ステージア スモールのLED化2

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スモールのLED化のつづきです。

2018-11、永年放置していたテールランプ(スモール、ブレーキ)をLED化します。

放置していた理由ですが、Y30の時と違って構造的に手作りで作り難かったからです。

でも今は当時と違って市販のLED電球が実用的になってきました。

明るさ、耐久性、コストパフォーマンス等問題無いレベルだと思います。

なので、市販のLED電球を使ってLED化します。

先日バックアップランプを市販のLED電球に交換したのですがいい感じだったので、

同じ構造でT25のダブルフィラメント仕様のこちらを選びたいと思います。

ちゃんと定電流デコデコで制御しているし、一応ヒートシンクもあります。

でもバックアップランプの時同様日本の通販ではやっぱりちょっと高いので、

中国の通販でこちらを購入しました。White、7443(T25)です。US$3.99/pairでした。

1.4mm x 4.0mm のLED(4014)が45個付いています。

スペックは7W、980lmとあります。

入力電流は実測14.0Vでスモールで0.08A、ブレーキで0.25Aでした。

消費電力はそれぞれ、1.12W、3.5Wになります。

あれ?ブレーキは法律上スモールの5倍以上の明るさが必要なはずですが…。

このままじゃ使えないって事ですね。所詮海外製です…。

 

回路を解析してみます。

定電流コントロールICはPT4115を使っています。データシートはこちらにあります

カレントセンス抵抗は0.27ohmです。

ここが0.1Vになるように定電流制御されるので、LEDに370mA流す回路になります。

DIMの電圧を0.5V〜2.5Vまで変化させる事により明るさを変えられる様です。

ブレーキの明るさをもうちょっとちゃんと決められる様に改造します。

Y30の時の回路から、Pchトランジスタの代わりにダイオードに変更しています。

ダイオードはPanasonicのMA111を使いましたが、小信号用の何でも良いです。MBR0530とか

入力電流は実測14.0Vでスモールで0.04A、ブレーキで0.25Aになりました。

消費電力はそれぞれ、0.56W、3.5Wになります。

この回路に改造する事により、ブレーキの電圧に依存しないし、

6倍程度の電力差になる事になりました。完成。

これはノートのストップランプに取り付けました。

 

ステージア用には改めて購入します。

中国の通販で今度は赤を購入しました。Red、7443(T25)です。US$3.38/pairでした。

基板は前回とちょっと変わっていました。

前回とは違って、ブレーキからDIMまでの間に追加したダイオードが始めから入っていました。

それ以外は、120kohmが100kohmになっていました。

カレントセンス抵抗は今回は表示が無いので分かりません。

前回同様に改造してみます。

その結果、入力電流は実測14.0Vでスモールで0.03A、ブレーキで0.17Aになりました。

消費電力はそれぞれ、0.42W、2.4Wになります。

白LEDよりちょっと少ないですね…。暗いのかな?比べてみました。

まずノーマルの電球でのスモール点灯。

この車は寒冷地仕様でバックアップランプが片方バックフォグになっている都合で、

テールランプの内側はブレーキは光りません。

外側だけですが、ブレーキ点灯。

一番右端の球だけを白LEDに交換して比較してみます。スモール点灯。

電球より若干明るいですかね。次にブレーキ点灯。

ブレーキも同様に電球より若干明るい様です。

今度は一番右端の球だけを赤LEDに交換してみます。スモール点灯。

ほぼ電球同等です。次にブレーキ点灯。

おっと。電球より暗い様です。ダメですねこれは。残念。

せっかく改造までした赤LEDは使わない事にして、改めて白LEDを購入する事にします。

 

今度はこちらから購入しました。7443のWhiteです。US$3.19/2pcsでした。2週間で届きました。

同じく改造します。基板はこないだ購入した赤のと同じでした。

これでやっと、ステージアのテールランプはLED化されました。

 

これでステージアのスモールのLED化はこちらと併せて一通り完了した事になります。

消費電流を測定してみました。

エンジンOFFのACCで、オーディオ(画面OFF) + スモール + ルームミラーOFF = 4.4Aでした。

30分程度は全く心配要りません。

ルームミラーをONにすると4.7Aになります。

オーディオ(画面OFF)だけだと2.8Aでした。スモールで1.6A消費している事になります。

 

 

 

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