RLCが対応するrFactor以外のゲームタイトルが出力するログには決勝順位が記述されていません。
よって、出力される順位はツール側で独自に判断した結果になります。実際のゲーム中に表示される順位とは異なる場合もあるのでそこは注意してください。
RLCが内部で行っている順位の判断方法は
といった感じになっています。これでほとんどの場合はゲーム中と同じ順位結果になるはずです。ただし、
については走行時間がログから取得できないので、走行周回数が同じ者の中の最下位となります。この点は実際のゲームで表示される順位と違ってくる場合がありますが、これはログの仕様による問題で、ツール側では解決不可能。
最終的な順位と同様に、スタート時のグリッド順についても、ログには記述されていません(rFactor以外)。
よって、予選結果をそのままグリッド順としています。これでたいていの場合は問題ないはずですが、「RACE -The WTCC Game」は2HeatのReverse Grid制度があったりするので、この辺には不整合が生じる場合もあります。
また、それ以外にも予選でタイムを出さなかった者が複数いた場合のそれらの人の間でのグリッド順が確定しないという問題もあります。これもログの仕様に起因する問題でツール側ではどうすることもできません。
RLCでは予選タイムの無い者同士ではログでより上に記述されている者が上位のグリッドにつくようになっているので、もし気になるのであればあらかじめログを自分で改ざんして下さい。
以下のようなレースについてはRLCで処理できる保証はありません。
また、シリーズ戦管理機能では以下の制限もあります。
順位変動グラフ、時間差変動グラフともに、以下のようなレースでは出力できません。
また、rFactor以外で予選順位が取得できなかったレースについては、開始時の順位が確定しないので順位変動グラフの1周目の部分は空白で出力されます。
ログの仕様上、コースカットを行った周のラップタイムは記録されませんが、これをツール側で計算、補完する機能が備わっています。ただし、
以上の条件を満たした場合しか補完されません。ちなみに理論上の誤差は±0.002秒。(rFの場合は±0.0002秒)
当然、このラップタイムは各自のベストラップの評価対象にはなりません。
上記の機能では連続してコースカットした場合のラップタイムを算出することはできませんが、その連続カット分の合計タイムは計算で出すことができます。
順位変動グラフ出力時はグラフの見た目をよくするため、この機能を使って、複数連続でカットした場合のラップタイムを、それらの区間を同じ同じペースで走ったとみなしてグラフを作成します。
周回 | 実際のラップタイム | グラフ上でのラップタイム |
2周目 | 30sec | 30sec |
3周目(カットにより未計測) | 30sec(ログからは算出不能) | 35sec |
4周目(カットにより未計測) | 40sec(ログからは算出不能) | 35sec |
5周目 | 30sec | 30sec |
このような場合、3周目と4周目のラップタイムはログから確定できませんが、3,4をあわせて70秒だった事はログから確定できるという事です。そして、グラフ上では3,4周を35秒で走ったと仮定して順位を計算、描画します。
この部分ではかなりの高確率で実際のレースとの不整合が生じると思われますが、御理解を。