雑感より》
◆12日、職場の忘年会の後、あるフィリピン人男性と約6時間飲む。ベトナム戦争時、バンドマンとして米軍キャンプを慰問に回っていた人で、戦後渡日してからも様々な人生遍歴を辿ってこられた。さすがに歌も上手く、語り尽くせぬ過去がまぶたに浮かぶのか、マイクを握り熱唱するそのしわだらけの顔には遠くを見るような潤んだ眼があったのを僕は直ぐ横で見落とさなかった。「先生、僕は最低の人間です」と彼は言うが、kurochanこそ彼から多くの事を教わった。「あなたこそ先生です」(434、03/12/14)[→12月目次]

【自衛隊派兵反対・復興支援という米国のごまかし】vol.161《日々雑感より》
◆米英のイラク侵略時における女性米兵ジェシカ=リンチ救出劇がヤラセだということは当初から指摘されていたが、先日彼女自身が勇気ある証言をした事はもっと大きく報道されるべきではないのか。米兵側の犠牲ばかりが報道され、戦時を含むと2万を越えるイラク人の犠牲は知らされない。イラク侵略とその植民地化を「イラク戦争勝利による解放」と称し、米英の大量破壊兵器使用というテロ行為は言葉を代えて正当化し、植民地化の手伝いを「復興支援」と呼ぶ。そんな事に金と命をかけさせる日本版ネオコン世襲議員に「有事」、つまり「戦争」商売をされてたまるか!(438、03/12/9)
◆僕は自衛隊派兵に断固反対です。しかし、確かに日教組の「教え子を再び戦場に送るな」というスローガンが虚しく感じる状況がありますね。豊かな教育や人権確立という実をとるためとはいえ、その協調路線は様々な軋みを生じ、傘下の組合の実態についても少なからぬ不満を感じてます。今回の総選挙でも、ここ数年の反戦平和教育への攻撃に関しても、「戦争ができる国作り」への徹底した批判が欠けていると思っています。次代を担う子どもたちを育てるという教育労働者としても、手をこまねいている場合ではありません。(eatyhiroさんへのレス、12/10掲示板より)
◆eatyhiroさんが指摘するごとく、「教え子を再び戦場へ送るな」のスローガンはいったいどうなったんだという声は多い。各所属で分会決議を!そして街に出て行動を!(440、03/12/15)[→12月目次]


【イラク情勢に思う】vol.160《日々雑感より》
◆戦後イラクの泥沼化でますます米国は総スカン。米兵死亡者の何十倍が殺され、更なる被曝が予想されるか、米国追従ばかりでは見えて来ない。(404、03/9/9)
◆総選挙の結果を受け、イラク派兵が焦点になりそうだ。護憲政党の大敗で、9条改憲気運が高まるだろうが、kurochanは戦争そのものを一切認めたくないし、「平和のための軍備・集団安保」などという詭弁も認めたくないのだ。(428、03/11/10)
◆イラクやグルジアで不穏な動きが続いているが、地域住民主体で非軍事的な民主化の進展をこそ世界の市民は待ち望んでいるはずだ。薄っぺらい正当化を大統領にさせ、ぬけぬけと金を脅し取りに来る某国政府に対するマニュフェストをちゃんと聞かせて欲しいものだ。今宵、奈良の星空は澄んでいる。イラクの夜空はとても星が美しいはずなのに。(432、01/11/23)
◆イラクでの米兵の犠牲は頻繁に報道されています。しかし、7000人以上にものぼる現地イラク人の犠牲はほとんど伝えられません。一方的で意図的な報道は正しい判断を誤らせます。日本人外交官の死を悼むとともに、「人としての余裕」を回復するために、本当は何をすべきなのか・何をしてはいけないのか、考え、行動したいと思います。(巻頭言より、03/12/1筆)[→12月目次]


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