さぁー、難しい準備(?)が終ったので、今度は実際にタグを使ってみましょう。
自分のパソコンで確認できるので、少々の失敗は、OKさぁー!
まずは、下のタグをコピーし、ブラウザかHTML 編集ソフトで表示してみてください。
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ただの文字
<B>太字</B>
<I>イタリックな文字</I>
<FONT size="7">大きな文字</FONT>
<FONT color="blue">青い文字</FONT>
<A href="test.html">リンク</A>
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初めて登場したタグもありますが、表示結果を見れば、一目瞭然ですね?
文字を修飾するタグは他にもありますが、掲示板で使えそうなものに限って紹介していますので、とりあえずは、これだけです。
表示してみれば、な〜〜んだってなるかもしれません。
以前の講座で紹介したタグで、変更可能な部分を変更してみてください。
思ったように変わりますか?
変われば、OKです。
変わらなかったら、どこか間違えているかもしれません。あるいは、ファイルを保存してなかったり、ブラウザの「更新」ボタンを押し忘れていたりしません?
今までの講座を読み返しつつ、何度も実行してみてください。
あ、そうそう。全部、一行に表示されるかもしれませんが、それは間違いではないので、気にしないで下さい。
実行編って、これだけ?
いえいえ。
次にいってみましょう!
複数のタグを利用して、ひとつの文章をハデにしてみましょう。
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上の文章を、実行してみてください。
ちょっと、難しいですか?
よく見てくださいね。細かい違いがありますよ。
はい、そこ!ソースが見れるからって覗いてみると、返って混乱しますよ!
ちと、めんどくさいことをやってますから(笑)
ソースって、なあに?って方は、気にしないで下さい。そのままがんばってください。そのうちに説明しますから。
そのほかにも、次の文を書いてみてください。リンクについてです。
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まずはテストページを開いてみましょう。ここをクリック!
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表示結果の例は、上の
ここをクリックすれば、分かります。
このリンクの方が、難しいでしょうね。簡単そうに見えて、意外と、難しいんです。
それは、次のルールがあるからなんです。
内側のタグが優先される。
どういうことでしょうか?
例えば、かぎカッコと、同じルールなんです。
「あいさつ」といえば、「こんにちは」などがあります。
「あいさつといえば、「こんにちは」などがあります」
上の2つの文章は、同じ意味合いですが、微妙に異なりますね。
何も、文法的なことを言おうってんじゃないんです。微妙に異なるニュアンス、についてです。
前文は、「あいさつ」と「こんにちは」の2つが、強調されています。
後文は、全体を修飾し、「こんにちは」が強調されています。
同じ方法を、タグを使って書いてみると、
あいさつといえば、
こんにちはなどがあります。
あいさつといえば、こんにちは などがあります。
どちらが効果的か、なんて話はよそに置いておいて、タグの使い道が、かぎカッコに似ていることが、お分かりでしょうか?
「あいさつといえば、「こんにちは」などがあります」
内側のかぎカッコ(タグ)は、内側に囲ったもの(こんにちは)だけを修飾し、外側のかぎカッコ(タグ)は、囲ったもの(全文)を修飾します。
だったら、リンクの場合も、
<FONT color="green"><A href="test.html">ここ</A>をクリック!</FONT>
でもいいじゃないか、と思うかもしれません。
が。
ここをクリック!
このように表示されてしまいます。
分かりやすいように、全体を緑色にしました。
ところが、リンクの部分だけ、色が変わってますよね。
これは、Aタグの特徴なんです。
デフォルトで、文字の色が、未読は青、済読は紫になり、アンダーバーが付きます。マウスが乗れば、カーソルの絵が変わります。
これが、Aタグの特徴です。
このデフォルトも変更可能ですが、それはここでは書きません。掲示板では使えませんので。
このため、リンク文字の色を変えようと思うと、
内側のタグが優先される というルールが、重要になってくるんです。
このルールのおかげで、FONT タグが無視された(A タグに上書きされたというほうが正しいかも)のです。それなら、FONT タグを内側にすれば、ちゃんと表示される、はずです。
かぎカッコで書くと、
「(ここ)」(をクリック!)
