● ○
SUSUMU YOKOTA
○ ●

 ススムヨコタ は1992年、ドイツは Sven Vath などで有名なテクノ・レーベル 「HARTHOUSE ( ハートハウス ) 」から "FRANKFURT TOKYO CONNECTION" を発表し、世界からデビューした DJ です。 また翌年、世界最大のテクノイベントである 「LOVE PARADE ラブ・パレード)」 に日本人として初めて招待受け、見事なDJプレイで2年連続出演を果たしました。 その後も国内の 「フジ・ロック・フェスティバル」 など、国外でも数々のイベントに参加しています。
 早くから日本のテクノ・シーンに影響を与え、Sublime RecordsFROGMAN Records など、多くのレーベルから、”Susumu Yokota” をはじめ ”TENSHIN” や ”EBI”、”PRISM”、”RINGO” ほか ”Stevia”、”Anima Mundi” に ”Mantaray” etc … と実に10近くの名義を使い分け、20以上もの作品をリリースしています。 それらの名義を使い分けることでヨコタの音の表現はまさに無限の色彩を帯びているようです。
 現在ではプライベート・レーベルである 「sikntone (スキントーン)」 から「自分の世界を探していく音楽」を打ち出し、ややダンサンブル向けのサブライムからのリリースとは、また趣の異なるリスニング・テクノを聴くことができます。 自分のテクノに対する自分の表し方、決して自分に妥協を許さず、ただ純粋な ” テクノ ” である、自分の音楽の表現、それが ヨコタススム の全てであるように思えます。

■ オフィシャルサイト へ _ GO !
SUSUMU YOKOTA #01
SUSUMU YOKOTA #02
SUSUMU YOKOTA #03
SUSUMU YOKOTA #04
SUSUMU YOKOTA #05

  Disk 01 is _

THE FRANKFURT-TOKYO CONNECTION
YOKOTA
Issue
Published
Info
93.  No.hh cd 3
HartHouse
アルバム

 Susumu Yokota 、1st アルバム 『 フランクフルト・トウキョー・コネクション 』 。 かなりアシッド色の強いアルバムで、現在のヨコタからでは異色と感じるかもしれません。 ジャケットも今と違いどこか毒々しさすら伺えるほどです。 異色と表現しましたが、一方ではストリングスなどに、ヨコタ特有の 「 和 」 のテイストが見え隠れする場面もあり、また荒削りなトラックも多いように思います。
  "FOLLOW THE SONIC LEADER" が、 印象的なリフで始まり、ミニマルの華麗でスピーディーな 「 舞 」 を魅せつれてくれます。 "TUNE FOR A REPLICANT "、軽快なフレーズが心に響く、ヨコタらしい作品です。 続く "A SONIC FAIRY-TALE" も、このアルバムでは聴きやすい方でしょうか。 

01.
IN THE BEGINNING
3:46
08.
FOLLOW THE SONIC LEADER
6:45
02.
PANICWAVES
9:06
09.
JAPANESE THEORRY
4:58
03.
SOURCE OF SOUL
5:55
10.
WICKED CITY
6:28
04.
TUNE FOR A REPLICANT
6:20
11.
TRANCEWHEEL
6:27
05.
A SONIC FAIRY-TALE
8:48
Total Time
72:50
06.
SPACIOUS HOUSE
6:22
07.
JUDGEMENT DAY
7:03
_
_
_

 

 

 


 

  Disk 02 is _

EBI ZEN
EBI(susumu yokota)
Issue
Published
Info
94. No.ST007
EFA
アルバム

 YokotaSusumu は 海老 名義のアルバム、『 禅 』 。 ヘヴィなドラムにアシッドなベース、そこにあるのは軽快なリズムに乗せてやってくる、不思議なまでのグルーヴ感。 この ” 海老 ” 名義のタイトルには漢字とローマ字の二つの表記がなされています。 ヨコタの作品はその内容もさることながら、それとリンクした独特のネーミングセンスの光る、タイトルも注目です。
 トラック8 " 創 SOU " のどこまでもポジティブで前向きなリズムから " 飛 HI "、 以降、終盤までの流れは軽やかにして、耳心地の良いストリートのように映えます。 前半の " 浴 YOKU " のような落ち着いた重厚感から、自然と後半のアッパーなノリにまで、音楽の変化も楽しめる一枚です。

