更新日 2019年2月1日
 
更新内容
◎「年始めに、思うこと」を「今、思うこと」にタイトル変更
◎「昔、思ったこと」は「男の独り言」(弁明篇L)より引用

The Private Digital Library of HATIGOROYA
hatigoroya.jpg

還暦過ぎてこんなことまで出来る時代になったかと驚いている男の書庫です。
日本の文化で育った一世代前の人間ということで言っていることに偏りは見られるかもしれませんが
そこは斟酌されてお受け止めいただければ幸いです。


★★今、思うこと★★


Y−1(2019/2/1)
若い頃には人生60年だから
20世紀まで生きれば十分だと粋がって生きてきた。
ところがその60年を迎えたときはまだ現役で
人生お終いの意識のかけらもなく
己の人生70と勝手に決めつけていた。
そしてその70もあっという間に迎えてしまうと
人生80も夢ではないと思い直していた。
さて今の私は後2年でその80に達しようとしている。
よくぞここまで生きてこられたものだと思う。
だが私の人生の中身は花咲かず実もそれほどならなかった。
不摂生による病気も医学の力で救われたにすぎない。
名なく徳なく知もなくひたすら生きただけなので
いざ80を迎えても更に人生90年をと願い続けるだろう。
それこそ凡庸な人間の唯一の存在理由となるのだから。

(前回)
喜寿を超え傘寿を迎えようとする今を思うに
よくぞここまで生きてこられたものだと己を愛でる一方
生きてきただけのことをしてきたのかと囁く声にも悩まされる。
所詮は歴史の奴隷にすぎない人間が
それでもこれまで人生は己の力で切り抜いてきたのだと
嘯くのも人間なればこその悲しい申し開きなのだろう。
所謂戦後民主主義なる革袋の中で純粋培養された私は
朝日・岩波・NHKを戦後日本のバイブルとしてきたので
なんとか勝ち組の側に立ちそこそこのおこぼれを頂戴してきた。
だが平成30年も終わろうとする今、その革袋にも綻びが生じ
この不謬のバイブルさえも偏向の権化と騒がれているのに遭遇し
古きに拘り老醜を晒すか
新しい革袋に余生を託し晩節汚すかを巡って
不治の病持つ私個人の歴史もまた翻弄され始めたのである。


 ★★ 昔、思ったこと★★

年を取り経験を積むその中で
人間必ずしも偉くなるとは限らないが
今の世で偉い人というのは
過去にそれだけのことをしているものだ。
賢い人は人並み以上に勉強しているし
金持ちは人並み以上に働いているし
名選手は人並み以上に練習している。
欲持ちそれを満たせば生きたこととされる今
偉い人というのは
所詮貪欲な生き物なのだと定義してみても
人並みのことしかできなくて五十路を迎えた輩にとっては
それは負け犬の遠吠えに等しい。
それならば生きて生きて生き抜いて
彼らの年を追い越すことこそ大事だろう。



(八五郎屋の書庫:目次) 

……………伊勢志摩の国「御座」あれこれ
 ☆ポエムコーナー… ………………20世紀の挽歌   男の独り言
                 …………
…………悪の詩     黄昏のソネット
                  ………………………去りゆく者の宴 愚痴の唄
       ……………………和魂の調べ
  ☆エッセイコーナー
……………打ち砕かれたホモ・サピエンス
                      ……………ホモ・サピエンスと平和
                      ………………ホモ・サピエンスのたそがれ
☆レビューズコーナー
……………………………………寸評集
                        …………………REVIEWS(in English)
   ウィリアム・ジェイムズの書架ジェイムズ経験論の諸問題
                                ………ジェイムズ経験論の周辺
                           …ウィリアム・ジェイムズに関する小論集
☆その他コーナー ………………………今、思うこと(バック)
                      

★@ABCG‥番目の入室者の方へ★DEFMK
人って皆、自分の言葉を持っていますよね。あなたにとっての言葉って何ですか。まさか・・・・‥ってことはないでしょうよね。『八五郎屋の書庫』にある作品はすべて立ち読み自由です。一応下記人物によって管理されておりますが、21世紀の海原に献じた以上、扱いはサーファーの手にゆだねられたものと思っています。

製作者 三橋浩(Hiroshi Mitsuhashi)