◆飼育環境。
 外国産のクワガタを飼育していますが、外国産クワガタは環境温度に気を使います。11月に入り、大変寒い日が数日あり、毎日温度計を見ていましたが、15℃になったことがありました。思ってはいましたが、中型のアルキデスが★になってしまいました。
 
それがショックで環境温度が一定になる棚を一生懸命探しましたが、手頃な価格での市販品は、ありませんでした。そこで思いついたのが自作です。

      

[左の写真説明]まず、全体像です。今流行りのパイプ棚に厚さ7mmの発砲ウレタン(硬め)を適当な大きさにカットし、ガムテープ(最近では、いろいろな色のものがあります)にて貼り付けて完成です。小生の場合、取っ手をつけ、また密閉度を上げるためゴムラバーの貼り付け、および4個の強力マグネットにより、創意工夫しています。

[中央の写真説明]一番下の棚中央に置いてあるのが、250Wのパネルヒーターです。サーモスタットを中段に設置しておき、それで温度調整をしています。因みに普段は、25℃に設定しており、たまに温度・湿度を確認しています。

[右の写真説明]最上段の写真です。ケース、および菌糸ビンが置いてあります。

◆屋外飼育環境。
 屋外飼育環境と大げさなものではないのですが、屋外にもカブクワケースがあります。現在、コクワの幼虫10匹程度と国産カブト虫の幼虫が十数匹がいます。一番右の写真は、イシタケの木です。シイタケが4〜5年しても一つも生えてこないので、今年の夏、コクワの産卵木にしようとノコギリでカットしたところ、コクワの♂も真っ二つ。。。えっ!!! こんなところにコクワが出てきてビックリしました。その後、次から次へと割り出しを行ったら、なんとコクワ成虫♂4匹、♀7匹、幼虫が十数匹もできました。きっとシイタケ菌を幼虫が食ってしまったため、シイタケが生えてこないのだと、後で気づきひとつ勉強になりました。写真のシイタケ材は、シイタケが取れるので多分クワガタの幼虫はいないものと思っていますが、もしオオクワでも出てきたら、本当に嬉しいでしょうね。因みにこのシイタケ材は、山梨の親戚から届いたものなので、オオクワ出現説は、ゼロではありません。・・・笑

    

材割り出し。(2002年7月21日(日))
 30cm程の太さで長さ70cmの楢木(上の一番右の写真参照)の割り出しを行いました。さすがオオクワは出現しませんでしたが、コクワガタが沢山出てきました。幼虫については、また来年まで飼育するつもりです。来年の夏には一斉に成虫になるのが、また楽しみです。
  [成虫] ♂1匹、♀6匹  [蛹] ♂1匹、♀1匹  [幼虫] 15匹程度


    
   割り出し風景         成虫になったコクワガタ           蛹(左がオスで右がメス)               

◆飼育用品購入。
 飼育用品のケース・マット・ゼリー(餌)・産卵木・菌糸ビンなどの購入は、いろいろお金がかかります。小生の場合、こざしに購入する手間隙も結構馬鹿にならないことからインターネットでまとめ買いをしています。どうしてもまとめ買いの方が単価あたりの費用が安くすみますね。インターネットで一番安いお店を探し、そこから購入しています。因みに気に入っている購入先は「きのこの山」で、今回で3回目の注文となりますが、結構安くって品質もまあまあと思っています。その「きのこの山」からこんなに沢山と届きました。

    
産卵木                 マット3種類                  ゼリー

◆コーカサスカブトの写真。
 三本角で変わったカブトムシです。日本のカブトムシとは、大分違いますね。小生は、どちらかと言えば日本のカブトムシの方が好きですね。


カブトムシが成虫に。
 2002年7月18日に飼育中のカブトムシが成虫になりました。これは、01年の冬に近くの神社でカブトムシの幼虫を小生が見つけ、以後大事に育てていたものです。最初はオオクワの幼虫かなぁ・・・と思っていましたが、幼虫が大変大きいことと幼虫の頭が黒いことからカブトムシの幼虫であると推測していました。最初は何の幼虫であるか判明していなかったので、早く確認したいこともあり一匹の幼虫だけを温度管理された温室にて、カフェ・ビンに入れて育てていました。このカフェ・ビンにて育てた幼虫は、5月1日に成虫になりカブトムシであることが確定しました。因みにメスでした。その他の幼虫は、屋外飼育で育て、真冬の寒さに耐えて成虫になったもので一年間の思い出があり、成虫になった姿を見ると大変嬉しいものです。因みに偶然にも10匹全てがオスでした。

子供が遊ぶ後ろの神社でカブトムシの
幼虫を11匹程度ゲットしました。(01年冬)
オスばかり10匹とは驚です。
山梨県でゲットした野生のメスを入れて
あげました。因みにメスは写っていません。
(02年7月)
メスの取り合いがすごかったので
メス2匹を購入しケースにいれました。
因みにメスは写っていません。(02年7月)
交尾中のカブトムシ。(02年8月) 虫かごに集るととれなくなってしまう。
(02年7月)

