<彫刻公園> |
ペ「新羅ホテルの裏側です」 右端にいるのがむらさきさん。左端が業者風の人。 |
ぺ「だだっぴろーい(広い)、庭。…という感じ」 右の奥(燈篭のある辺り)から階段を上る。 ペ「なるべく揺らさないように(ビデオカメラを)持つというのは難しいものだ」 ちょうど道が二股になっているところで、カメラマンの老人がいた。僕たちはまっすぐに行きたかったので脇を通りかかると、何やら声をかけられる。 |
挨拶?むらさきさんは軽く「会釈」をする。 |
…と思ったら、仕草で判明。今から撮影するので少し開けていて欲しいということだった。老人の前には少年と少女が寄り添っている像が。 ペ「愛です。やはり人類愛が。(笑)」 む「(笑)やはり」 老人が撮り終えるまで迎賓館側をゆっくりと撮影。 ペ「これで天気が良かったらなぁ」 むらさきさんもうん、と相槌を打つ。 む「VIP専用、ゴルフ練習場」電柱の向こうにそれっぽいネットが見える。このホテルは至れり尽せりだ。 |
ペ「カメラマンです。…やはり、この人は…石畳を写してるんでしょうか?それともこの…愛の像を写してるんでしょうか?」 老人の撮影がなかなか終わらないので、脇の道から行く事にする。「彫刻公園」というだけあって小道に沿って作品が並んでいる。 ペ「愛の像を(ビデオカメラで)なめつつ、さらに奥へと行くのでした」 勢い良く階段を駆け登るむらさきさん。 ペ「今4時53分なんすよ。おおっと、逆光だ!」 塀があり、ここが庭園の端のようだ。むらさきさんが急に階段を駆け登った訳が判った。僕が上りきると自分のビデオカメラで彫刻を撮影していた。 |
と、こちらに向き直り僕のほうへカメラを向ける。おかしくなってきた。 む「ペルシャ氏登場」 ナレーションが芝居がかっている。僕が近付いても全く動こうとしない。それどころがグイ、とアップに。 ペ「(笑)こんな人は切ります」 移動開始。 ペ「非常に逆光気味」 僕は風景を直接見ずに、ビデオカメラに装備されている液晶パネルを展開して、その画面を覗きながら歩いている。 ぺ「はぁっ!…ここからはこんな街並みが見えるんですねぇ」 とビデオカメラを持ち上げ、塀の外を写す。遠くに背の高いビルが立ち並ぶ。非常に眺めがいい。道が左にそれ、また木々の中へ。 |
ペ「おっ!?裸体発見、いやいやいや」 韓国では珍しい。これを展示したときは物議をかもし出したのではないか?こんなことを思いながら撮影しているとむらさきさんが見えなくなった。先に行ってしまったようだ。道を右に曲がると最初に見た楼閣が見え、何やら音楽(BGM風)が聞こえてきた。その楼閣の前に何か黒いものが。 |
…むらさきさんだった。しゃがんで僕がくるのをじっと待ち構えるように撮り続けている。僕が近付いてもまた止めようとしない。照れてきた。 ペ「大分肌寒くなってまいりました」 日本よりも少しだけ日が沈むのが遅い韓国だが、さすがに気温が下がってくる。 むらさきさんは通りすぎた僕をまだ撮ってる。噴出す。 |
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