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ダメザウルス指南

その11:男には、たとえ敗けると判っていても、戦わねばならん時がある



えーそんなワケで以前から予告していたSL-C700 vs GBASPの無謀とも思える、 っつか無謀としか思えない対決ネタです。
もはや後継機であるC750も発売済みだとゆーのに何を今更と言った感もありますが、 まぁ、お付き合い下さい。


まずは外見比較

何はなくともコレをやらないと話になりません。なにせ見た目が似てるってだけの理由で対決させてるんですから。(爆)
余所でも散々やられてますが、コイツだけは外せません。

並べてみました
比較その1:GBASPはC700の横幅を縮めた感じ。

まずは両者並べてみました。
GBASPのコンパクトさが際だっています。写真ではライティングの関係で色味が違って見えますが、 実際の色合いは殆ど変わりません(シルバー同士で比較した場合)。 C700の方が光沢処理の分だけ若干落ち着いた印象受けるくらいでしょうか。
逆を言うとGBASPの方は素材の安っぽさが出ています。 まぁ実際安いんですからそこを責めるのは酷というものでしょう。

開いてみました
比較その2:画面サイズの違いが判・・・る、かなぁ?

で、液晶部分のパネルを開いてみました。
GBASPはコレで目一杯、C700の方はまだ余裕がありますがGBAと角度を合わせるためにここで止めています。
両者ともシルバー地の中に黒縁、その中に液晶画面と、 「少しでも画面を大きく見せよう」と言う涙ぐましいまでの努力が伝わってきます。
当然ですがGBASPには液晶パネルを回転させるギミックなどは付いていませんし、 タッチパネルも搭載していません。

重ねてみました
比較その3:厚さの比較と背面の状態

んで今度は重ねてみました。
再厚部では4mmくらいしか違わないのですが、 GBASPにはC700のような縁部分の面取りも薄くなったところもなく、また底面積が小さいのも影響してか、 ずいぶんとずんぐりした印象を受けます。

画面の比較
比較その4:液晶の見易さは一目瞭然。

お次は画面の比較です。
いくらフロントライトが付いたと言ってもC700のCGシリコン液晶の敵ではありません。
てゆかGBASPのフロントライトはあまり良いモノではないようで、 eザウなどのフロントライト搭載機の画面と見比べてみても明るさ、見易さの点でかなり劣ります。
それでも「GBAが暗いところでも遊べる」と言うだけでこのライト搭載には充分過ぎるくらいの価値があるのですが。


と言ったところで通り一遍の比較はお終い。ここから先はいよいよ「対決」です。
携帯ゲーム界とPDA界の両雄にwarazが総力を挙げ、主に独断と偏見で白黒を付けて参ります。


対決その1:ハード対決

えーと、対決するまでもないですね。細かいスペック見るまでもないでしょう。
コストパフォーマンスで見ればGBASPも頑張っていると言えなくもないですが、 絶対的なハードの能力差を覆すところまでは到底届きません。
また、ハードウェアデザイン的にも縦・横の画面切り替えやキーボード+タッチパネルの多彩な入力手段など、 有利な要素てんこ盛りのC700の敵ではありません。

・・え?GBASPにはゲームに最適な十字ボタンがある?
確かに、こちらから勝負を挑む以上は相手の土俵である「ゲーム」を軽んじるワケにはいきません。 そしてアクションゲームに多大な威力を発揮する十字ボタンや手に持ったときに指先に来るL・Rボタンなど、 ゲームを楽しむ上で有利なボタン配置はGBASPならではです。
翻ってC700.。カーソルキーを十字ボタンの代わりにしてアクションゲームをするのはちょっとツライものがあるのも事実です。
しかし、しかしですよ?ゲームは何もアクションばかりじゃありません。 シミュレーションやアドベンチャー、テーブルゲームなどカーソルキーでもプレイに支障のないジャンルは多いですし、 アクションゲームの中にだってカーソルキーで普通に楽しめるモノはあります。 カーソキーでも一応十字ボタンの代用は効くんです。
でも、GBASPの十字ボタンじゃタイピングゲームはプレイできないですよ?
フルキーボードを擁するC700ならら「特打」だろうが「タイピング・オブ・ザ・デッド」だろうが「タイピング横浜銀蝿〜仏恥義理〜」だろうがどんと来いです。 C700版が発売されなきゃ意味はないですが。(ダメじゃん)
いや、きっと発売されます!多分、ひょっとしたら・・・・まぁ少なくともGBASP版よりは発売の可能性が高いでしょう。 なにせこっちはフルキーボード積んでるんですから。
それにタイピングゲーム以外にもチャットが必要なネットワークゲームなどキーボートの方が有利なゲームはありますし、 前述のようにある程度はカーソルキーで十字ボタンを代用し得ることを考えてもC700の優位が揺らぐことはないでしょう。

