Sauropodomorpha

サウロポードモルファ

竜脚形類

Thecodontosaurus

テコドントサウルス

 テコドントサウルスは非常に原始的なサウロポードモルファです。イギリスの三畳紀後期、2億2000万年あまり前の地層から100個以上のばらばらになった骨が見つかっており、それには子供から大人の骨までが含まれています。このイラストは子供のものという骨格図から描きました。この個体自体はせいぜい1メートルかそれ以上といった程度の大きさ。完全に2足歩行をする動物で前足が短く、サウロポードモルファであるといえるような特徴的な形質をほとんど持っていません。この恐竜がサウロポードモルファであることを説明するのはちょっと難しいものがあります(あるとしたらMX-Pmx L-suture とか MC1 BW/ML>65% など)。歯の形は典型的な草食爬虫類のものですが、そういう爬虫類から考えるとある程度雑食であっても不思議ではないかもしれません。

 

 サウロポードモルファとは?:

 サウリスキアのなかでも植物食に適応したグループで、長い首、比較的小さな頭が特徴です。プラテオサウルス、アパトサウルス、ブラキオサウルスなどが有名な種類ですね。2本足で走り回るきゃしゃな動物から、4本足で歩き回るものがいます。大きさもかなり幅があって小さな種類は3メートルほどですが、アルゼンチノサウルスのように推定体重が100トンという、地球の歴史上、最大の陸上動物になった種類もいます。

 原始的な種類を抜かすとすべて植物食であったと考えられています。6500万年前の隕石衝突と思われる大絶滅で滅びました。

 

 サウロポードモルファの系統:

 サウロポードモルファはおおきく2つの系統に分かれるというのが一般的な見解です(Galton 1992 [The Dinosauria] Sereno 1999 Science, 1999 vol.284, No.5423 pp2137~2147)。ひとつの系統、プロサウロポーダ(古竜脚類)は原始的な特徴を持っていて、2本足のきゃしゃな種類もいますし、4足で歩くかなり大型の種類もいました。プロサウロポーダは三畳紀の後期に出現し、ジュラ紀のはじめまで存続しました。恐竜時代の初期に出現し、比較的原始的な特徴を持つことから彼らはプロ・サウロポーダ→前・竜脚類/古い・竜脚類という意味合いで呼ばれています。

 一方のサウロポーダ(竜脚類)は非常に巨大な種類が多く、すべてが4本足で歩きます。アパトサウルスやブラキオサウルス、アルゼンチノサウルスはこのグループに所属します。ジュラ紀から白亜紀の最後まで存続しました。

___A________Prosauropoda:プロサウロポーダ:古竜脚類  

    |        (テコドントサウルス、プラテオサウルス、メラノロサウルスなど)

    |

    |________Sauropoda:サウロポーダ:竜脚類  

             (シュノサウルス、アパトサウルス、ブラキオサウルス、アルゼンチノサウルスなど)

 以上の系統樹はSereno 1999, やGalton 1992 に基づいたものです。しかし、一部のプロサウロポーダにはサウロポーダと同じ特徴を持っているものがいます。ですからプロサウロポーダが側系統群であるという可能性もあります(Benton 1992 [The Dinosauria])。

 

 サウロポードモルファの特徴:

 彼らの特徴としては

1:鼻孔が大きい

2:PmxとMaxの縫合線がL型

3:首が長い

4:個々のサービカルが長い

6:頭が比較的小さい

7:他のMCにくらべて強大なMC1

8:MC1の基底部/最大長>65%

などが上げられます。 

 

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