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23号 ロールス・ロイス シルバー・クラウド
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◆クラシックカー、スーパーカー総合研究所◆ 第23号
発行日:2003年5月9日
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このメールマガジンでは不況をぶっ飛ばす売れ行きのムーヴ、環境に優しい
モビリオ、などの現行一般受け自動車には目もくれずに、
輸入車、さらに一歩突っ込んでクラシックカー、スーパーカーを皆さんと一緒
に紹介、再考していこうという物です。
紹介するのは
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'70年代までをメインとしたマニアックなクラシック、ヴィンテージ車、
'70年代半ばからブームになったスーパーカー達、
さらに'90年代から現在に至るまでのハイパフォーマンススーパースポーツ、
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・・・などなど、
一部日本の旧車も交え、総じて言うと『コレクターズカー』と呼ばれる古くな
っても価値を見出されて解体にならない名車を取り上げていきます。
【ご挨拶】
皆さんこんにちは。
蒸し暑くなってきましたね、今からスタミナをつけてご自愛下さい。
先日は九州の読者の方からメール頂きました。このメルマガのために記事を書
いてくれているらしいのですが、結構難しくて苦戦しているとの事。
私は文章が下手なだけでなく誤字があったりデータのケタが違ったまま配信し
た事がありましたが、この読者の方は皆さん意地悪でないですし、発行責任は
私ですので書いている方は気楽な気持ちで書いてみてください。
話は変わりますが、現在キャデラックのたて目コンバーチブルを頼まれて探し
ています。メルマガで過去に8号で取り上げたあのキャデラックです。
8号→
http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back08.htm
無ければ~'64のコンバーでも良いです。
手放しても良いと考えている方、情報をお持ちの方、ご一報頂ければありがた
いです。
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■■■□ 第23回
■■□ 【ロールス・ロイス シルバー・クラウド】
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今回はロールス・ロイス シルバー・クラウドです。
バックナンバーのずらっと並んだ写真を眺めてみると23回目にして4ドア車
が無いことに気が付きました(遅いって?!)。
世の車はスポーツカーから新しい技術の試みが始まり、「名車」「コレクターズ
アイテム」と言えば2ドア車である事が多いのは仕方ありませんが、もちろん
4ドア車にも該当の車は沢山あります。
その代表的な殆どのモノは「超・高級車」というカテゴリーだと思われます。
セダンと言えば高級車、高級車と言えばロールス・ロイス、と安直な流れで4
ドア初回はロールスロイスです。
まずはメーカーから。
スチュワード・ロールス氏とヘンリー・ロイス氏によって1904年に設立。
当初から「考え得る限りの最高」を目指し、デビュー作シルバー・ゴーストは
7.4L直6で、その名の通り幽霊のように静かだったといいます。
1931年にはベントレー社を吸収し、その後はご存知の通り2社で並行した
ラインナップとなっています。
1971年には航空機部門に足を引っ張られ倒産、新体制で再生を目指すも8
0年代の時代の波に飲まれ苦戦、98年にはVWに買収され、ベントレーは残
りますがロールスロイスは今年から商標権が移りBMWの支配下となっていま
す。
で、シルバー・クラウドなんですが、何故最初のRR車取り上げがこれかとい
うと、コレクター的な要素のみならず、現在においても高級車として車格、風
格ともに申し分なく充分にカッコイイからです。
例えば空港なんかでメルセデスの新車と並んでいても全然格上の高級感が漂っ
ています!
戦前のモデルではチョット飾りモノ的になってしまうし、近年のモデルはやや
大衆化への歩みよりやコストダウンが見受けられます。
時は1955年、シルバー・ドーンに変わるモデルとしてデビュー。コーチビ
ルダーが架装するアルミのボディではなくシルバー・ドーン同様RR製のスチ
ールボディでした(主要パネルはアルミ)。
従来からの4.9L直6+4速ATで機能面での革新はほぼ無かったものの、
新設計の長大なフレームの開発には巨額の投資がなされ、高剛性を実現しまし
た。
内装は勿論の最上級クラスのウッドとレザーが申し分なく奢られています。
特筆すべきはそのスタイル。スタンダードモデルでありながら5.4mの堂々
としたボディサイズとクラシカルなサイドライン、洗練されたリアの造形、シ
ンボルであるパルテノン神殿を象徴する伝統的なラジエターグリルとフライン
グビーナスによって"高級"を感動と同時に伝えてくれます。
1959年にはシルバー・クラウド2に発展、航空機事業でのノウハウを詰め
込んだオールアルミの新ユニットを採用しました。6.2L、V8は従来の直
6よりも軽量かつ勿論パワフルでした。
他のチェンジはインパネデザインなど微細でした。
北米を中心に商業的には大成功、ロールスロイスにまつわる名言は多々ありま
すが、このクラウド2のキャッチコピー「時速100km/hで一番大きいノイズ
は電気時計です」との事。
"金持ち喧嘩せず"ですから厳密に音量測定して「嘘ツキ~!」と怒った人な
どいないと思われますが、それにしても凄いコピーです!
