おたまじゃくしのしっぽその2

こちらのページでは、私が参加してきた音楽活動, 見に行ったコンサートの様子をお話します。

2000.11.12〜2001.1.3
2001.11.18〜2004.12.12
2005.5.4〜
歌劇「トスカ」
東京出張
ヨーヨー・マ&チューリッヒ・トーンハレ


うえからみるとおもしろい?(ヨーヨー・マ&チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団金沢公演)
     指揮;デイヴィッド・ジンマン  演奏;チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団  チェロ;ヨーヨー・マ
      R・シューマン チェロ協奏曲イ短調 op.129  G・マーラー 交響曲第1番ニ短調「巨人」
      2006.06.04(日) 石川県立音楽堂コンサートホール

パンフとチラシ 2月、戴冠式の追い込みの頃に一般発売でしたが、一足(×3)遅く、いい席は完売。
 残り少ないB席のどこがいいか考えたあげく、3階L列(舞台に向かって左側)を取ったの
 ですが・・・う〜ん、反対側を取るんだった・・・(-_-)。
 ほんの数番違うだけで、舞台全体が見えない。それどころか、ソリストさえも座席に深く
 座ると見えないのでありました。・・・でも、B席13,000円(^^;)。

 この日はウッドの合宿帰り、と言おうか早退して白山市尾口からぶっとばして来て、か
 なりお疲れ状態でした。 
 いや〜、みごとに満席でしたよ。今回はオルガンバルコニー席を開放してました。
 (前にリッカルド・シャイーvsコンセルトヘボウでマーラーの2番に参加したときにオルガ
 ンバルコ ニーで歌いましたが、実にヴァイブレーションが効いて楽しい場所です。)

 ヨーヨー・マのナマ演奏は初めてです。自分的にチェロは、ヴァイオリンにくらべて聴く
 機会が少ないかも・・・。で、シューマンのチェロ協奏曲も初めて。・・・ああ、これは予
 習して行けばよかったのに・・と思ってしまいました。(いつもいつも思うけど、学習能力 ゼロ)
 ヴァイオリンソナタとかはよく知っていますが、後期の作品はとっつきにくい。若い頃の金字塔である歌曲に比べ、 
 後々に作曲されたものは聴いててすっと入ってこない、って言うのはワタシの思い込みでしょうか。(スンマセン)
 何だかわからないうちに曲想コロコロ変わって、楽しげに盛り上がってきたな〜と思ったら終わってました。
 ・・・全3楽章ぶっとおしの演奏だったのね。せめてパンフをよく目を通すんだった・・(-_-)。
 ああ、でも上から見てて彼の気持ちよさげな・そして力強い弾きっぷりがよかったですよ〜。チェロの主席とデュエット
 の時は、そちらと視線を合わせながら,1st.ヴァイオリンとかけあいだとそちらを見ながら・・と、オケと一緒に音楽を作
 り上げているんだ、と言う彼の‘姿勢’を見る事が出来ました。
 万雷の拍手鳴りやまず、でアンコール。聴いたことが無い曲・・なんだかエキゾチックな感じ・・と思ったら、トルコの
 作曲家の作品でした。(アタマン・サイグン 無伴奏チェロ曲 1930年頃の作品・・知らないハズだ・・)とにかく、ヨー
 ヨー・マ単体(?)の音をじっくり堪能できました。

