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この像は、ヒンドゥー教のビシュヌ神の像です。 ヒンドゥー教では、宇宙を創造するブラフマー神、宇宙を維持するヴィシュヌ神、 創造のための破壊を行うシヴァ神の三神が主神で、 創造−維持−破壊−創造−を繰り返すという理念で それぞれを司る三神であります。 仏教の開祖「釈迦牟尼」はヒンドゥー教の風土から悟りを開いて 仏教を説きましたからその理念、教義には近しいものがあります。 先祖代々から仏教風土の中で育ってきた並の宗教感の私にとっても、 違和感のないお姿の神様です。 このビシュヌ神像は東南アジアの古作と思われます。 ロストワックス技法でしょうが、精細な作りで鋳造技術の確かさに驚かされます。 購入時どこの国のものか明示されてなかったので調べて見ましたが、 この作品は15世紀頃のジャワ島の作品に近いなと思いました。 http://www.apsarahgallery.com/ 像高 24cm |