「判定:SL-C700勝利」


対決その2:ソフト対決

高価格故の高スペックにモノをいわせて思いもよらず一本を先取した我らがC700ですが、 ソフトの方はどうでしょう?
GBASPは本体だけあっても何も出来ませんがC700には始めから多数のソフトが内蔵されています。
またもやC700有利・・・・と、言いたいところですが、内蔵ソフトの中にゲームは一本も含まれていません。
そして市販されているゲームの数と質を較べたとき、状況は決定的なモノになります。

「判定:GBASP圧勝・・ちょっと待ったっっっっ!!

確かに市販ソフトだけを見ればその差は圧倒的です。しかし、C700はLinuxベースのマシンです。 Linuxの世界ではLinuxコミュニティを中心に沢山のゲームソフトがリリースされています。 そしてその中にはC700で動作する物も少なくありません。
勿論その数はC700向けの市販ゲームと合わせてもGBAソフトの数には遠く及びません。
しかしこれらのオンラインで流通するゲームはその殆どが低額のシェアウェアや無料のフリーウェアです。
こういったユーザ自身の手によって生み出されたオンラインソフトの文化はGBAの世界には有りま・・・え?あるの!?
そーなんですよ、あるんですよ。GBAにもオンラインソフトが。
そりゃLinux向けのそれに較べりゃその数はごく僅かですが、 熱心なユーザによって色々なGBA向けソフトが開発されてます。
残念ながらオンラインソフト文化はリナザウだけの物ではありません。

うーん、えーと、それじゃ、アレだ。エミュレータだ!gnuboy!!
確かにリナザウ用のゲームは少ないけどGBエミュレータを使えば豊富なGB用ソフトが遊び放題!どーですかお客さんっ!
・・・・てゆうかGBASPなら何もしなくてもGBソフト動くし

うっ。え、えー、えぇーーーとぉ、、、(滝汗
そうそうファミコンっ!nesterとかどーですかっ。FCソフトは流石にGBASPじゃ動かないで・・・・・え?動くの!?
先ほど出てきたGBA用のオンラインソフトの中にはFCエミュレータなどもあるので、 本来GBASPが対応していない機種のソフトでも遊べる場合があります。

ぬ、ぬぅ〜〜〜、んじゃ、えーと、その、あー、うー、
あ、Javaのゲームとかはどうですか?C700は標準でJeode積んでますからWeb上のJavaゲームが(制約はありますが)楽しめますよ?
GBASPでJavaなゲームを遊ぶ方法がありますか?あるんですか?そうですか。はぁ。(溜息

流石にFlashプレーヤなんかになるとGBASP用はありませんが、 C700で動くqflashplayerも実用的なレベルではないので対抗策にはなりません。

ゲームに絞らずエンタメ系コンテンツ全般に対象を拡げても、 音楽プレーヤはGB用の怪しい別売りキットが使えますし、 動画再生なんかも計画があるみたいですから、 コレが実現されたらボロボロのMediaPlayerじゃ太刀打ちできないでしょう。

「判定:やっぱりGBASP圧勝」


対決その3:ダメっぷり対決

さて、緒戦の勢いも何処へやら。カウント上では一勝一敗ですが、 実質的にはC700大ピンチです。
ここは是非ともこの「ダメっぷり対決」で挽回を狙いたいところですね。