 マーラーの「巨人」は、ブラバンやってた頃からおなじみの曲ですが、LPやらCDやらいろいろ聴いているけど、
 プロオケで聴くのはこれが初めてです。「デイヴィッド・ジンマンのマーラー日本初お披露目なんじゃ?」なんてお帰り
 のおりに話しているお客さんがいましたが、どうだったんでしょうか?わたしらって得したの?(少なくとも、今回の来
 日公演でマーラーを演奏するのが金沢が最初)デイヴィッド・ジンマンさんは、欧米人にしては小柄な方でした。
 省エネ型(?)で、なんとも明確&楽しげに棒を振ります。
 「巨人」は、摩訶不思議な3楽章と、ひたすら迫力で押して押して押しまくる4楽章の印象が強いのですが、今回の
 を聴いて、1・2楽章がとても好きになりました。1楽章では管楽器のアンサンブルが波のようで。2楽章は弦楽器が
 踊っていて。それを上から眺めていると、音とヴィジョンと一致して(あたりまえだ)とっても楽しい。「戴冠式」の時も
 「真夏の夜の夢」の時も思ったのですが、ヨーロッパの指揮者って‘舞曲’がうまい。もう、‘血’としか。
 で、3楽章。木管アンサンブルが面白い曲ですが・・・・目がテンになった事。絵に描いたようなオーボエ氏(誰かさん
 の本によると、オーボエ吹きはアタマがハゲ易いのだと。)たちのデュエット、もう頑張ってて、
光り輝くこうべがみ
 ごとなピンク色に。
すんません、いらん事に目を付けて。
 4楽章は打楽器の見本市みたいな曲ですが、これを見ようとするとか〜な〜り苦しい姿勢になります。が、昔々ブラ
 バンで打楽器たたいていた者にとって、これは見たい!終わるまでずっと手すりをつかんで乗りだし状態でした。
 最後の方でホルン軍団が立ってソリを吹き始めた時は、同じ列の何人か、おおっ!て感じで一緒に乗りだしました。
 シューマン終わって帰った方もいたようですが、もったいない!楽しかったのに。
 ・・それにしてもメロディにやたらタメがあったなぁ〜、濃いなぁ〜、結構好きだなぁ〜ジンマン氏。
 
                                                      2006.06.10up
 
 


東京へおのぼりさんしてきました〜!(出張&キャッツ観劇&佐々木バッハセミナー)
     東京方面へ出張の折りは、必ず何かコヤシになるものと組んでいるのですが、(そのために東京へ行く?)
      今回は、きばりにきばって3泊4日!入院と家族旅行以外でこれほど家を空けたことが無かったですよ〜。
      夏場で貯まるだろう洗濯物は図書券でつってムスメに全部まかせ、心おきなく行ってまいりました。

 8/3 朝1番の飛行機で出発→浜松町
東京芝公園 増上寺と東京タワー
 港区芝公園のメルパルクホールにて、音楽乃友社主催のセミナーに参加。著名な作曲家
 や合唱指導者による、実技講習やら講義を受けます。(ミニコンサートもあり。)
 今年は作曲家の木下牧子さんや、谷川俊太郎・賢親子などなどが登場、コーナーが終わる
 毎にサイン会があるのが商売上手で面白いです。(もらわなかったけど)
 木下牧子さんはすらりと背の高い美人(遠目です 笑)。昨年はさんざ「44羽のべにすずめ」
 でお世話(爆)になりましたが、中・高では「棗(なつめ)のうた」や「夢みたものは」等が人気
 です。今回は中学の合唱部をモデルに「グリンピース」の仕上げ方の指導。モデルが上手
 すぎて指導、というものではありませんでしたが、アカペラ作品の練習のコツなんぞを。
 谷川俊太郎・賢作の舞台は金沢でも見たことがありますが、今回はじめて俊太郎さんが歌
 うのを聴きました。(♪だーれもしらないこーこだけのは・な・し〜  中田喜直 作曲)上手
 でしたよ、息子より?!今回印象的だったのは林 光作曲で「立川市立幸小学校校歌」(表記はOK?)
 いかにも 戦後の校歌という感じで、さだまさし作曲の金沢市立明○小校歌に負けません。朗読では、「生きる」、
 そしてイラク戦反対の意を伝える「おしっこ」。「死んだ男の残したものは」とはまた違ったすごみがあります。

 浅草線大門→五反田 キャッツ観劇

五反田キャッツ専用シアター 6000回上演記念のマウスパット
 先頃、上演6000回を達成した劇団四季の「キャッツ」
 を五反田の専用劇場で観てきました。出張が決まると
 すぐインターネットで予約、1ヶ月前でしたがあまり空き
 が無かったですね〜。A席一階、一人なのではじっこに
 したのですが、これって結構正解だったかも。
 ←円形の専用劇場(パンフに付いてきた記念マウス
 パット)で、舞台はぐるりとまわります。あちこちに出入り
 口や通路が隠され、客席のそこらじゅうに‘猫’が突如
 現れます。私は最後列通路横だったので、すぐ横から
 ‘猫’が現れ、四つんばいで、または駆け抜けていきま
 した。終演では握手も♪