と書くことになります。ちょっと複雑ですけど…。
<A href="test.html"><FONT color="green">ここ</FONT></A><FONT color="green">をクリック!</FONT>
と、タグではなります。
<A href="test.html"><FONT color="green">ここ</A>をクリック!</FONT>
こう書いても目的のとおりに表示されますが、
文法的に正しくないものになります。
ここまでに紹介はしていませんが、段落を示すタグがあります。
このようなタグの内側から文字の色を指定し、次の段落タグの前半部分までその色を指定しても、無視されます。
段落が変わるごとに、色の指定をしなければなりません。
例えば、
「番組の(テレビ」「モニター)募集」
これじゃ、わけ分かんないでしょう?
「番組の(テレビモニター)募集」では、別の意味になります。
「番組の(テレビ)」「(モニター)募集」とするのが、一番正しいのではないでしょうか。
タグも、同じ、というと語弊があるかもしれませんが、似たような感じの使い方をする、と思っておいてください。
このことは、後の講座で説明します。
今は、
文法的に正しくないので、やめておこうっていうくらいでいてください。
少し難しく書いたかもしれません。
ご理解いただけたでしょうか?
タグの順番を入れ替えてみたり、いろいろ試してみてください。
上のほうにあった文章の修飾例やリンク例は、
ここをクリックして、test.html を表示し、ブラウザのメニューバーの「ファイル」→「名づけて保存」を選択して、パソコンに保存し、メモ帳か、HTML 編集ソフトで開いてみてください。
さあ、まだまだ続きますよ。今回は。
まず、つづいてA タグについて。
<A href="test.html" target="_new">リンク</A>
<A hret="test.html" target="_blank">リンク</A>
これは、リンクを張ってるんですけど、余分なものがついてますね。
上の2つのリンクを1回ずつクリックした場合は、同じ効果になります。
新しいウィンドウがあわられ、そこにリンクしたページが表示されます。
target="_new"は、FONT タグなどでもあった、属性名と属性値です。
targetが属性名で、
_newが属性値です。
targetは、
どのウィンドウに表示するかという意味で、フレームといわれるものを利用するときに、主に使われるものなんですが、属性値によっては、ウィンドウを新しく開けるので、上のような利用の仕方もします。
_newは、新しいウィンドウのことを差します。
target="_blank"も、ほぼ、同じ意味です。
上のリンクに限って言えば、違いは…。
_newは、ウィンドウを新しく開き、その後はその新しく開いたウィンドウを指定して、そのウィンドウで開きます。
_blankは、クリックするたびに、新しいウィンドウを開きます。
これは、実際に書いて、ブラウザで表示し、何回もクリックして比べてみてください。そうすれば、わかると思います。
上のほうの
ここをクリックして表示されるtest.html に、両方のリンクを張っておきました。それぞれをクリックしつづけても、分かりますよ。
でも、自分でも書いてみてね。タグを理解するためにも。
とはいえ、新しいウィンドウを開くという意味では、ほぼ同じ意味なので、利用する場合は、好きな方をお使いください。
さらにつづいて、FONT タグについて。
色と大きさの指定を一緒に行うとき、
<FONT color="green"><FONT size="5">こんな感じ?</FONT></FONT>
にしてませんでした?あるいは、しようとしてませんでした?
もっと簡単に、できるんですよ。
属性は、複数指定できます。
言葉だけでは、分かりませんよね。実際に書いてみましょう。
<FONT color="green" size="5">こんな感じ?</FONT>
見ためはもちろん、
こんな感じ?
となります。
属性と属性の間は、
半角スペースで区切ります。どの属性から書いても問題ありません。
つまり、
<FONT size="5" color="green">こんな感じ?</FONT>
と書いても、同じなんです。
どうです?
お分かりいただけましたか?
実際にブラウザで表示してみると、よく分かりますよ。誤字脱字がある場合なんて、如実に現れますから。
”(ダブルクォーテーション)の忘れ、<>(山カッコ)の忘れ、つづりの間違い…などなど。
本番で間違えて、修正できなくなると困りますからね。しっかりと、自分のパソコンで確認してみてください。
ここまでは、タグが有効な掲示板なら、ほぼ、使えるであろうタグを紹介してきました。
ので、学習の成果は、掲示板で発揮してみましょう!
いかがでしたか?
今までのタグ、ちゃんと確認できました?利用できました?
できるようになったら、掲示板でどんどん、使ってみましょうね!
次回は、HTML について、お話をしてみましょう。
話が短かったりして(笑)
もし、この説明の間違い(誤字脱字も含む)や、分からないところがありましたら、掲示板で指摘してください。
では、次の講座で…。