RLC -RaceLog Converter

シリーズ戦管理

この機能では、シリーズ毎にその設定等を記述した「シリーズ定義ファイル」を作成し、そこにレース(のログ)を登録していくことで管理を行います。シリーズ定義ファイルは簡単な記述のテキストファイルです。

初めてこの機能を使う場合はまずシリーズ定義ファイルを作成するところから始まります。

シリーズ定義ファイルの作成

実は作成専用の操作は用意されていません。まず、右上の[...]ボタンを押してください。

既存のシリーズ定義ファイルを開くためのダイアログが開きますが、ここで作成も行えるようになっています。このままダイアログでシリーズ定義ファイルを作成したいフォルダまで移動して、[ファイル名]欄に作成したいシリーズ定義ファイルの名前を入れて[開く]をクリックしてください。フォルダはどこでも好きなところを、ファイル名も自分で好きなものにしてください。拡張子は勝手に「.txt」が付けられます。

これで、とりあえずデフォルト設定の何もレースが登録されていないシリーズ定義ファイルが作成されます。

シリーズの設定

シリーズ定義ファイルを開いたら(作成したら)、そのシリーズについての各種設定を行います。

設定が終わったら必ず[シリーズ定義ファイルの保存]ボタンでその設定を保存してください。

シリーズ名

そのままそのシリーズの名称です。この名前はポイントリザルト、イベント一覧、各レースの結果、全てのページの一番上の表示されます。

ファイルの出力先

この機能で出力される全てのファイルの出力先フォルダを指定します。どこでも好きなところを指定してください。手書きでの指定は不可能で、右の[参照...]ボタンからフォルダを選択します。出力先はエクスプローラから見える場所であればネットワークで繋がった別PCの場所でも構いません

出力するファイルにつける文字

まぁそのままです。この機能で出力されるファイルは全てここで指定した文字列から始まる名称で統一されます。同じフォルダに複数のシリーズのファイルを出力させる場合はここを変えておけば多少整理がしやすくなります。

基本ポイントルールの設定

このボタンを押すとそのシリーズ戦でのドライバーズポイントのルールを設定するウィンドウが出てきます。

ポイント争いをしない場合は、ここは何も触る必要はありません。

指定できるのは0以上の整数のみ、対象は決勝1位から15位まで、予選1位、決勝でファステストラップを出した人です。決勝で16位以下になった人にも参加賞としてポイントを与えることができます。

「リタイアには16位以下のポイントを与え、他の人のポイント順位を繰り上げる」にチェックを入れるとポイント計算では最終リザルトがリタイヤになった人を順位から除外して以下繰り上げでポイントを割り振り、リタイヤの人には無条件に参加賞ポイントを与えるようにできます。

シリーズにレースイベントを登録する

シリーズの基本設定が終わったらあとは各レースをそのシリーズに登録します。実際に操作としては、レースの決勝セッションのログファイルを登録するという事になります。

左下の[イベントプレビュー]グループ内にある[追加登録]ボタンを押して、表示されるファイル選択ダイアログから登録したいレースのログを指定してください。ログはシリーズ定義ファイルと同じフォルダに置く必要はなく、別にどこに置かれたログを登録しても構いませんが、出力するたびに登録された全てのログファイルを読み込むので、登録後にログの場所やファイル名を変更しないようにしてください

登録されたログは[イベントプレビュー]枠内で現在プレビューされているレースの次のレースとして登録されます。すでに登録されているレースの手前に新たにレースを挿入したい場合はプレビューをそこまで移動させろということです。一覧出力等での各レースの並び順はこの順番になります。

すでに登録されているレースをそのシリーズから除外したい場合は、除外したいレースを[イベントプレビュー]内に表示させた状態で[登録解除]を押してください。

登録したレースに予選ログも登録する

レース(の決勝ログ)を登録した後で、その決勝ログに対応した予選のログも登録することができます。

予選を登録したいレースをプレビューした状態で[予選ログの登録]ボタンを押して予選のログを指定してください。ここで登録した予選ログもファイル出力の度に読み込まれるので場所やファイル名をあとで変更しないようにしてください。