"ダメっぷり"と言えば、製品としてそつなく纏まってしまっているGBASPと違って、 我らがC700のダメっぷりはなかなかのもんです。
Xscaleの抱えるキャッシュ周りのエラッタに始まりすぐ罅のはいる筐体、 もっさり動作にメモリ不足、ダメダメなMPEG動画再生・・・・って、そうじゃなくてっ。

如何に「ダメな人達」を惹きつけるか、それを競ってこそダメっぷり対決と言えましょう。

ダメな人を惹きつける要素と言えば、 ゑろゲーやぎゃるゲー、「伺か」などに代表されるようなデスクトップアクセサリ類のいわゆる「萌えソフト」、 或いは妙な味があったり如何にも頭悪そうだったりする「馬鹿ソフト」の類、 また、珍奇なオプション品コレクター魂を揺さぶるアイテム、 変に細かいところまで拘れるカスタマイズ性なんかが挙げられます。
これ等を如何に多く擁しているかが勝敗の分かれ目となってくるのです。

まずGBASPですが、流石にオフィシャルでGBA用のゑろゲーというのは出ていません。 しかし、PC用のゑろゲーからゑろ要素を抜いたり新規に作られたりしたぎゃるゲーなら掃いて捨てるほどありますし、 非公式ではありますが有志の手によって作成されたコンバートツールなどでPC用のゑろゲーを楽しむことも出来ます。
また、元々ソフトの数が多いので「一歩間違えばク○ゲー」という危ういバランスの上にあるお馬鹿なゲームや妙なゲームもあります。
オプション品と言えばメーカー非公認なアジア発の怪しいグッズが多数ありますし、 コレクター魂を揺さぶる限定カラーバリエーションもあります。
逆に萌えアクセサリの類は一部同人デモプログラムを除いて皆無ですし、 カスタマイズして「自分だけのGBASP」を作る楽しみも(一部オプション品の追加を除いては)ありません。

これに対してC700,元々ゲームマシンではないのでリリースされているゲームソフト自体が極端に少なく、 ゑろゲー・ぎゃるゲー等は全くありません。
しかし、こちらもGBA同様有志の手によってコンバートタが作成されているので、 タイトルは限られますがPC用のゑろゲーを楽しむことが可能です。
またC700はLinuxマシンなのでインターネット上の資源にアクセスできます。 インターネットはWebを始めとして萌え資源及び馬鹿資源の宝庫ですから、 これにアクセスできるだけでもダメな人に対する強力な訴求力を持つことになります。
オプション品も数こそ少ないものの、外付け電池ボックスや改造ぱたぱたキーボード、果ては大容量バッテリ用の電池蓋まで、 ユーザの底力を見せつける様な極めて「濃い」自作品が多々あります。
コレクター魂を揺さぶるかどーかは微妙ですが、C700には後継機のC750/760があり、 特にC750の通称「パンダカラー」はダメっぷりの点でGBASPのボクタイカラーにも比肩しうるモノがありますし、 リナザウには他にA/Bに海外モデルまでありますから、全部集めてしまったら相当ダメな人になれること請け合いです。
カスタマイズだってLinuxマシンならではの自由度でいくらでも「ダメざう」化できます。

圧倒的な物量で攻めるGBASPに少ない数を濃さで補うC700、両者甲乙付け難し、と言ったところでしょうか。

「判定:両者痛み分け」


と、ゆーことは。

ここまでのカウントは一勝一敗一引き分け、 でも実質的にはソフト対決の圧倒的な差が響いてGBASPに軍配が上がる、と言うのが妥当な線でしょう。
やはり最初から敵わぬ相手だったのでしょうか。

いえ、まだC700には一つだけ最後の切り札があります。

ソレは何かって?エミュレータですよ、エミュレータ。
確かにgnuboyは素でGBソフトを動作させられるGBASPへの対抗手段にはなりませんし、 nester等他のコンシューマ機のエミュレータはGBA用もあります。 Linux版はあってもGBA版はない、とゆーエミュレータもあるかも知れませんが、 その逆もあるでしょうから大差を覆せるモノではありません。 ・・・・・たった一つのエミュレータを除いて。

