エッセンシャルオイルを実際に使ってご家庭で楽しんでみませんか?これさえ読めば基本はばっちり! エッセンシャルオイルは100種類以上ありますが、ご家庭で用いる場合には目的に合ったもの数本と、希釈して肌に用いるためのマッサージ用の植物油(キャリアオイル)があれば十分楽しむことができます。
ホームケアとしてのアロマセラピーは、室内への芳香拡散や、エッセンシャルオイルを用いた入浴、マッサージ、湿布、吸入などが主な方法です。お気に入りの香りをブレンドをして香水を作ったり、手作りの化粧水やクリームなどを作る楽しみ方もあります。
1.エッセンシャルオイルを安全に使用するために
エッセンシャルオイルは非常に濃度が高いので、適切な濃度に希釈して用います。
@原液を直接皮膚につけてはいけません。
希釈した場合も目や唇などの粘膜部は避けます。
濃度が高いと皮膚に刺激をおこします。(例外として、ラベンダーとティートリーは虫刺されやニキビに原液を局部的に使うことがあります。子供へはこの場合も希釈します。)
A内服してはいけません。
食道や胃の内壁に傷害を与え危険です。肝臓や腎臓にも重い負担がかかります。
B決められた希釈濃度を守って下さい。
子供や高齢者は体内での解毒作用が弱いため、通常の半分以下で希釈します。とくに子供の皮膚はオイルの吸収率が高いです。 乳幼児への使用は専門家に相談しましょう。
C妊娠中は使用できないエッセンシャルオイルがあります。
特に妊娠3、4ヶ月は、エッセンシャルオイルを使用しないようにして下さい。(書籍によって記載はいろいろですが、個人でご使用の場合には妊娠初期は一切用いない方が安心だと思います。) 知識のない方は室内香として楽しむ程度にとどめましょう。香りの成分は、皮膚や呼吸器などから体内に吸収されます。胎児は肝機能がはたらいていないので、影響を及ぼす可能性があります。授乳期も使用法に注意が必要です。 妊娠中に使用できないオイルのリストは、書籍によって異なることが多いです。これらは事故などの報告によるものだったり、オイルを構成する化学成分から予測しているからです。ご自分の責任の範囲で、安全といわれているオイルを使用しましょう。
D各オイルの特性や使用上の注意点について書籍などでよく調べましょう。
同じ種類の植物でも、学名(ラテン名)や産地が違えば成分が異なり、特性も変わります。高血圧症、腎疾患、ぜんそく、てんかんの方は使用できないオイルがあります。
E柑橘系オイルを皮膚につけた場合、12時間は日光にあたらないようにします。
メラニン色素に植物のリモネンという成分が結びつき、赤みをおびたり色素沈着をおこすことがあります。冬の弱い日差し程度では大丈夫とされています。リモネンは特に圧搾法で抽出した柑橘系オイルに多く含まれます。
F同じ一種類のエッセンシャルオイルを長期間連用してはいけません。
1週間(長くて2週間)までを目安に別のオイルに変えましょう。アレルギーやかぶれをひきおこす可能性があります。
G医師にかからず重い病気をアロマセラピーだけで治そうとしてはいけません。
アロマセラピーは健康を維持促進する補足的なものとしてとらえましょう。
アロマセラピーで用いるエッセンシャルオイルは、植物から水蒸気蒸留法や圧搾法などで抽出された芳香物質です。香りの好みは人それぞれ。体調や気分によっても好みは変わります。まずはお気に入りの香りをみつけてみましょう。
身体(特に皮膚)へのトラブルを防ぐために、品質のよいものを選びましょう。
@アロマセラピーでは混ぜもののない100%純粋なエッセンシャルオイルを使用します。
ラベルをよく確認しましょう。
A遮光ビン(濃い色のついたガラスビン)に入ったものを選びましょう。
透明なビンやプラスチックの容器に入れられているものは品質を期待できません。エッセンシャルオイルはプラスチックと化学反応をおこします。また光によって劣化しやすく、皮膚にアレルギーやかぶれをひきおこすことがあります。
B植物の学名(ラテン名)が記されているかチェックしましょう。
学名は世界共通で、斜字体のイタリック体で記されています。ボトルに学名が書かれていないものは中身の保証はありません。
C信頼のおけるメーカーのものを買いましょう。