 ろくな予備知識もないまま行ったのですが、無くて結構。その方がよけいオドロキが待っています。エリオットの詩篇
 をベースに、25匹のジェリクル猫たちが、祭の晩に永遠の生命を得て天上に昇るただ一匹の猫を探す
 ただそれだけ。何匹かの猫の生き様が歌と踊りで綴られます。泥棒猫,政治家猫,魔術師,犯罪者,元役者・・etc.
 メインナンバーの「メモリー」を歌うのが、老醜をさらす元娼婦グリザベラ。他の猫たちからさげすまれ、美しかった
 過去にしがみついて生きるだけの猫でしたが、‘わたしにさわって、そして抱きしめて’と歌う彼女に少女猫シラバブ
 がふれてきた時、彼女は救済され、天上へと昇っていきます。
 グリザベラは中心となる‘猫’ですが、主役と言うほどに出番はありません。が、もっとも歌唱力のある役者が務める
 役、クライマックスではほろりとさせられます。パンフでこの日の役者・坂本泰子さんの経歴を見ると、東京芸大卒!
 そ、そんなものなのかぁ〜。
 四季の役者さんたちの経歴はなかなかすんごいものがあります。パンフを見ていると、高校の理科の先生をしながら
 声楽の練習を続けてオーディションを受けた、なんて方も。魔術師猫ミストフェリーズを演じた松島勇気さんはクラッシ
 ックバレエで何度も受賞経歴のある方だし(みごとな回転でしたよ〜!)。特に「おおっ」、と思ったのは、在日朝鮮人
 のキムスンヲさん、この日は2役+α(劇中劇をしている)をみごとに演じ分けていました。中国や北朝鮮でいっぱい舞
 台を踏んでいる方のようです。他分野である程度の地位を確立した方も飛び込んでくるのですね〜、四季って。 

 この日のお宿(チサンホテル品川ウエスト)は浅草線中延から徒歩4分。反対方向に歩いてしまって徒歩10分・・・。
 何にも無い寂しい所で、(何も無いと言っても東京・・)こわくて必死こいて歩いて、汗だくになりました。五反田からタ
 クシーにするんだった・・。


 8/4 浅草線中延→大門 メルパルクホールにて研修 浜松町→池袋

 10時から4時までメルパルクホールでセミナーの続き。正確には10分前に飛び出して
 山手線で浜松町からほぼ対角線上の池袋まで。自由学園 中央棟
 次の目的地の自由学園は、池袋西口、メトロポリタンホテルの向かいの小路を入っ
 ていった所にあります。こちらで8/6まで佐々木バッハセミナーに参加です。
 1921年にF・ライト(帝国ホテル設計者)の設計で建てられた校舎や講堂は、1997年
 に国の重要文化財の指定を受け、‘使いながらの保存’がなされています。学校とし
 ての自由学園は1934年にとっくに移転しており、施設見学はもちろん、各種イベント
 や講演会、コンサート等とイロイロ使われています。(冷暖房完備だし、トイレはきれい
 だし、ムードは満点だし・・。)結婚式もやってましたよ〜。


講堂2階席 ソリスト様練習中 食堂 テーブルや椅子も素敵
講堂2階席 中央棟食堂

 バッハセミナーは今年で4回目だそうで、バッハのカンタータを
 練習し、一気にコンサートまでやってしまう企画。(初参加)
 OEK合唱団でお世話になってる佐々木正利先生の指導で、
 今年は,BWV6,8,147の3曲のおさらいです。
 この日は終わりわずか30分だけ参加、あとはソリスト候補の
 オーディションを見学して、金沢から一緒に参加のSさんKさん
 と、夕闇迫る池袋東口へと向かいました。
 この日のお宿はサンシャインプリンス。(3人ともバラバラ・・)
 8/1に飲んだバリウムはサンシャインに置いてきました(爆)。



 8/5 ひたすら練習 
 〜3つのカンタータについて〜
 BWV6 われらとともに留まりたまえ (復活節第2日用) 初演はライプツィヒ
 最初の聖句は、キリストの受難後のお話。2人の弟子がエマオへの道を歩いている時に出会った、キリストの預言を
 説く人に出会い、もう夕闇が迫ってきたのでその人をおさそいした言葉。(で、それがキリストだったと言う・・)この曲
 は主イエスが絶えず信徒とともにある事を説いています。合唱は最初と最後、途中にソロが4曲入ります。第一曲が
 結構ドラマチック。

