潮岬灯台
本州最南端に位置する潮岬灯台です。
紀州みかんのとれる温暖な土地にあり,台風情報でよく聞く潮岬とはどんな所なのか、興味津々で何年も前のお正月に訪れました。
集落を抜けると、右前方の入り江をはさんだ岬の突端に真っ白な灯台が見えてきました。車を止め、道端の民家の段々畑に不法侵入して、沖を行く船が来るのを待ち、昼間の潮岬灯台を撮影しました。「望楼の芝」の広がる展望台側に回ると、他の灯台と違い、海面を照らすレンズ面がよく見通せます。夕暮れの点灯時まで待ち、回転する明かりを撮影しました。水平線を照らす130万カンデラの光跡を帯状に写したフィルムが見つからないので、灯りが点状に写っているものを公開しています。
多くの灯台は、人里離れた小高い山の上などにありますが、潮岬灯台は、集落と同じ海抜で、そのすぐ近くにあり、近所の子供達の遊び場になりそうな,とても身近に感じる灯台です。
悠々と眼前に広がる太平洋と温暖な岬に立つ、中肉中背の灯台の風貌が、一層そう思わせるのかもわかりません。
・所在地 和歌山県西牟婁郡串本町潮岬
北緯 33° 26′ 03″東経
135° 45′ 26″
・初点燈 明治6年9月15日
・光度 130万カンデラ
・光達 19海里(約35km)
*灯台付近の気象データー
*ライブカメラ
*潮岬灯台の感想や情報をお知らせください。
jmix@myad.jp
|
|
|