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”K0”のレストア

ホンダ ドリーム CB750Four
キットについて・・・
キットのレストア

 


 

CB750 箱絵

タミヤ 1/6 ホンダ ドリームCB750Four

ホンダ ドリーム CB750 Fourについて・・・

”元祖ナナハン”CB750Fourは1968年の東京モーター
ショーでデビューしています。発表まもなく世界中のユー
ザーから賛美を浴び、発売を待たずしてキング・オブ・ロ
ードマシンの称号を与えられる事となりました。
翌1969年4月に輸出開始、 8月には国内販売が開始さ
れました。

CB750 フロント GPレーサーを彷彿させる4気筒エンジン、各気筒1本ず
つの4本マフラー,技術的にも革新的なディスクブレーキ等、
見る物を圧倒させる迫力に満ちたこのマシンは性能的に
も最高出力67ps,最高速度200km/hを堂々と唄い、まさに
ドリーム・マシンとして世界中のライダーを虜にしてしまい
ました。
当時200km/hの世界を切りひらくマシンは他に類を見
ず、この性能を存分に発揮する為のタイヤはダンロップ
と共同開発をしたK87シリーズを装着、ドライブ・チェーン
についてもあり余るパワーに対処するため新開発された
といいます。それ程までに当時としてはCB750のパワー
は並外れたものだったんでしょうね。


ホンダは当初月産500台程度と見込んでいましたが、予
想外の売れ行きを見せ、内外のディーラーは数多くの、
バックオーダーを抱える事になります。それに伴い、翌年
1970年には生産性を改善させる為のマイナーチェンジを
します。これがK1の誕生となります。
 

CB750 リヤ 生産性向上のため、エンジンの鋳型が砂型から金型に
変わるとエンジン内部の構造まで変更された為、K0とK1
では、エンジンパーツの互換性はほとんどなくなったみた
いです。 またアクセルの重さを改善する為、スロットルワ
イヤーが2本出しとなり、キャブも強制開閉タイプになりま
す。更に4連キャブの、スロットルスクリューも1つになって
キャブ調整が簡単になっています。

外観上の違いはやっぱりサイドカバーでしょうか。K0では
大きく張り出したサイドカバーですが、足つき性向上のため
張り出しが少ない物に変わっています。
 またK0では、最後部が”ピョン”と跳ね上がったシートで
すが、これもフラットなシートになっていますね。他にもフロ
ント・フェンダーの形状なども変更されていますね。
 
 

CB750 エンジン もっと、詳しく知りたい方は旧車の雑誌等を見てください。


 でもK0乗りに言わせると、キャブの調整は難しいが、同調
の取れた時のレスポンスは素晴らしい!とかエンジンの形
状も、絶対に砂型に限る!とか言いますよね。
 私も足付き性がどうであろうが、サイドカバーは大きい方
が断然格好いいと思いますし、フロント・フェンダーも”カット”
の方が、いいと思います。

CB750 サイドカバー
キットについて・・・

 このキット、タミヤの1/6オートバイシリーズの1番最初の
キットですね。
 最初に出たのがいつ頃なのか、定かではないのですが、
私がプラモに興味を持った時にはもうありました。多分、実
車がデビューして間もなく、出たんでしょうね。     
 
 今回のキットはもちろん”初版”ではありません。この市販
車の他にもCB750レーシングタイプ、CB750ポリスタイプと
バリエーションがありました。市販車タイプとレーシングタイ
プは、おととしホンダ50周年を記念して、再販されましたが、
(私、当然買っちゃいました)ポリスタイプは再販されていま
せん。
 未組み立てのポリスタイプは相当の値段が付いてるんでし
ょうね。

    

             でも、タミヤのビッグスケール、っていいですよ。説明書通りに組めば私なんかが組んでも
            それなりに見えますし・・・。何せ、作りやすいです。
             初心者でもそれなりに・・・、上級者は上級者なりの出来になりますよね。完成後の重量感
            もたっぷりですしね・・・。ただ物がいいだけに完成後はキチンとした所に飾っておきたいです
            ね。これほどのキットが埃をかぶってちゃあ・・・もったいないです。

             30年も前(多分・・・)のキットとは思わせないような出来だと思います。(完成品じゃないです
            よ、キットの方です)”絶妙”のデフォルメ・・・なんでしょうね〜。

             またタミヤのキット全般にいえる事ですが、説明書の実車の説明文、あれが充実してます
            よね。今回のCB750でも2ページに渡ってビッシリと書かれてます。ヘタな旧車雑誌よりも詳
            しく書かれているんじゃないでしょうか。ビッグスケールに限らず,1/12のオートバイでも1/24
            の車でも同じ事が言えます。

キットのレストア

             今回は10年くらい前に製作し、飾っていた棚から2度程落下し、見事”廃車”となっていたK0
            をレストア(?)した物を公開します。

             このキット、小学生の頃、憧れてたんですよ。おもちゃ屋の上の方の棚にあったんですよね、
            こーゆー大型のキットは・・・。まさに高嶺の花でした。
             当時はお金も無いし、(確かその頃4000円だったかな?)、作る腕も無いし、という事で、い
            つも500円くらいのキットばかり買ってました。

             今から10年くらい前に再販した時にその憧れを手に入れました。
             当時はK0の”キャンディー・ブルー・グリーン”を意識して外装を塗ったんですけど、どう見て
            もただのブル・メタでした。おかげさまでどうにか完成しまして玄関の棚に飾っておきました。
            1度、何かのセールスマンが家に来まして、そのK0を見るなり、
            「懐かしいですね〜、私も昔、作りましたよ〜」なんて、言ってました。

             その後、半年くらいでしょうか、まともな姿だったのは・・・。棚から2度程、落下しましてフレー
            ムが折れて見事廃車になっちゃいました。
             でも、ガキの頃から憧れていたキットをそのまま捨てる訳にもいかずに、箱に入れて取って
            あったんですよ。
             幸い、”欠品”はほとんどありません。(タンクのエンブレムはいくら探しても見つかりません
            でした・・・トホホ・・・)
             説明書もしっかり残ってました。そこで意を決して”レストア”に取りかかりました。

             バラせるところは全てバラしました。何せメインはフレームを直す事ですから・・・。
            折れたフレームは色々な接着剤を使って直しました。セメダインは勿論ですが、他にも瞬間
            接着剤、グルーガンなんかも使いました。
    
             塗装も全て塗りなおしました。ブルメタだった外装はキャンディー・レッドを意識しましたがど
            うでしょうか?ブルメタのタンクをペーパー掛けして再塗装した為、タンクのストライプは省略
            しています。ちょっと間抜けですね。

     

             このHPに載せる為に撮影した後・・・またやっちゃいました。センタースタンドが外れてまた
            倒れちゃいました。
            トホホ・・・・です。前回折れたところと同じ右側のマフラーのマウントが取れちゃいました。
            また、直さねば・・・・・。

 



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