<ほぼ完全の免税店2>

 地図で調べると、ここのホテルは「新羅ホテル」といい、1級指定のホテルなのだ。位置は南山の東南側にある。見た感じ朗かに2級のロイヤルと違う。豪華だ。それにしてもこんなに違うとは。僕だったらここに泊まるのは似合わないし、落ち着かないと思う。ビデオカメラで撮影。


ペ「おわー違うぜっ、違いすぎるっ」
新羅ホテル


モアイ(?)

ペ「ここが、1等ホテル。おわー違うぜっ、違いすぎるっ。こんなんありかっ。……ここは、高くて気持ちが良いところ。ちょいと逆光気味で、ひょっとしたら潰れてるかも」
 辺りをゆっくりPANしながら撮影。そして一眼レフでも撮影する。
ペ「でけぇ〜。……ロイヤルホテルは2等です。しかし!1等だとこんなにすごいホテルがぁっ!!」


ペ「ここは迎賓館であります」


 僕が撮影に没頭していると背後からむらさきさんが近付いてきた。彼も免税店の中をもてあましたのか。

む「ここがロイヤルホテルかっ!
ペ「違います。(笑)ロイヤルではない」
む「シェラ?」
ペ「ここは新羅(しんら)ホテルと言う…」
む「新羅ホテル…」

ペ「紅葉も綺麗です。くぁ〜、日本に居るやつら、ざまぁみろ


ビデオカメラのズームの性能をテスト。


爪楊枝並にしか見えなかったソウルタワーが、
ファインダーいっぱいに見える。これはすごい。

ペ「これが、懐かしのソウルタワー。Pさん、大暴れ。(笑)」
 
ビデオカメラの性能に感動しつつ辺りを撮りまくる。
ぺ「ちょっと逆光気味で、旗が良く見えないかも。各国の旗が立ってま〜す」
 
むらさきさんも自分のカメラで撮り始めた。各国の旗といい、迎賓館といい、このホテルにはどんな立派な人が泊まるのであろうか?中を見てみたくなった。
ペ「5時10分までここで脚止めです。アホらしいです。…何で免税店にこんな長い時間、居るんでしょうか?」
 もはや解説ではなく「つぶやき」になっている。向こうにひときわ高い建物が。ズーム。
ペ「…単なる煙突だった」

 あまりに暇なのでネタを探しに駐車場を歩き回る。途中、迎賓館と駐車場の隙間から奥が見えた。このホテルの裏は庭園になっているようだ。


ペ「ヒュンデ(現代)、オナタ3(スリー)」
形もトヨタソアラになんとなく似ている。
(韓国語で「いつも」とか「どこでも」の意味?しかしこのときは判らず、語感だけでウケてました。)


ペ「ああっと、ここで発見。スキーメーカーが、
部品を出してるんでしょうか?(笑)それとも、この人はスキー関係者?」


 前の旅行で気になった車をここでも発見。唯一の若者向けクーペといった感じ。
ペ「これが話題の新車、ヒュンデ・アバンテDXです。ああ〜、これなら乗ってもいいかもな」
ペ「先ほどの場所を別の角度から撮っています」
 先ほどの場所というのは「煙突」があった場所だ。石段が下へ伸びて、道路が走る平地へと続いている。左右の木々が紅葉で色付き、思わず見惚れてしまう。
 
 さっきからこの辺りに響くようにどこかのスピーカーから、発声練習のような声が繰り返し流れている。あれは何なのだろう?(な、む、く、く、と聞こえます。)
 
 やっぱり迎賓館が気になる。時間はまだまだあるので入ってみたが、案外面白くなかった。
ペ「追い出されることも無く。トゥームレイダーしたが、何も無く」
 僕とむらさきさんはトゥームレイダーのBGM(TR1の敵が襲ってくるときにかかるやつ)を鼻歌でセッション。
 迎賓館の脇から奥の庭園に向かう。左上が高くなっていて、楼閣がある。
ぺ「何か中国で見た建物みたいだなぁ」
 庭の造成中なのか、トラックと業者風の人を見かける。トラックのエンジンがかけっぱなしでアイドリング音が響く。ここに入る直前に施設の地図があり、「彫刻公園」と書いてあった。
 
 楼閣の中でむらさきさんと記念写真を撮ろうと思ったが、先客(カップルの様)がいたのであきらめ。なかなかいい時間つぶしになった。集合時間10分前になったので戻ることにした。
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