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消える総生島 はやみねかおる 講談社青い鳥文庫
懐かしさによって、ミステリを楽しんではいけない ものだろうか? あるいは素朴さによって。はやみねかおる の諸作品からは、そのようなテイストが感じ取れる。 小学校の図書室で借りて読んだ、あの日の物語。昨今の 煩いミステリに疲れた時のお供に。

星の王子さま サン・テグジュベリ 岩波書店
大人のための児童文学。そういうものが確かに存在するのだ。作者 の透徹した洞察力が、人間存在の本質を、哀しく、美しく、切々と 浮き彫りにする。本作は、飛行機乗りであったサン・テグジュベリ が、実際に砂漠で遭難したときの経験などを元に書かれたらしい。 彼は人間を愛していたのだろうか、憎んでいたのだろうか。胸を打 つ、砂と夕日の物語。

100万回生きたねこ 佐野洋子 講談社
絵本、絵本はいいねえ、ポエムでアートで哲学で、文化の極みだね え。“絵本がそれほどのモンかあ?”と思う人は、身の回りの人に 尋ねてみよう、きっと、あなたの知り合いにも絵本マニアがいるは ずだ。あるいはデパートの絵本売り場で幾つか立ち読みするのもい いだろう。もちろん玉石混淆だけど、玉は凄い玉だ。例えば本書。

ムーミン トーベ・ヤンソン 主に講談社
アニメのムーミンしか知らない人は、はっきり言ってムーミン 自体を知らないに等しい。原作のムーミンは、実は暗い。非常 に暗い。 登場人物の三分の一は厭世観に満たされており、また三分の一 はどうひいき目に見てもヒステリーだ。だがそこにすら本書の 魅力はある。懐かしい、薄暗い、埃の積もった、屋根裏の記憶。

わるい本 アランジアロンゾ ベネッセコーポレーション
”「わるい本」って何じゃい?”と思ったあなた、あなたは 疑り深すぎます。「わるい本」は、文字通りわるい本です。 何しろ主人公にしてからが”わるもの”です。副主人公は ”うそつきです。”でも本書はすばらしい本です。大人のた めの絵本と銘打ってありますが、こんな絵本を読んで育ちた かった。


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