そう、VisualBoyAdvance-SDL。Linux他用のGBAエミュレータです。
GBASPでC700をエミュレートすることは出来ませんがC700ではGBAをエミュレートすることが(多大な制約はありますが)出来ます。
GBAの豊富なソフトウェア資産などはもうGBASPだけのモノではないのです。
そりゃスピードが遅いとか不具合があるとかロムの吸い出しが面倒だとか、一筋縄ではいかない部分もあります。
しかし、ダメな人はダメの為ならあらゆる困難を乗り越えることが出来ます。 そしてその困難を乗り越えた先にこそ、勝利はあるのです。


「総合判定:C700逆転サヨナラ満塁場外バントホームランで大勝利」



番外編:DOOM対決

warazを読んでいた方なら御存知とは思いますが、 いみふめはちょいと前までC700でDOOMに嵌まってました。
そしてDOOMならGBA用も(海外版ですが)発売されています。

これは対決させないワケに行きません。

何しろこれまでは全く土俵の違うモノ同士を無理やり戦わせていたワケですが、 これなら全く同じ土俵で極めて公平な勝負が出来るのですから。
「番外編」というよりむしろこれぞ真の対決と言って良いかも知れません。

GBA C700
C700は実機の、GBAはエミュレータの画面をキャプチャしています

取り敢えず起動してみました。 タイトル画面はほぼ同じですね。 説明の必要はないかと思いますが、一応言っておくと、左がGBA版、右がC700版(てゆうかQt版)です。
GBAは画面解像度が240x160と荒いながらも結構頑張っています。 C700の方は勿論VGAの画面を持っているワケですが、 DOOMはQVGAモードで起動されるので解像度は320x240です。
それでも面積比にしてGBAの2倍はあるので表現力は段違いです。
その他にもオリジナルに忠実なC700と違ってGBA版は移植に際してかなりの変更が加えられています。

GBA C700
スタート直後の画面

ゲーームをスタートしてみました。
両方とも同じ場所の画面・・・・のはずなんですが、 どうもGBAの方が殺風景な印象を受けます。
それもそのはず。 GBA版のDOOMは当然ながらカートリッジで供給されるのですが、 これの容量が4MB(32MBit)。
対してC700で使用しているDOOMのファイルサイズは約1.8MB。 と言ってもこれはお試し版でシナリオ3本中実際にデータが入っているのは1本分だけ。
しかしGBA版はフルセットで4MBに無理やり押し込んでいるので、 結果として容量の制約から細かいデータがかなり削られています。
特にその差が顕著に現れるのがこの辺でしょうか。

GBA C700
GBA版オブジェクト少ねぇぇーーー!!

なんかもうC700と見比べると「借金取りに押しかけられて家のモノ洗いざらい持ち去られてしまった跡」くらいに見事に何にもありません。 ポツンと落ちているアイテムの青いボトルが一層の寂しさを醸し出してくれています。
そんな感じでかなり寂しげなGBA版のDOOMですが、 ひとたびゲームにのめり込んでしまえば殺風景なフィールドもあまり気にならなくなるとゆーものです。 逆にサウンドなどはむしろC700よりも派手なのでヘッドフォンでプレイすれば結構迫力があり、 画面の寂しさを補ってくれます。
ちゅーコトで、細かいことは気にせずここはさっさと先に進みましょう。

GBA C700
C700版の方にやられエフェクトの残骸が残ってますが気にしないで下さい

フィールドを奥に進んでシャッターを開けたら・・・出てきましたよ敵エイリアン(に取り憑かれた兵士の死体)が。
DOOMの醍醐味と言えば、動くモノは片っ端から見境無くブチ殺し、 累々と築き上げた屍の山を踏み越えてゴールを目指す。コレに尽きます。
ちゅーコトでさくっと敵を倒してその死体を踏み越

GBA C700
怪奇!!消える死体!(上:消滅前/下:消滅後)

って死体消えるんですけど!!
こんなんDOOMじゃねぇよ!!(泣)

・・・・すいません取り乱してしまいました。
そーなんです消えるんですよGBA版は、死体が。 最初は「コンシューマ向けとゆーコトでソフィスティケートされたかな?」と思ったりもしたんですが、 元から落っこちている死体は消えませんし、 それよりももっとヤヴァイ感じのブツが変更もされずに平然とあったりもしますし、 どーやら単なるハードウェア上の制約から来るモノの様です。
あまり多量のオブジェクトを管理することが出来ないんでしょうかね。