学名や収穫地、抽出部位や抽出方法もわかります。これらの要素によって、エッセンシャルオイルを構成する成分と作用も変わってきます。また、品質管理をおこなっているメーカーのオイルにはロット番号がついています。
D正常な価格を目安にしましょう。安すぎる場合は混ぜものの可能性も。
エッセンシャルオイルは植物によって価格に差があります。たくさんの植物原料を必要とするメリッサや花から採るローズ、ジャスミン、ネロリなどはとても高価です。正常な価格を知るためにいくつかのブランドの価格を比較してみましょう。それよりずっと安いものには他の安いオイルなどが混ぜられている可能性があり、安全性や作用は期待できません。
E商品の回転のよいショップで購入しましょう。
知識のある店員がいるお店で購入したほうが、品質管理が期待できます。雑貨屋に置かれているオイルは、合成香料で作られた室内芳香用のオイルという場合があり、こちらは皮膚に使用できません。
キャリアオイルを買う (マッサージ用のオイルを作る場合に用います。)
キャリアオイルはエッセンシャルオイルを希釈しマッサージで用いる植物油で、ベースオイルともいいます。キャリアは「運搬」の意味で、エッセンシャルオイルの成分を皮膚の深部へ運びます。
・ 品質、香り、成分による作用、皮膚への感触、吸収性を考慮しましょう。
・ 劣化したしたものは、肌の老化を促進してしまいます。エッセンシャルオイルよりはるかに使用量が多いため、エッセンシャルオイル同様に品質や鮮度に気を配る必要があります。
・ 最初は、マッサージに一般的に使われるスイートアーモンドオイルやホホバオイルのような、香りが少なく、のびがよいものが使いやすいでしょう。
・ スーパーマーケットで売られている調理用の植物油は、精製の過程が多く化学成分が加えられているため皮膚への使用には向きません。ベビーオイルも、成分の浸透を妨げる鉱物油ですのでアロマセラピーには適していません。
光・熱・酸化により劣化が進みます。
@遮光性のガラス瓶で、暗く涼しい場所に保存しましょう。使用後は空気が入らないように固くフタを閉めます。
プラスチックは、エッセンシャルオイルと化学反応をおこすことがあります。
A子供やペットから遠ざけて保管しましょう。
誤飲に注意しましょう。
B火から遠ざけましょう。
エッセンシャルオイルは揮発性が高く、非常に燃えやすいです。
オイルの性質にもよりますが、暑い季節は日常的に使用しないオイルや封をきっていないオイルは、冷蔵庫で保管するとよいかもしれません。(エネルギー面から考えると冷蔵庫はあまり好ましくない可能性可能性があるのですが・・・) 室内では、涼しくて温度が一定な場所に保管します。急激な温度変化を繰り返すのは好ましくありません。(ワインと同じです。)
フローラルウォーターは冷蔵庫で保管します。
樹脂系のエッセンシャルオイルや、アブソリュート(ローズやジャスミンなど、溶剤抽出法で得たエッセンシャルオイル)、キャリアオイルのホホバは、温度が低いと粘性が高くなったり、固まったりしますが、手に持てば体温ですぐに溶解しますので問題ありません。
<エッセンシャルオイルの保存期間>
@開封後1年を目安に使い切りましょう。柑橘系は半年で。
果皮から抽出された柑橘系オイル(レモン、オレンジ、グレープフルーツ、マンダリンなど)は、リモネンという成分を多く含み空気に触れると劣化が進むため、購入後半年で使い切ります。樹脂系やベチバー、パチュリーなどは普通のものより長持ちすると言われています。保存状況によるのであくまでも目安です。メーカーによっては、酸化を防ぐために未開封のボトルには窒素が充填されています。
A香りが変質したと感じたら、使用をやめましょう。
一番信頼できるもの、それは自分の鼻と目です。初めて開封した時の香りや色、粘性をよく覚えておき、自分自身で品質管理をしてみましょう。
<キャリアオイルの保存期間>
@開封後はなるべく早く使い切りましょう。不愉快な香りがしたり、不透明な色になったら酸化がすすんでいます。
書籍によってはホホバオイルは6ヶ月、その他は3ヶ月とされていますが、保存状態によります。一度に使用しない場合は、少量ずつ購入した方がよいでしょう。小麦胚芽(ウィートジャム)オイルはビタミンEを含み保存作用があるとされていますが、実際は酸化が早いため、もちをよくすることを目的とした使用はやめた方がよいです。