1962年にシルバークラウド3へと発展します。機関はほぼそのままに、フ
ロントデザインの変更がメインとなります。
デュアルヘッドライトが採用され、ボンネット形状、Fフェンダーのライン、
Fバンパーのデザインが変更されました。
これもモデル末期ながら商業的にはヒットとなりました。
それぞれのモデルにコーチビルダーによるクーペ、カブリオレ、ロングホイー
ルベースなどの"スペシャル"が存在します。
姉妹車として並行リリースされるベントレーですが、シルバークラウドはベン
トレーS、シルバークラウド2はベントレーS2、シルバークラウド3はベン
トレーS3と対応してます。
しかし全くの同じ内容ではなくこれもブランド戦略で、ロールスロイスがより
フォーマルで基本は後席に乗る車、ベントレーがスポーティーでよりパーソナ
ルなオーナーズカー的な味付けがされているのは今も変わっていません。
1965年には次のロングライフモデルのシルバー・シャドーが、モダンな機
能、モダンデザインと共にデビューします。
今回はメーカーであるRRのお話しも多くなってしまいましたが、それもやは
り確実に"あるカテゴリー"で世界一というメーカーだからでしょうか。
メーカー名で、「 =高級車」、となっているので、トヨタなんかは元よりメルセ
デス(AやCも造っている)でも一貫して"高級"ということでは敵いません。
そんなRRの数ある逸話、名言の中からRRに興味のある人なら一度は聞いた
事がある有名な「ロールスロイス神話」をひとつ。
砂漠の真中で故障したロールス・ロイス、メーカーに連絡するとヘリが飛んで
きて即座に直し、オーナーが修理代を払おうと金額を尋ねたところ、「修理代は
存在しません、ロールス・ロイスは壊れない車ですから」と言い残し飛び去っ
たという話です(コーンズに聞かせたい)。
世界一の誇りと魂が感じられる逸話ですね。
現在新車で売っている最廉価のシルバー・セラフは3000万円、住宅ならロ
ーンで買えるけど車には貸してくれないよなぁ、と一瞬でも考えた私は徳が足
りないので乗れない車です!
そう、たとえ今回紹介のシルバークラウド日本では破格値でシャドーとそんな
に大きく変わらず、300~450万円がメインで掘り出し物は200万円以
下であるとしても、私には徳が足りませんから。
車によってご自身の「格」を上げてみようかと思われる方は検討されても良い
かと思います。
ただし相手は世界一のRRです、車体がたとえお買い得でもメルセデスなどの
ベルよりかなり上の維持費を覚悟してください(覚悟の腹を決める必要が無い
人向け?!)。
今回のシルバークラウド、1~3まで合わせて入手難易度 4 でしょうか。
ロールス・ロイス シルバー・クラウド2
ボディーサイズ: 5380×1900×1575mm
ホイールベース: 3124mm
重量: 1980kg
乗車定員: 5名
エンジン: 水冷V型8気筒OHV
駆動: FR 4AT
排気量: 6230cc
ボア×ストローク: 104.14×91.44mm
燃料供給: 2キャブレター
最高出力: 未公表
最大トルク: 未公表
ブレーキ(前/後): ドラム/ドラム
サスペンション前/後: ダブルウィッシュボーン/半楕円リーフ
タイヤサイズ: 前後8.20-15
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◆◆◆ヤフオクぶらり漫遊記♪
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ここでは名品、珍品の巣窟と言われるヤフーオークションの出品物を幾つか取
り上げてみたいと思います。
1990 メルセデスベンツ 300SL ガルウィング
http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b36502465
石原裕次郎でおなじみのあのガルウイングです。
最落がついているので値段は全くの不明で、さらに1990という事はレプリ
カでしょうか?距離も少ないし並行輸入された初年度なら「平成2年」、と普通
は書きますからね。
どちらにしてもD席に潜り込んでみたいです。
メルセデスのオープンはバックナンバーの13号にもあります。
13号→ http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back13.htm
希少!!E30 M3 札幌より
http://page3.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c35469991
E36やE46よりもマニアック度が高いE30 M3です!
Mの付かないE30が底値になってからも人気の高かったM3ですが、ここに
きて安くなったものですね。
BMWではM1をメルマガで取り上げましたのでスグという訳にはいきません
がいつかは取り上げたい車種です。だれか書いてくれればスグ配信しますよ。
●●━…━…━…━ あなたも書いてみませんか? ━…━…━…━●●
あなたの愛車のバックグラウンドやウンチク、書いて見ませんか?
もちろん憧れの車や興味のある車種でも結構です。
文才の無い私をみかねたあなた、面白い車の知識を豊富に持っているあなた!
是非是非、原稿を書いてみませんか?
好き嫌いや故障しがちな弱点、クセなども含めて頂けると面白いですね。
"真"の車に理解のある500名弱のコアな読者があなたの紹介する車を待って
います!読む以上に書くのも面白いですよ!
この手の車はオーナーやマニアなどそれぞれ思い入れの有る
「この1台!」は皆さんが知識、経験など勝っているモノです。
なにぶん物が物だけに書籍によって情報が違ってたりという事もよくあります。
双方向でお互いに情報交換や指摘、手助けなどが出来るメールマガジンになれ
ばいいなと考えています。
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・・・続く
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