GBA C700
やっぱり殺風景

そう考えると、フィールドが殺風景なのもROMカートリッジ容量の問題だけではないのかも知れません。
しかし、それらの多大な犠牲を払ったお陰で、 GBASPの決して強力とは言えないハードでも何とか遊べるレベルでDOOMが動いているワケです。
実際、一部で処理が追いつっかなくて重くなるところもあるにはありますが、 全編を通してほぼストレス無くゲームをプレイすることが出来ました。
因みにC700の方は流石に重くなるようなこともないのですが、 swapへのアクセスでも発生しているのか、動きに"引っ掛かり"を生じることが多々ありました。
尤もコレはいみふめ固有の環境(MMCにswapを作成)に起因する問題かも知れませんが、 「快適さ」とゆー点ではGBA版に一歩譲ります。。

GBA C700
屋外の風景はほぼ同じ

ちょっと気分転換に隠し扉を抜けて外へ出てみましょう。
シークレットなどの要素もちゃんとあります。
この辺まで来るともうGBA版の殺風景さにも完全に慣れてきます。 それどころか毒だか放射能だかの溜め池の表現にC700以上のヤヴァさを感じて「やるなGBA」と感心してしまったりする始末です。 (C700も屋内の溜め池は光ってます。「屋外は明るいから光が目立たない」という表現なのかも知れませんが、 GBA版の「屋外でもなお光る」方が余計ヤヴァげです)
最早死体が消えることなんかも全く気にせずすっかりイイ気になって出口付近までやってきました。 ゴールはもう目と鼻の先です。

GBA C700
なんじゃこりゃぁぁあああああ!!

で、シャッター開けたらこの様です。

何なんですか、これは。

オブジェクトが少ないのは、いいです。慣れました。 エイリアンの死体が残らないのだってこの際目をつぶります。 何なんですかこの取って付けたよーな敷居(?)は! コレホントに同じ場所なんですかってくらい印象が違います。 (註:若干角度がずれてはいますが同じ場所です)
御覧の通りオリジナルは右側のように斜めのスリットが沢山開いた壁。
ゲームを進める上で実質的に違いはない、 っつうかオリジナル版がスリット以外の部分を撃っても弾が向こうに貫通してしまったりするのに較べりゃこっちの方がいっそ潔いとも言えるっちゃあ言えるんですが、 何にしてもちょっとマヌケです。ひょいっと跨いだら越えられそうな感じが。いや、越えられませんけど。
まぁ穴開きの壁を表現はその後ろのオブジェクトとの重ね合わせ処理が必要になり、 ハードに多大な負荷をかけることになるので削られたのでしょう。
そ言えば昔遊んだメガドライブスーパー32X版のDOOMでも同じ省略がされていたよーな気がします。
止むを得ないことなのかも知れません。

全体的に見てGBA版は「省略されまくり」です。 ただゲームのエッセンスは損なわないように気を付けられています。 (それでも死体が消えてしまうのはDOOM的にかなりアレですが)
対してC700はオリジナルそのまんまです。 良いところも悪いところも。
"携帯DOOM"としてどちらを選ぶべきかは人によって変わってくるでしょう。
とにかくお金を掛けたくない方やソフト入手に手間を掛けたくない方はオンラインでダウンロードできるC700版を(C700持ってることが条件ですが)、 (チートコードなども含め)オリジナルに忠実な物を楽しみたい方や見やすい画面でプレイしたい方もC700版がお薦めです。
逆にとにかく最後のシナリオまでプレイしたい、インストールなどで複雑な手順を踏むのが嫌だ、 画面よりむしろサウンド重視、と言う方はGBA版がよいでしょう。
あと人数分のカートリッジが必要ですが、対戦を楽しみたい方もGBA版ですね。
操作性に関してはどちらも優劣付け難い印象を受けました(ただしC700はキーバインドの変更必須)。


番外編につき判定は無し。各人のお好みでどうぞ。


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