 BWV8 いと尊き御神よ,いつわれは死なん (三位一体節後第16日曜日用)
 これも合唱は最初と最後だけ、あと4曲はソロです。第1曲はなんとものどかで、鳥の声までピピピ・・と入って、聴い
 てると眠くなるのですが、歌詞は死を待ち望む内容で重たいっ。最後のコラールは、今回歌った中でも一番きれい。
 「ゆりかごのように」と指示されましたが、まさに死にゆくもののゆりかごですか。

 BWV147 心と口と行いと生きざまもて (マリアのエリザベト訪問の祝日用)
 今回の中で一番長くて(全10曲!)一番難しい合唱曲が入っています。第一曲のメリスマにはほとほと弱りましたが
 生き生きと楽しい曲です。そして、バッハの作品の中でも超弩級に有名なコラールが入ります。「主よ、人の望みの
 喜びよ」が二回!!6曲目に‘われイエスを持ちて幸いなり’、10曲目に‘イエスは常にわが喜び’の歌詞で。どちら
 かと言うと10曲目の歌詞の方が、よく単独で歌われますよね。


 金沢からあと2名参加(こちらは過去2回参加)、Kさん夕方で帰沢。練習終了後、Sさんと一緒に佐々木先生や学生
 さん達に付いていって飲み会参加。仙台宗教音楽合唱団のWさん(昨年ドイツでご一緒した)と、いろいろお話して、
 とっても楽しかった・・・んですが。の、飲み過ぎた・・。冷酒がいかんかった。よくホテル(グランドシティ)までたどり着
 けたものだと、自分でも感心しております。

 
8/6 午前練習 午後リハーサル 及びコンサート 夕方帰沢
 
二日酔いでふらふら。夜中に目を覚まして、水分いっぱい取って、朝シャワーをあびてもうしばらく横になって・・。
 頭痛だけは免れました。午前中ぼ〜〜〜っとしながらも歌っているうちに、だんだん元気が出てオナカも動き出して
 ようやく当日初めての食事。リハーサルを終え、4時からコンサート。ソロの間に椅子に座れるようになったので、な
 んとか本番元気で歌い通せました。

ケータイで写したので、ま、こんなもん Sさんのお友達提供 終演 これもSさんのお友達提供
講堂(右前方から) 来て下さった方の写真から 終わりのご挨拶

 グリーンウッド東京組の・・彼女が聴きに来て下さいました。ウレシイウレシイ!
 終演後、中央棟食堂で打ち上げ。ビールとちょっとだけおつまみだけでしたが、気分よかった!!
 先生に挨拶してから途中退席、いそいで池袋から上野まで。
 「東京駅より上野駅の方がおみやげを買いやすい」、と言う事で、切符は東京だけど上野で降りたのですが・・。
 呑気に夕食のラーメン食べた後、気が付いた。発車掲示板に出るハズの「とき337」が無い!!
 ナント最終の新幹線とき337は上野はノンストップだったのでした。駅員さんのアドバイスであわてて仙台行きの東北
 新幹線に乗って大宮で乗り換えました。焦りましたよ〜〜〜。おかげでおみやげは5分で済ませた・・。
 上野ー大宮間で、3カ所花火大会を見かけました。最初に渡った大きな某川、屋形船まで出て華やかな大会でした。
 そういや、金沢でも中日花火大会やってるんだ・・・列車の中からちらりと見られてよかった〜。
 ・・日付が変わった後に着いた金沢は、とっても涼しかったです。(昨年のドイツ帰りと違って)猛暑続きのあげく、この
 日はすごい雷雨だったらしい。
 
                                                           2005.08.12UP
 


歌劇「トスカ」 金沢市観光会館オーケストラピット完成記念オペラ公演
       指揮;天沼裕子  管弦楽;オーケストラアンサンブル金沢  演出;わたべ さちよ
       トスカ;濱 真奈美 カヴァラドッシ;マウリツィオ・グラツィアーニ スカルピア;カルロス・アルマグエール
       合唱;金沢トスカ合唱団 OEKエンジェルコーラス 

