ステージア リアドライブシャフトブーツ交換(前編)

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2018-9-21、3連休前夜です。

3連休はこのステージアで家族旅行に行く予定です。1,000km以上走ってくる予定です。

私渋滞大嫌いなので、それだったら眠いのを我慢して夜中に走った方が幸せです。

なので金曜の夜、仕事終わって家に帰ったらすぐ出発というスケジュールです。いつもそんな感じです。

ところが金曜の夜にガソリンを満タンにして家に帰る途中、リアから異音が聞こえてきます…。

60km位で走っていると、トントントントン…と軽い振動を伴った異音です。

家に帰ってから、嫁さんにゆっくり車を動かしてもらい、私は車後方で外で音を確認します。

すると左後のタイヤ辺りから、ゴリっ、バキっとタイヤ1周辺り2種類の音が1回づつ聞こえてきます。

考えられる故障としては、ドライブシャフトがスムーズに回っていないのかなぁ…。

ドライブシャフトはブーツが痛んでいるのは分かっていて部品は用意してあるのですが、

破れた訳ではないので先延ばし中でした。

フロントロアアームのボールジョイントの故障修理の時の様に、

ブーツが破れてないからといってグリースが健康かどうかは分かりません。

ドライブシャフトがスムーズに回っていなくて軽い振動を伴った異音発生であれば、

1,000km超の旅行には耐えられません。

旅行は急遽Y30で行く事にしました。

が、こちらは今、ステアリングホイールの革巻きのつづきで、

サイドブレーキレバーとATシフトノブを革巻きにしようと分解中。

完成間近だったので、急遽切出してあった革を縫い上げて旅行に行く事になりました。

 

話は戻って、ドライブシャフトブーツは近々交換しようと部品は用意してあります。

ブーツリペアキットの純正パーツナンバーは、39741-05U28。\4,280。

グリースやバンドも含まれます。うちのRB25DE (NA)、2WDの場合です。

インナーもアウターも同じ部品で、1台(リア左右)で4個必要です。

後継品がC9GDA-05U89、更に後継品がC9GDA-05U8Lです。

ステージア(WGC34)の他、スカイライン(R32、R33、R34、V35)やローレル(C34、C35)、

その他いろんな車種でも同じブーツリペアキットを使っている様です。

私は純正品にこだわるつもりはない(物による)ので、社外品を用意してあります。

ブーツ(バンド付) MIYACO MB-1175 \1,290 + モリブデングリース ダイゾーニチモリ N-2001 \259

 

2018-9-28、まず異音発生個所を確認してみようと思います。

ガレージジャッキをデフに当てジャッキアップ、馬をかけてブレーキを解除してから、

タイヤを手で回して症状を確認してみます。

が、再現出来ません。想定内です。デフとナックルの位置関係が接地状態と異なるからです。

ロアアームを油圧パンタジャッキでジャッキアップして、

ナックルとデフの位置関係を接地状態と同じにして確認してみます。

が、再現出来ません。やはり接地状態を正確にシミュレート出来ていないんだと思います。

タイヤを外してみます。

と、ここで原因発見!ホイールナットがゆるんでいます…。

こんな事初めてです。想定外でした。でも原因は確定です。ドライブシャフトじゃなくて良かった。

ハブボルトのサビが酷いのが原因かもしれません。ワイヤーブラシでサビを落としておきます。

 

どっちにしてもドライブシャフトのブーツは劣化しているので、

いい機会なのでこのままドライブシャフトブーツ交換してしまおうと思います。

デフのサイドフランジのナットを外します。12mm x6個です。

ソケットレンチはヘッドが当たって使えませんでした。メガネレンチ(KTC M5-1214)を使いました。

次にハブナットです。36mmです。ちゃんと用意しています

もちろん事前に5-56かけておいて、ピンを抜いてナットを回すと、あれ?意外と簡単に緩みました。

ドライブシャフトをハブベアリングから抜きます。

ナットを仮に取り付け、木の板越にハンマーでたたくとこれまた意外と簡単に抜けました。

が、ドライブシャフトのデフのサイドフランジ側が剥がれません。

ハンマーで軽く衝撃を与えても剥がれそうにもありません。

しょうがないのでタガネとハンマーで無理矢理引き剥がします。

なるべく回転方向に力がかかる様にたたきます。

なんとか引き剥がす事が出来ました。

次にドライブシャフトを抜きます。リア足回りはこんな感じになっています。

この車はマルチリンク式独立懸架でリンクがいっぱいあります。

リアアッパーアームとラテラルリンク辺りを取り外さないとドライブシャフトを外せないかと思っていたのですが、

意外にもそのままでドライブシャフトだけ抜く事が出来ました。

リアアッパーアームはクスコの調整式の物に交換して純正より長くしてあります。

ダウンサス入れて車高を落としたらネガキャンが大きくついてしまいタイヤが偏摩耗してしまったので、その対策です。

純正より長くなっているので、そのおかげなのかもしれません。

苦労したデフのサイドフランジのサビ具合はこんな感じ。

ドライブシャフト側はこんな感じです。

ドライブシャフトのナックル側はこんな感じです。

タップリの5-56とサビで赤い汁が出来ています。この後、5-56でサビ落とし。

ブーツはまだ平気な様にも見えます。

が、中のグリースは20年150Mm交換していないので、オーバーホール?ブーツ交換はやります。

ただ、この時点で外は真っ暗。ライト付けて作業しているので虫が寄ってきます。

翌日以降は台風の影響でしばらく雨の予報なので、来週も出社出来る様にこのまま元に戻す事にします。

ドライブシャフトの取り外しまでは経験したので、ブーツ交換の時はスムーズに出来るハズです。

ブーツ交換は更に先延ばしになりました。

 

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