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阪大ミス研が選ぶミステリ50冊+α
6. −−阪大ミス研の選ぶ児童文学−−
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消える総生島
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はやみねかおる
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講談社青い鳥文庫
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懐かしさによって、ミステリを楽しんではいけない
ものだろうか? あるいは素朴さによって。はやみねかおる
の諸作品からは、そのようなテイストが感じ取れる。
小学校の図書室で借りて読んだ、あの日の物語。昨今の
煩いミステリに疲れた時のお供に。
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星の王子さま
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サン・テグジュベリ
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岩波書店
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大人のための児童文学。そういうものが確かに存在するのだ。作者
の透徹した洞察力が、人間存在の本質を、哀しく、美しく、切々と
浮き彫りにする。本作は、飛行機乗りであったサン・テグジュベリ
が、実際に砂漠で遭難したときの経験などを元に書かれたらしい。
彼は人間を愛していたのだろうか、憎んでいたのだろうか。胸を打
つ、砂と夕日の物語。
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100万回生きたねこ
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佐野洋子
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講談社
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絵本、絵本はいいねえ、ポエムでアートで哲学で、文化の極みだね
え。“絵本がそれほどのモンかあ?”と思う人は、身の回りの人に
尋ねてみよう、きっと、あなたの知り合いにも絵本マニアがいるは
ずだ。あるいはデパートの絵本売り場で幾つか立ち読みするのもい
いだろう。もちろん玉石混淆だけど、玉は凄い玉だ。例えば本書。
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ムーミン
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トーベ・ヤンソン
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主に講談社
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アニメのムーミンしか知らない人は、はっきり言ってムーミン
自体を知らないに等しい。原作のムーミンは、実は暗い。非常
に暗い。
登場人物の三分の一は厭世観に満たされており、また三分の一
はどうひいき目に見てもヒステリーだ。だがそこにすら本書の
魅力はある。懐かしい、薄暗い、埃の積もった、屋根裏の記憶。
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わるい本
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アランジアロンゾ
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ベネッセコーポレーション
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”「わるい本」って何じゃい?”と思ったあなた、あなたは
疑り深すぎます。「わるい本」は、文字通りわるい本です。
何しろ主人公にしてからが”わるもの”です。副主人公は
”うそつきです。”でも本書はすばらしい本です。大人のた
めの絵本と銘打ってありますが、こんな絵本を読んで育ちた
かった。
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