Aマッサージ用ブレンドオイルは、2週間以内に使い切る分量で作りましょう。
@室内香(ルームフレグランス)
アロマライトやアロマポットでお部屋に香りを漂わせます。空気の清浄や、気分転換、いつもと違う雰囲気の演出などに用います。
ろうそくの火を利用するアロマポットは、上皿に少量の水を入れ、そこにエッセンシャルオイルを数滴(お部屋の広さによりますが3〜5滴をめやすに)垂らします。熱によってオイルが揮発して香りが広がります。火の扱いには注意しましょう。空だきにも注意して下さい。電気式の場合は水を張りません。子供部屋や就寝時、ペットのいるご家庭での使用は電気式が安全です。一日中使うのはよくありませんので、ある一定の時間で換気をして下さい。赤ちゃんのいるお部屋では、1、2滴を10〜15分にとどめましょう。
例えば、空気の清浄や気持ちの落ち込みにはオレンジやレモンなどの柑橘系がおすすめです。試験勉強など、集中したい時にはローズマリーがよいでしょう。
アロマポットやライトがない場合は、ティッシュに好みのエッセンシャルオイルを2,3滴垂らして香りを吸入したり、熱湯を注いだカップへ数滴たらしても香りを楽しむことができます。(誤飲に注意して下さい)
お部屋の消毒、消臭にはスプレー容器に水を半分入れ、エッセンシャルオイルを加え、よく振ってからお部屋へスプレーします。
A入浴(アロマバス)
乳化剤や分散財に1種類、または組み合わせたオイルを3〜4滴(香りの強いものは少なめに)落としたものをお風呂に入れ、よくかき混ぜてから入ります。エッセンシャルオイルは水に溶けないので原液を直接お風呂におとすと水面に浮いたオイルが皮膚に触れることになり、好ましくありません。無香料のバブルバスやシャンプーも分散材の役目をします。(とはいっても、分散剤なしで使用する方が多いかもしれません。十分混ぜて揮発させ皮膚に触れないようにしましょう。)皮膚を刺激するエッセンシャルオイルは注意が必要です(特に柑橘系やユーカリ、レモングラス、ペパーミント、タイム、スパイス系など)。
6歳未満の子供へは入浴で用いないようにして下さい。
浴室でお湯を張った洗面器の中へエッセンシャルオイルを垂らしても、十分香りを楽しめます。皮膚が弱い方はこの方法にしましょう。
リラックスを促したい、睡眠を促進させたいといった場合には、ラベンダーやローマンカモミールが特におすすめです。 目的によっては部分浴(手浴、足浴、座浴、半身浴)で、5〜10分ほどお湯に浸します。高齢者や病気で入浴できない人には特に役立ちます。
Bトリートメント(マッサージ)
エッセンシャルオイルをキャリアオイルと呼ばれる植物油に希釈したマッサージオイルで身体をマッサージします。手のひらを肌に密着させ、ゆっくりしたタッチでマッサージしてみましょう。血液やリンパ液の循環を促し、疲労回復やリラクゼーションに役立ちます。皮膚の老化防止や細胞の活性化など美容的効果もあります。食後すぐやアルコールを摂取した後、発熱時、薬を多量に服用中、通院中(治療内容によります)、静脈瘤のある方はマッサージは適しません。
筋肉や関節の痛みにはローズマリー、クラリーセージ、ラベンダー、パインやニアウリなどをブレンドに用います。リラックスしたい場合には、その時惹かれる好きな香りを優先して選びましょう。ラベンダーや、ローズウッド、スイートオレンジなどはとても優しい香りです。風邪をひいて鼻や呼吸が苦しい時には、夜寝る前に胸元にユーカリやマートルをブレンドしたオイルを塗ると、とても楽になります。スキンケアにはローズやネロリ、ラベンダー、ローズウッドなど、刺激の少ないオイルを選びます。
C蒸気吸入
熱湯を張った洗面器にエッセンシャルオイルを3〜4滴加え蒸気を吸入します。風邪や咳など呼吸器系の問題にはユーカリ、ローズマリー、ティートリー、などが適しています。マンダリンやオレンジ、ラベンダー、ローズウッドなどのやさしいオイルとブレンドするとよいです。
