Part3不完全な意思表示 3 通謀虚偽表示
2 利害関係をもった第三者との関係 5
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□転得者悪意だが、直接の第三者は善意
 Aは、その所有する甲土地を譲渡する意思がないのに、Bと通謀して、Aを売主、Bを買主とする甲土地の仮装の売買契約を締結した。このあと、甲土地がBから善意のCへ、Cから悪意のDへと譲渡された場合、AはAB間の売買契約の無効をDに主張することができない。 (予想)
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解答解説 正しい
前問は、  A-B⇒C(
悪意)⇒D(善意
          第三者   転得者  だったが、
本問は、  A-B⇒C(
善意)⇒D(悪意
          第三者   転得者  である。
そして、前問は、「 虚偽表示無効は、善意の第三者に対抗できない。この
第三者には目的物の転得者(D)も含むので、Dが善意であれば、Aは虚偽表示無効を対抗できない。」とされた。

では、Dが悪意である本問は、Aは虚偽表示無効を対抗できるかと言うと、そうはならない。本問では、
直接の第三者Cが善意である。とするとCから権利を譲り受けたDは、善意者の立場も引き継ぐので、やはりAは無効をDに対抗できない。

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