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阪大ミス研が選ぶミステリ50冊+α
4. −−阪大ミス研の選ぶ歴史小説−−
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小説十八史略
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陳舜臣
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講談社文庫
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十八史略とは正史二十四史のうち十七史と宋史をもとに
書かれた中国歴史の入門書である。作者がこれに自分の
解釈を加えたものが本書で、そのため、「小説」と冠さ
れている。読者は、歴史自身が持つドラマチックさと、
「歴史は繰り返す」という格言を存分に味わうことがで
きるだろう。
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銀河英雄伝説
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田中芳樹
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徳間文庫
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銀河に進出した人類が繰り広げる架空歴史小説。
戦争や政治を描きながら、決して無味乾燥な話では
ない。次々に局面を変える戦闘や政治の描写を楽し
みたい人にも、キャラクターの魅力に触れたい人
にも自信をもって薦められる。読み終えた後には、
何よりも、「歴史」のうねりがこの架空の世界に
も確かに存在することに感動できるだろう。
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孫子
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海音寺潮五郎
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講談社文庫
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パズラー的歴史小説。極めて娯楽性が高く、作中で孫子の鮮やか
な戦法が次々と繰り出される。銀河英雄伝の戦闘シーンが好きな
人や、トリック重視の推理小説を好む人には、特にお勧めの1冊。
孫武の人柄に魅力あり。
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燃えよ剣
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司馬遼太郎
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新潮文庫
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「龍馬がゆく」と双璧をなす、幕末ものの傑作。
刃の美しさは、女のそれに勝る。土方の生き様は、まさに燃える剣。
戦いの為だけに生きる、純粋さと危うさが、とても美しい。
司馬遼太郎の滅びの美学の集大成。
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重耳(ちょうじ)
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宮城谷昌光
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講談社文庫
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史実との距離の取り方。この加減が非常に難しい。史実への
忠誠が過ぎると、小説としての面白さを損なう。史実を軽ん
じれば、歴史の魅力は一瞬で風化する。宮城谷が体現するの
は生命誕生に匹敵する奇跡。彼は絶妙な位置に立ち、エンタ
ーテイメントと歴史の融合を計る。その1つの到達点が重耳
である。読後、読者が得るのは、50年の月日と中国の広大な
大地である。そして、無限の精神の広がり。人類、必読の1冊。
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