カブトムシの卵・幼虫発見。
 2002年9月16日、カブトムシケースの中を確認しました。カブトムシの卵・幼虫を確認することが出来ました。現在、オス一匹、メス二匹を残し、後は全て死んでしまいました。カブトムシも成虫になってから1〜2ヶ月程度の命なので大変短いですね。

年月日 写真     コメント/備考    
2002年
9月16日(月)
カブトムシの卵を発見
比較的下のほうに産み付けるようです。
卵と幼虫が確認できました。
3ケースの卵・幼虫合計で50程度は居ると思います。 
2002年
10月26日
あれから1ヶ月と10日経った幼虫の様子です。
大分大きくなりました。3ケースある内、1ケースについては
幼虫の姿かたちが無く、全滅してしまいました。
残りの1ケースについては成長良好で、もうひとケースについ
てはあまり芳しくありません。何故だろう。全部で30匹程度に
減ってしまいました。
 今回はマットを替えてみました。結果は如何に・・・

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2003年
1月12日

2002年10月26日から2ヶ月ちょっと経過した幼虫の様子です。
2つあるケースの内の一つです。
日陰に保管しているせいか成長が鈍化している気がします。
もう少し大きく成長していても良い気がしますが、仕方無いで
すね。

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2003年
5月3日(土)

前回(1月12日)確認したよりも一回り大きくなっていました。
現在は2ケースに分けて飼育しています。1ケースに約10匹
程度います。ちょっと詰め過ぎの感あり。
どちらのケースも「フン」がすごいです。
新しいマットを3分の一程度加え、且つ加水を行い成虫に
なるまで「じぃ〜っと」待つことにします。

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2003年
7月10日(木)

立派な蛹室をちょっと拝見。
上に見えるのはメスの脱皮直後です。
下はオスで脱皮前です。
 
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2003年
7月27日(日)

皆、立派な成虫になりました。
全部で20〜30匹位います。
カブトムシは食欲が良いので餌代が大変です。
カブトムシケースが大小合わせて10ケース位
あります。これから夏本番なので霧吹きや餌やり
大忙しになります。


よしあきのカブト虫。
 @ 二男「よしあき」が一人で世話をして成虫にしました。あまり面倒を見ていないようですが、加水だけは毎月一回程度やっているようでした。このほかベンケイカニもいますので、こちらをクリックしてください。

 A ビートルマット取替え作業です。全て交換しないで糞を少し残して交換する方が良いです。

ビートルマット取替え作業中
2004年9月28日 Upload

幼虫の糞だけになり、幼虫が
地上に出て来てしまいました
飛騨の職人が一匹づつ取り出す 2ケースの内の1ケース 2ケース合わせて56匹の幼虫
ななも生まれて初めて持てる
ようになりました
糞100% ビートルマット 新規手配のストックも今回の
取替えで 4袋消費


◆撮影時のハプニング。
 エラフスホソアカクワガタは見ての通り非力と思っていたところ、ご覧の通り見事に穴があきました。小生も餓鬼の頃からこのクワガタの扱いに手馴れているはずなのですが、やってしまいました。カメラのファインダは非常に視野が狭く大変危険です。一年前にも長男かつあきがノコギリクワガタに指を噛まれ真っ青になって小生のもとにやってきましたが、どうしたらよいかわかりません。下手に動くと手錠のように圧力をかけて離そうとはしません。また最悪の場合、指を切断しようと顎をスライドさせてきます。
 そのような時には次のように対処すればよいと思います。@まず冷静になる。A静かに腰を落とす。Bクワガタの腹を大地に接触させ安心させる。C背中あたりを指で2〜3回叩く。Dクワガタは背中を叩かれたことで第二の戦闘態勢に入るためアゴを広げます。Eその瞬間、何事もなかったように指を外します。 以上の工程を約2〜3秒程度で行えば、98パーセントは回避できます。それでも駄目な場合は、小生の場合はありませんが、ハンマでクワガタの胴体をブチ抜く、またはクワガタのアゴをニッパでカットする位のことしか回避方法は無いのでは無いでしょか(笑)。


貫通後、見事にが出た。でも上記回避方法にて速やかに離してくれました。

◆最後に・・・・
 
一般的にカブトムシやクワガタのノコギリ・ミヤマ(深山)などは、成虫になってから、ひと夏しか生きないので、成虫になってから2〜4年生きると言われているオオクワやヒラタ系クワガタを主に飼育して行こうと思っている次第です。今後も時間をかけ、いろいろ勉強して、経験・体験談を掲載したいと思っています。皆様も是非、クワカブ飼育にトライしてみてください。日本では、冬があるので寒さに比較的強いオオクワ、ヒラタ、コクワなどから始めてみては良いと思います。