決勝ログにrFactorのログを指定し、さらにConfigで自動予選検索機能を有効にしている場合は、自動で予選のログが検索され、該当ログが見つかった場合は勝手に予選のログも登録されます

この機能は主にrFactorにおいて予選1回決勝複数回のレースを行った場合を想定した機能で、
「全ての決勝を順番に登録して、1回目の決勝にだけ予選ログを登録、2回目以降の決勝には予選を登録しない」
という使い方をすると、スマートな出力結果が得られます。

rFactor以外のタイトルについては予選結果も決勝ログに含まれているので、よほど深い理由がない限りこの機能を使う必要はありません。無駄な処理時間と余計な誤判定のリスクが増えるだけです。

特定のイベントにのみ特殊なポイントルールを設定する

通常は全ての登録イベントは基本ポイントルールの設定に沿ってポイント計算が行われますが、特定のイベントにのみ特殊なポイントルールを適用させる、と言った事ができます。

設定方法は

これだけです。チェックを外せば、また基本ポイントルールが適用されるように戻ります。

これによって、

といった使い方ができます。

集計結果を出力する

ここまでの操作が終わったら、あとは出力するだけです。[出力するもの]から適当なものをチェックして[出力]ボタンを押してください。イベントの登録数が増えるとそれなりに時間がかかります。

同じフォルダに同名のファイルが存在した場合は、既存の物の中身をチェックしこれから出そうとするものと中身がまったく同じ場合は上書き出力されません。そうでない場合は問答無用で上書きします。

各イベント個別のリザルト

登録された全てのレースについての個別のリザルトページです。中身は通常モードで出されるものと同じですが、ファイル名はシリーズ戦管理機能専用の物に変更され、ページの一番上にシリーズ名が付加されます。

イベント一覧、ドライバーズポイントのページには各イベントへのリンクが貼られますが、それはここで出力した物が同じフォルダに存在すると仮定して、そこにリンクするようになっています。

ドライバーポイント一覧

ドライバーズポイントを集計したページです。

あまりガツガツしたシリーズにしたくないというのであれば出さないほうがいいかもしれません。

イベントの一覧

登録されたイベントを一覧表にしたページです。シリーズ参加者成績、車種選択率の表も一緒に載せることができます。具体的にどういうものかは出して確認してください。

このページに出力されるものはあまり競争意識が働かない当り障りのない内容にしてあるつもりです。

一緒にドライバーポイント一覧も出力した場合は、各自のポイント等も参加者一覧に追加で表示されます

また、イベントの一覧を出力した場合には、出力先のフォルダに[ tablesort.js ]というファイルも同時に出力されます。これはスクリプトファイルで、これとイベント一覧のHTMLを同じフォルダに置いて閲覧した場合は表を項目ごとにソートできるようになります。(ローカルにHTMLを置いて閲覧する場合はセキュリティ警告が表示される場合があります。)

できればシリーズ戦出力のようなファイル数が多いものは、ファイルを丸ごと配布するのではなく、どこかのHTTPサーバーで公開する形を取って欲しいところです。

その他の機能

登録順を日付で並べ替え

このボタンを押すと、シリーズに登録されているイベントの登録順をレースが開催された日時が古いものから順に並べ替えることができます。(ログファイルのタイムスタンプではない)

その場で全てのログを解析するので登録数が多いと多少時間が掛かります。

重複するログの登録解除

シリーズに登録されているログファイルに同じ物がないかをチェックし、同じログが複数登録されている場合はそれらを削除します。中身は同じレースのログでも、ファイル名が異なる場合は削除されません。

フォルダを指定して登録

これを押すとフォルダを指定するダイアログが表示され、そこで指定したフォルダにあるファイルを全て解析して、RLCで扱えるログが発見された場合はそれらを全てシリーズのイベントとして登録します。

ファイル数の多いフォルダを指定した場合はそれなりに時間が掛かります。

ページトップへ

核-CORE