01. 禅 ZEN
8:40
08. 創 SOU
6:15
02. 浮 FU
5:23
09. 飛 HI
7:54
03. 浴 YOKU
6:19
10. 快 KAI
8:54
04. 聖 SEI
3:38
11. 三 SAN
7:58
05. 俳 HAI
5:52
 
Total Time
75:11
06. 宙 CHUU
8:48
07. 界 KAI
5:57
_
_

 

 

 


 

● 名義 の 使い分け
○ ● ○ ●

 ススムヨコタ の ringo や EBI など一部のアーティストは、多数の名義を使い分けて活動している事があります。 主な理由に作品のイメージに合わせて特定の名義を使っている事や、レーベルによって他の名義を使用せざるを得ないなどがあるからだそうです。
 本来、ダンサンブルが中心のアーティストがアンビエントをリリースするときに別の名義を使う事で、曲やアルバム イメージの先入観や、また作り手の意識に違いが生じます。 その一方でメーカーにしてみれば自社で育て、広報活動によって有名になった「名前」で他社のレーベルの作品を出す事は利益にならず、アーティストは他の名義を使います。 その他本人の気まぐれやメンバー構成が変わった、以前の名義で今は別の名義、といった理由も考えられます。 本人達にとっては Web 上のハンドルネームみなたいなもんなんでしょうか。
 



  Disk 03 is _

ACID Mt.FUJI
SUSUMU YOKOTA
Issue
Published
Info
94.6/ No.srcd.101
Sublime Records
紙ジャケット アルバム

 邦題は 『 赤富士 』 。 これ以前にドイツの ハートハウス からリリースされた TB-303 (シンセサイザーの一種) を前面に押し出し、よりアシッドな 『 YOKOTA/The Frankfurt −TOKYO Connection 』 に近いですね。 このアルバムと共に現在ではやや入手困難な部類のディスクかもしれません。
 トラック1 "zenmai "、日本情緒と溢れるイントロから、ゆっくりと回り出したゼンマイ仕掛け。 そしてトラック3の "meijijingu" コレもやはり静かにわき上がってくる ” 明治 ” の鐘の音とテクノの調和、心に映る和の風景が早くも ヨコタ 得意の表現です。 やはり全体を通してアシッド・テクノの要素が強い仕上がりですね。
 ちなみに ヨコタ の作品のタイトルは 「 日本語のローマ字表記 」 が多く、また一風変わったモノが主です。

01.
zenmai
4:08
08.
ao-oni
6:17
02.
kinoko
7:39
09.
akafuji
7:24
03.
meijijingu
6:50
10.
alphaville
8:56
04.
saboten
6:06
11.
tanuki
8:46
05.
oh my god
4:25
Total Time
74:00
06.
tambarin
8:19
07.
oponchi
4:25
_
_

 

 

 


 

 

  Disk 04 is _

plantation
ringo
Issue
Published
Info
95.3/ No.srblcd 5001jp
Sublime Records
紙ジャケット アルバム

 ススム・ヨコタ は ” リンゴ ”名義のミニアルバム 『 プランテーション 』 。 アルバム名どうり各トラックに " ツクシ " や " スミレ " など植物のタイトルが付けられています。 トータルタイムは40分に満たないながら、じょじょに ヨコタのスタイルが確立されていくことがうかがえる、名アルバムです。 アシッドに見え隠れする浮遊感と重低音のドラムは後々の作品への試金石でもありますね。 ヨコタの作品の中でも全トラックがポップで明るい部類のアルバムに当たります。
"mitsuba"、 "renkon"、"ringo" などカラフルに彩られたトラックもあれば、 "keyaki " や "tsukushi " といったシックな表現も堪能できる楽しいアルバムで飾られています。

01.
mitsuba
5:34
05.
tsukushi
5:39
02.
renkon
7:07
06.
sumire
7:10
03.
keyaki
5:46
Total Time
38:52
04.
ringo
7:27
_
_
ASIN : B000064JI5   ■ BUY this MUSIC! 
  

