「上田地域トレッキングコース」(保福寺峠〜十観山)を歩く(1)


 連休に、保福寺峠へ行ってみたら、青木村で立てたこの標識が立っていました。30山あれこれ(2)「信州上田近郊の里山歩き」に書いてあるように、このコースが歩かれるようになっている事は知っていましたので、前と様子が変わったかな?今はどうだろう、と歩いてみたくなりました。また、以前、入山、御鷹山、十観山と縦走した時は、保福寺峠東手前の林道から、尾根に出ていましたので、保福寺峠から二ツ石峰はまだ、歩いていません。保福寺峠から十観山までの今を知りたい、というわけで出発だ、このコースは5月までだと思うので・・・。しかし、このコースを歩くには、5時間はかかるし、ピストン出来ないので、車も大変。一人では心細いし。という訳で、全コースはまた秋にでも、だれかさそって歩こう、という訳で今回は、保福寺峠から、二ツ石峰〜入山手前の1549mまでこのコースを歩き、林道をゲートまで帰ってきて、車道を保福寺峠まで戻って来ました。保福寺峠からそこまで、2時間,帰りは1時間強かかりました。(2002、5、12)なお、このコース全体(保福寺峠〜十観山)は、2003年11月にHP「山岳巡礼」の根橋さんとごいっしょに歩く事ができました。

家から45分ほど、峠に着いたのは11:15頃。峠は広い空き地があり,車の駐車の心配はありません。つつどりが鳴き、きつつきのドラミングが大きい音で聞こえていました。 峠の北側に標識と登りだしに大きな馬頭観音がありましたが,天保という年代が刻まれていました。 1449mに登り、西に下って、二ツ石峰の登りになります。道は踏み跡から道になりつつあるくらいで、赤テープなどの印も結構ついています。新緑の木々の足元にはすみれが咲いて気持ちよい登りです。右手木の間に入奈良本牧場あたりが見えます。振り返ると美ヶ原や蓼科山、保福寺峠あたりがよく見えます。登りのコース途中にある石付近。二ツ石峰の登りだけは、結構急です。 二ツ石峰1563m山頂部に着くと、入山と二ツ石峰山頂への別方向の標識が立っていました。山頂へ寄り道すると、三角点と丸子町の山岳会のお札?がかかっていました。写真は山頂付近から北を見た所です。縦走路が遥かかなたに続くといった感じです。地図上の水平の直線距離だけで見ると、蝶ケ岳から常念岳を越えて大天井岳まで位。奥穂高岳から槍ヶ岳より長い距離です。
二ツ石峰から北へ少し進むと、北アルプスのパノラマが開ける場所です。保福寺峠のウエストン碑あたりよりずっとよく見えますし、縦走路の雰囲気と相まって、まさにトレッキングコースとうなずける場所でした。この日は,こんな感じで、雲間に見える程度でしたが、それも中々良かったです。 北側のもう一つの峰から、村境に沿って路が林を切って作ってあり、ぐんぐん下ると林道にでます。少し林道を歩くと、青木村、四賀村との林道の峠の三叉路につきます。以前私は、青木側のゲートからここまで歩いてきて、ここから十観山への縦走に入りました。今は入山へ向かう標識があり,以前は途絶えがちな尾根の踏み跡でしたが、今は道と言ってもいいようなものになっていました。 林道では、真中に花も咲き、ぎふちょう(ひめぎふちょう?)が結構飛んでいました。道に止まったので写真に撮れました。三叉路には、青木村の人が3,4人でわらび取りに来ていました。このコース,ずみ(こなし)の木につぼみがたくさんついたものが所々にあり、満開の時は美しいだろうな,と思いました。 そろそろ帰ろうかと思い、丘のような尾根を、入山手前の1548m地点まで、わらびを取りながらやってきました。1時すぎでした。その辺りから御鷹山を見たところです。ここから引き返しました。ここまで歩いてみて、道は標識がたくさん有りますが,そんなに踏みつけられていない感じで、今後歩く人の多少によって、消え去るか、もっとしっかりした登山道になるか?分かれ道のような気がしました。今日(5月の日曜日)もいわゆる登山者には一人も会いませんでした。(いても行き会う時間ではないかな)そんな人のいない所が本当は魅力かもしれません。
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