パンフ表 ムスメが集めたサイン トスカ,カヴァラドッシ,スカルピア(Con amoreって),堂守 ピットにフルオーケストラがすっぽり入るくらいに、金沢市観光会館が改修されました。
 そういえば、以前キエフバレエが「くるみ割人形」を上演した時、花道にピットに入りきら
 なかった打楽器や金管楽器がいて、なんとも悲しかった記憶が。
 で、70〜80名のオケが入り、さらに深く、内部を真っ黒に手直しされました。
 今回はその完成記念のオペラ公演です。
 2002の「トスカ」は音楽堂コンサートホールで、舞台上にオケと歌い手が同居した形
 でしたが、今度こそ本格オペラ!
 今回の合唱は、主催が金沢市と言う事で、オーディションを経ての特別編成。
 4月というなんとも忙しい時期であったため&話があったのは「マタイ」で四苦八苦して
 いた頃であったので、参加の意志は露ほども無く・・。
 が、合唱にはお知り合いやら家族(娘に甥っ子)が参加しているので、楽しみにしており
 ました。(たまにお客さんになるのも気楽でいいものです。)
 自分のチケットは早い時期に組合で安くSS席を入手したのですが、公演直前になって
 家族の分を思い出し、あわてて買いに行ったところ、既にB席わずかしか残っておらず、
 ばーちゃん達3人には悪いけど、2階席の後ろから3列目で我慢してもらいました。       
パンフ裏 演出&スポレッタのサイン


 席のせいかとも思うが、1幕はいまいちソリストの声が乗り切らない感じでしたが、物語
 が 盛り上がるとともに、テンションもアップ!
 ‘カヴァラドッシ’さんの声は、私好みです(爆)。
 ‘スカルピア’さんも声は好きなんですが、もう、いかにも悪人風でなぁ〜(おい)。
 (悪代官よろしく、トスカに迫る場面がえらく生々しかった)
 ワタシ的には2002のいかにも神経質なマジメ役人風の‘スカルピア’さんの方が好み。
 トスカが「歌に生き愛に生き」を歌う場面直前で席をはずすのですが、ここは前の演出
 (トスカが歌う横で食事している・・・)の方が良かったです。これは、地元の某新聞評
 にも‘疑問’と書かれていました。同じ演出家なんですがね・・・。
 そこの場面からトスカが身を投げるまで、ぐっと引き込まれましたよ。


 合唱団は今回少ない人数で声量を上げるため、ずいぶん苦労されたように聞きました。
 男声の参加者が少なく、大阪音楽大学の学生さんがたくさん賛助出演していました。
 「テ・デウム」は演出上、舞台下手の方の祭壇に向かって歌っていたため、声がまっすぐ
 客席に飛ばず、もっとガーンと聞こえてほしいところなので、惜しかった・・・。

エンジェルコーラスのみんな お子様達は、当初女子は出たい子でと言う事でしたが、人数制限のため
 に急遽オーディションとなりました。
 娘は「トスカ」は2度目であり、無事合格しました。
 大人との合同練習となると夕方からになり、何度もお迎えに行きましたよ。
 (昨今の物騒な事情故・・)

 衣装は、今回は物語の時代に合わせてとの事で、男の子達はかわいい
 ローブ姿、女の子達は大人の合唱団とグループを組んで親子風に。
 用意された帽子をかぶったり、ショールを肩にかけたり、いつもと違う雰囲気
 に、楽しんで取り組めたようでした。
 ただ、あんなにあんなに練習時間を取って、あまり我が子が舞台上で目立たなかった保護者の皆さんは、残念
 だったでしょうね。
 (時間差で聖堂に集まってくるので、最初の方のグループ以外、誰が誰だかよくわからなかったのでした。)

 
 さて、前回もあった「現場は混乱しています」について。
 ‘カヴァラドッシ’さんは、ゲネプロを前にケガで脇腹を痛めたそうで、十分に歌えなかったとの事。
 (ゲネプロは2日前に、公開の形で行われたので、ソリストは本番並みに歌った。)
 ・・・呪われてますね〜。スタッフの皆さんは、さぞかし心配なさったでしょう。
 さすがにプロ、本番ではそんな様子は微塵もありませんでした。                         
                                                             (2005.05.03up)