 

 

 


 

  Disk 05 is _

EBI TEN
EBI(susumu yokota)
Issue
Published
Info
95. No.ST013
EFA
アルバム
 続いても、EBI 名義のアルバム 『 天 』 。 前作と似たコンセプトですが、より和風、わび・さびの匂い漂うトラックたち。 
 " 風 KAZE " では 「 風 」 という 『 目には見えないで、感じるもの 』 を表現した、見事に芸術的なトラックもあります。 好きな曲は " 柳 YANAGI "。 身体を吹き抜けていくようなシンセ、パーカッシブなリズムに重ねゆく音に音。 命を持った柳のリズムにドラムが加わり、また、ふと見上げた月のように静かさを保ってたたずむ柳。 これこそが ヨコタ マジック ですね。 ほか " 龍 RYUU " も迫力に充ち満ちたトラックで、オススメ。
 ケース裏面のトラックリストの Tr4 と Tr8 に誤記入アリ。 漢字と読みのローマ字に違いがありますが、おそらく漢字表記の方がエラーであると思います。 あえて追求はしませんが、ひょっとすればこれで正しいのかもしれませんしね。
01.鳥 TORI
7:48
07.柳 YANAGI
8:27
02.竹 TAKE
7:33
08.狐 MATSU
4:00
03.鶴 TSURU
6:24
09.龍 RYUU
5:49
04.松 KITSUNE
5:54
10.天 TEN
7:24
05.風 KAZE
7:18
 
Total Time
68:32
06.月 TSUKI
7:31
_
_
ASIN : B00005IHUT   ■ BUY this MUSIC! 
  

 

 

 


 

 オムニバス の ススメ
▽ ▲ ▽ ▲

 ブロードバンドの普及でオンラインでも MP3 や RealAudio などのファイルで容易に好きな曲がダウンロードできる時代がやってきています。 オンラインでの試聴が可能になったおかげで 「あ〜、このCD買って損したよ 」 といった後悔も減ったのかもしれません。
 しかし、このように便利でリーズナブルなオンライン試聴よりもオススメしたいのが オムニバスアルバム です。 オムニバスアルバムの場合、自分が普段聴かないような種類のアーティストが参加していたり、また意外に目当ての曲よりもお気に入りのトラックが出来る事も多々あります。 そして気に入った曲があれば、そのアーティストのオリジナルアルバムを聴いてみます。 
 なぜこんなことを薦めるのかというと、ワタシ自身、ススム・ヨコタ との最初の出会いはオムニバスを聴いて、この人の音楽が好きだと感じたからです。 その架け橋が 『 フューチャー ミュージック 』 であり、また次の
『 メトロノーム・メロディ 』 であります。
 



  Disk 06 is _

metronome melody
PRISM
Issue
Published
Info
95.9/ No.sblcd5003
Sublime Records
アルバム

 プリズム 名義、不朽の名作 『 メトロノーム・メロディ 』 。 「 不思議な優しさ 」 の漂う、独特の雰囲気は後の作品でも引き継がれていきます。 しかし決して遠慮はしないで、ヘヴィなドラム、ベースラインの厚さは ヨコタ 節の成せるワザ。 
 右に左に揺れる "SUNDAY BRUNCH " から "AURORA MIND" が幻想空間を描き、更に "GEMINI " (※双子の意味) の2律調和のダンス。 そして "WHERE" ではもの悲しさのなかでの押し寄せるシンセの響きの ” メロディ ” に、" WHITE HORIZONT " の Cool で純粋なテクノ。 すべてがベストナンバーといっても言い過ぎでもない、この 『 Metronome Melody 』 はススムヨコタを知る上では欠かすことの出来ないアルバムに違いありません。 

01.
SUNDAY BRUNCH
6:14
09.
CRYSTAL EDGE
7:33
02.
AURORA MIND
6:35
10.
VELVET NYMPH
6:35
03.
GEMINI
4:27
11.
UPRIGHT
6:03
04.
PROMINENCE
4:42
12.
GLOBAL COMMUNICATION
5:45
05.
WHERE
3:23
13.
OCEAN BLUE
6:22
06.
PIANISSIMO
5:49
Total Time
75:20
07.
PLANET EGG
5:50
08.
WHITE HORIZONT
5:55
_
_
ASIN : B00005F2TN   ■ BUY this MUSIC! 
  

 

 

 


 

 

SUSUMU YOKOTA #01
SUSUMU YOKOTA #02
SUSUMU YOKOTA #03
SUSUMU YOKOTA #04
SUSUMU YOKOTA #05
□■  A m b i e n t  E a s y  -  D i g i t a l  S p h e r e _ by Asur ■□


 
Link Free