ネオテロポーダ

(Neotheropoda)

 定義:鳥とケラトサウルスの最も新しい共通祖先と、そのすべての子孫よりなる

Definition of Neotheropoda : The most recent common ancestor unitiing Neornithes and Ceraotosaurus, and all descendants of that common ancestor. ( Padian et al 99, pp70. )

 

 ネオテロポーダとは?:

 ネオテロポーダ(Neotheropoda)のNeo は”新しい”とか、”後期の”という意味があります。訳せば”新獣脚類”ということになるでしょうか?。この枝には私達が良く知っている肉食恐竜が含まれています。彼らはまあ何と言ったらいいのか、私達が考える典型的な肉食恐竜の特徴、長くてSの字に曲がる首、長い後ろ足、大きな腰の骨、を持っています。

 言ってみれば”獣脚類らしい獣脚類”ってところですね。

 

 ネオテロポーダの特徴:

 ネオテロポーダを束ねる特徴としては

 1:手の小指がなくなっている

 2:人さし指が最も長い

 3:足の親指が小さくなっている

などです。右のスケッチはアロサウルスの右腕:国立科学博物館・旧館1階の標本のものです

 アロサウルスは代表的なネオテロポーダの一種です。このスケッチを見て

 指が3本しかないこと

 人さし指(画面で言うと右から数えて2番目)が最も長いこと

 に注意してください。ネオテロポーダではないヘルレラサウルスでは小指の痕跡が残っており、最も長い指は中指です。

 

 ネオテロポーダの系統:

 ネオテロポーダは2つの大きな系統に分かれたと考えられています。

__________ケラトサウリア(Ceratosauria)

   |      (コエロフィシス、ケラトサウルス、カルノタウルスなど) 

   |

   |_______テタヌーラ(Tetanurae) 

           (アロサウルス、ティラノサウルス、ディノニクス、鳥など) 

 

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