M69 (NGC6637)
いて座の弓の南にある球状星団 メシエ69
2017年5月29日 M69とM70 そしてNGC6652
小さな円は25倍の視野を示し、上段左はコース・アウストラリスの周辺を示したもの
下段の連なった円はコウス・アウストラリスからM69までの道のりを示します
いて座の弓を作る南の星コース・アウストラリス(Kaus Australis)、そこから2.4度ほど離れた場所にある球状星団がM69。小さな丸い彗星のような姿をしています。しかし、南天に低いこともあってか、市街地では見ることが難しい星団かもしれません。私が以前すんでいた場所は人口12万でしたが、神奈川県中部にあって、周囲を大都市に囲まれていたため見ることはできませんでした。一方、2017年の時点ですんでいる都市は人口35万人。しかし周囲は人口の少ない山間部。そのせいか良く晴れた日であれば見ることができます。
画面下段の連なった円は25倍の視野を示し、左端にコース・アウストラリス、そこから2.4度とは25倍の視野1つと半分。画面の中程下にM69があります。
さらに右、実際の方位で言うと東へいくとM70にたどり着きます。
上段中央の大きな視野は50倍の視野で、M69とその周辺をスケッチしたもの。ちなみにその右の円は、M69の近くにあるNGC6652をスケッチしたもの。こちらは25倍では見えません。
これら三つの星団はいずれも球状星団ですが、光度は M66 > M70 >NGC6652 となります。