第2講「カラフルなメッセージ」



掲示板で、カラフルな書き込みを見たり、ホームページのカラフルな文字を見たりしたこと、ありますよね。大小さまざまな文字も使ってあったりで、なんか、妙にかっこよく見えたりしません?
自分もあんな書き込みしてみたいとか、あんなページを作ってみたいなんて、思っちゃいません?


思い立ったが吉日です!


少し、どんなのか、見てみましょう。で、コピーして貼付けしてもいいから、やってみましょう!

まずは、色の変え方。
っと、その前に、このページは初めから、オレンジっぽい色で書かれています。これは、無視しちゃってください(笑)このやり方は、ページの作り方を説明した後で、行います。
オレンジっぽい色以外のものが、実際に色を変えて見せたものです。
例えば、

青い文字

これが、色を変えたものです。青くなってるでしょ?
いや、私は青くなってませんよ。ちょっと慌てましたけど。
で。
上のものは、

<FONT color="blue">青い文字</FONT>

と書いてあります。
これは、<FONT>タグで書かれています。
<FONT>タグは、「文字を書きます」といった感じの意味かな。
このタグがなくても文字が書けます。
そう、つまり、<FONT>タグだけでは、何の役にも立ちません。
そこで、<FONT>タグに、属性を与えてやります。
平たく言えば、どう修飾するかを、追加してやるってことですね。

FONTが、タグ名で、その後のcolorが属性名、イクオールの後が、属性値です。
タグ名属性名の間には必ず、半角スペースを入れてください。これがないと、全てがタグ名になってしまい、ブラウザが認識できなくなります。

半角スペースは、日本語入力ソフトによって設定が異なります。MS-IMEの場合、「入力モードに従う」「常に全角」「常に半角」の3つの選択肢があります。できるだけ、「入力モードに従う」を選択しておきましょう。こうしておけば、日本語入力のときは全角スペース、英語入力(半角英数文字)入力のときは半角スペースに、自動的に切り替わります。

さて、いきなり、難しくなりましたね。
単純に説明すると、

<文字を書きますよ 色は=青で>

と、命令してるんですね。
つまり、blueのところをgreenにすれば、緑色になります。
終了タグを忘れると、終わりまでずっと、その色になりますから、気をつけて。
なお、タグ名を大文字、属性名を小文字で書いてありますが、全て小文字でも、全て大文字でも、かまいません。見た目で分かりやすいように、分けただけですので。

色の話に戻りますが、英語で色を指定する場合、ブラウザにその単語が登録されていないとき、違う色になることがあります。このような、ブラウザに頼る使い方を「ブラウザに依存する」とか何とか言うらしいです。
それはさておき、どのようなブラウザでも表示できる色は、以下のとおりです。

英語名カラーコード 英語名カラーコード 英語名カラーコード 英語名カラーコード
black#000000 maroon#800000 green#008000 navy#000080
gray#808080 red#FF0000 lime#00FF00 blue#0000FF
silver#C0C0C0 olive#808000 teal#008080 purple#800080
gray#FFFFFF yellow#FFFF00 aqua#00FFFF fuchsia#FF00FF

この他にも英語で設定できますが、ブラウザによっては表示できない場合がありますので、ここには載せません。

ところで、また、新しい単語が出てきましたね。
カラーコードとは、赤色(red)、緑色(green)、青色(blue)のそれぞれの明るさを、0〜255の数値で表現し、16進数で表記したものです。
こう書くと、難しく聞こえますね(笑)
光の三原色というものは、ご存知ですね?
赤・青・緑の三色で、すべての色が表現きるっていうやつです。
絵の具だと、三色を混ぜると黒になりますが、光では、白になります。また、光がないときは、黒になります。
三色の光の強さを0〜255で表したものが、RGB値などと呼ばれるものです。
この0〜255の数字を、16進数で表すと、00〜FFとなります。
ちなみに、16進数は、

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F

の16個の数字とアルファベットの並びです。10進数が0〜9の10個の数字で一塊なのに対し、16進数は0〜Fの16個の数字を一塊とします。

ここからが、ちょっと複雑。読み飛ばしてもけっこうです。
10進数の場合、9の次は位が一つあがって10となります。
16進数の場合、Fの次から位が一つあがって10となります。
混乱しそうですね。16進数の10は、16ってことなんです。
ほ〜ら、混乱した(笑)
何で17じゃないのかって、思ったでしょ。
普段、数字は1から数えています。1から10数えれば、10ですね。
ところが、プログラムの世界では、0から数えるんです。だから、16進数は16個の数字があっても、16数えると10なんです。10進数も、0から10数えると9になります。
説明になってない?
では、手っ取り早く比較しましょう。

10進数01016203050100128150192255
16進数000A10141E32648096C0FF

比較してみても、分かり難いかも(笑)
適当に読み流して良いですよ。

カラーコードの説明に戻ります。
カラーコードが、33CC99といった数字ですね。この数字、二桁ごとにRGBの数字を示しています。
最初の33がR(赤)の明るさ。次のCCがG(緑)の明るさ。最後の99がB(青)の明るさを、それぞれ示しています。
RGBのRだけがもっとも強い場合、FF0000というコードになります。
そう。赤ですね。
同じようにBだけが最も強い場合は緑、Gが最も強い場合は青となります。
FONTの色にこのコードを使うときには、コードの前に必ず、#をつけます。カラーコードを書きますよって言う合図だと、思ってください。
ですので、カラーコードが33CC99の場合、#33CC99と書きます。
#33cc99でもかまいません。大文字小文字は関係ありません。
実際に、書いてみましょう。

<FONT color="#33cc99">何色でしょ?</FONT>

こう書けば、結果は、

何色でしょ?

となります。

少しは、ご理解いただけたでしょうか?
やっぱり、無理ですか?
ま、当然ですね(笑)
私だって、16進数は分かりますが、RGBの数字を言われたところで、どの色になるかなんて、分かりません。
そこで、フリーソフトの登場と相成ります。
MKTさんの提供情報より、RGB表示ソフトを利用します。いっぱいありすぎて、私には選べません。めんどくさくて(笑)

http://www.vector.co.jp/soft/win95/net/se115797.html

ビクターのソフトウェアライブラリより、フリーソフトをダウンロードしてください。上のリンクにあるソフトのほかにも、いっぱいあります。好きなものをダウンロードしてください。
それらのソフトを使って視覚的に色を選ぶと、カラーコードが得られるようになっています。
得られたカラーコードを、属性値の場所に書き込めば、その色にできます。




さてさて。
長くなってしまいました。文字の大きさを変える方法は、次の講座にします。
説明が多くて、理解できていないかもしれませんね。
でも、大丈夫!
第5講で、おさらいをします。そこで、自分のパソコンで確認する方法も書きますので、そこで、しっかりと練習して使い方を覚えてください。

もし、この説明の間違い(誤字脱字も含む)や、分からないところがありましたら、掲示板で指摘してください。

では、次の講座で…。


文責:ばぼびぃ
公開日:2001.8.26