更新日 2019年5月1日
 
更新内容
◎「今、思うこと」は4月号より更新
◎「昔、思ったこと」は「男の独り言」(天命篇D)より引用

The Private Digital Library of HATIGOROYA
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還暦過ぎてこんなことまで出来る時代になったかと驚いている男の書庫です。
日本の文化で育った一世代前の人間ということで言っていることに偏りは見られるかもしれませんが
そこは斟酌されてお受け止めいただければ幸いです。


★★今、思うこと★★


Y−4(2019/5/1)
元号が「平成」から「令和」に変わる初日に思うこと。
私はこれで昭和、平成、令和の三代を生きたことになる。
昭和は私を肉体的にも社会的にも作ったメインの時代。
平成はその昭和で得た社会的力を行使し私を持続させた時代。
令和はたぶん肉体的力の余剰分を使って残りの人生を楽しむ時代。
だが令和の終わりを見ることはできない歴史的環境にある。
今も私は日本の年号を自明のものとして受けいれ
それを基に自らの歴史的位置づけをし自らを説明するのであるが
他方では戦後っ子の私は西暦による歴史理解も教えられた。
これは日本の年号を天皇による人民支配の表れとして否定する
共産主義思想の影響が敗戦国日本に蔓延ったからである。
だから過去の日本の歴史も西暦と和暦併用で学ぶこととなった。
ところが最近日本の歴史教科書に西暦だけのものが現れだした。
これが遍く使われると「令和」も使われなくなるかと心配でもある。

(前回)
年金生活15年を過ごした一老人の独り言である。
ご多分に漏れず数度の大病で一級の身障者となり
家と病院との往復繰り返して非生産的にしぶとく生き延びている。
社会と関わる情報源は初めはテレビと新聞であったが
その胡散臭さを覚え今ではインターネットとなっている。
現実的つきあいは病院内での患者仲間とスタッフだけだが
そこでは色んな人間模様が垣間見られ楽しませてもらっている。
同病の仲間は私と同じ歳の人が多いが
人生の荒波を切り抜けてきた経験談に教えられるところが多い。
病院スタッフは私より一世代から二世代も離れて若いが
彼らとの会話は今を生きる妙味を与えてくれている。
今のところは無事平穏な日々が続いているが
何れ終焉を告げる急変が起こっても不思議でないと思っている。
それはそれで悠揚と受けいれないといけないと覚悟はしてはいる。


 ★★ 昔、思ったこと★★

思えば十代には十代の顔があった。
にきび面であどけない目の顔があった。
あの時の一月は三十日もあった。
思えば二十代には二十代の顔があった。
頬こけて挑むような目の顔があった。
あの時の一年は十二ヶ月もあった。
思えば三十代には三十代の顔があった。
脂ぎる精悍な目の顔があった。
その時の十年は十年のままだった。
つい前の四十代には四十代の顔があった。
角とれて落ち着いた目の顔があった。
この時の十年は数年になっていた。
昔も今も「時」は顔を変えるけど
「時」の感じまでもむしゃらに変えてしまうようだ。


(八五郎屋の書庫:目次) 

……………伊勢志摩の国「御座」あれこれ
 ☆ポエムコーナー… ………………20世紀の挽歌   男の独り言
                 …………
…………悪の詩     黄昏のソネット
                  ………………………去りゆく者の宴 愚痴の唄
       ……………………和魂の調べ
  ☆エッセイコーナー
……………打ち砕かれたホモ・サピエンス
                      ……………ホモ・サピエンスと平和
                      ………………ホモ・サピエンスのたそがれ
☆レビューズコーナー
……………………………………寸評集
                        …………………REVIEWS(in English)
   ウィリアム・ジェイムズの書架ジェイムズ経験論の諸問題
                                ………ジェイムズ経験論の周辺
                           …ウィリアム・ジェイムズに関する小論集
☆その他コーナー ………………………今、思うこと(バック)
                      

★@ABCG‥番目の入室者の方へ★DEFMK
人って皆、自分の言葉を持っていますよね。あなたにとっての言葉って何ですか。まさか・・・・‥ってことはないでしょうよね。『八五郎屋の書庫』にある作品はすべて立ち読み自由です。一応下記人物によって管理されておりますが、21世紀の海原に献じた以上、扱いはサーファーの手にゆだねられたものと思っています。

製作者 三橋浩(Hiroshi Mitsuhashi)