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九谷焼 布袋様置物




この布袋様は実に良いお顔をしてらっしゃいます。
おおらかで優しいお顔で童子との組み合わせが絶妙です。

布袋様は中国唐の釈契此という実在の僧といわれ、
常に袋を背負っていたので布袋様と呼ばれるようになったそうです。
日本には鎌倉時代に禅画の題材として伝わり、肥満体の布袋は
広い度量や円満な人格、また富貴繁栄をつかさどるものと考えられ、
福の神、七福神の一柱として信仰されるようになりました。
また、背負っている袋は堪忍袋といわれています。(ウィキペディア)

明治期の九谷らしい丁寧な作品でリアルな造形と
豊かな彩色が見られます。

お顔の表情と、着物の地色の青緑がお気に入りポイントです。

像高 27cm


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