バスタオルを頭からかぶり、湯気を閉じこめて吸い込みます。呼吸器系に作用させたい場合は長くても10分まで、フェイシャルスチームの場合はもっと短くします。蒸気で火傷しないよう、顔をお湯に近づけすぎないよう注意しましょう。目は必ず閉じて下さい。てんかんや喘息の方は、この方法は行わないでください。子供や高齢者は熱湯が危険ですので、ティッシュに落とした香りを吸入するようにしましょう。
用意するもの
・エッセンシャルオイル 1〜3種類程度
・キャリアオイル (ホホバやスイートアーモンドなど)
・遮光ビン (すぐに使う場合、使い切る場合は台所にあるガラスや陶器の小鉢でOK)
@キャリアオイルを遮光ビンに10ml(小さじ2杯)入れます。
体格や肌質にもよりますが、女性でしたら全身マッサージで20ml〜25ml程度使用します。
A体調や好みに合わせて選んだエッセンシャルオイルを4滴加えます。
香りの相性やバランスを確かめるには、例えば3本選んだ場合は3本を一緒に手にもって、香りを嗅いでみましょう。
☆濃度は必ず守って下さい。☆
目安として、エッセンシャルオイル1滴は、0.05mlです。
(厳密にはオイルの性質や中蓋によってばらつきがあり、0.05ml以下のことが多いです。)
10mlに対して希釈した滴数の半分の数字が希釈%になります。
例えば10mlに4滴で2%の濃度、2滴なら1%です。
必ず2%以下の濃度にします。顔への適用は1%にしましょう。皮膚が弱い、アレルギーがある、香料や化粧品で反応を起こしたことがある、という場合は使うオイルが皮膚を刺激するオイルかどうか書籍などでチェックし、パッチテストをしてから使用します。
Bボトルをよく振って混ぜます。
口の広い容器の場合はガラス棒(なければ割り箸で代用してもOK)でかき混ぜて使用します。
Cボトルにはブレンドの内容と日付を書いたラベルを貼ります。
・エッセンシャルオイルを加える時には、空気穴を上にして自然に滴下するのを待ちましょう。
・エッセンシャルオイルをブレンドする場合は2〜3種類がよいです。5種類以上は効果が得られないことがあります。香りの強いオイル1滴に対し、弱いオイルを2〜3滴にして、バランスを考えます。
・香りに敏感な方や、敏感肌の方は濃度を低くします。実際には微量の方が香りが良いことが多く、強すぎる香りより効果的です。エッセンシャルオイルの量を2倍にすると効果も2倍になるというものではありません。肉対面より精神面に作用させたい場合には、香りを薄くします。
☆パッチテストのしかた☆
実際に使う濃度で、それぞれのオイル別に行います。腕の内側に1滴垂らし、絆創
膏をして24時間そのままにします。異常があらわれたオイルは使用をやめます。冷水でよく洗いながしましょう。
エッセンシャルオイルには様々な特性があます。下記はいくつかの例です。これがすべてという訳ではありませんので是非いろいろ試してみて下さい。(ちなみに日本ではエッセンシャルオイルは雑貨や香料として扱われているため、薬事法により効果効能を表示し販売することは規制されています。)
*ストレス、不眠症に* ラベンダー、カモミールをお風呂で入れたり、寝室に香らせたりします。オレンジ、メリッサ、サンダルウッドも。
*緊張、不安症に* ネロリ、レモン、ベルガモット、プチグレイン
*気持ちの落ち込みに。元気づけ気持ちを明るくしたいとき、*
オレンジ、レモン、マンダリン、ベルガモット、パルマローザ、グレープフルーツ、ユーカリ
*自信を高める*
ジャスミン、ローズ、イランイラン、パイン
*幸福感*
ジャスミン、ローズ、イランイラン、クラリーセージ
*精神疲労、無関心、無気力、神経衰弱に。積極的になりたいとき*
ローズマリーを数滴ティッシュに落とし、吸入します。 バジル
*集中力、記憶力を高めたいときに、長時間のドライブに*
ペパーミント、ローズマリー、ユーカリ、サイプレス、レモングラス、レモン
*気が散って集中できない、考えがまとまらないとき* サンダルウッド、ペパーミント、クローブ(クローブは少な目に。オレンジとブレンドするとよい)
*悲しみ、気持ちの浮き沈みに。瞑想に*
ローズウッド、フランキンセンス、ミルラ
*怒りやネガティブな感情を他人から受けたときの心理的な浄化に* ジュニパー、サイプレス
*興奮、パニック、不機嫌、攻撃的な態度や怒りなどを鎮めたいときに* サンダルウッド、アトラスシダーウッド、メリッサ、ローマンカモミール
*妊娠中の感情の不安定(マタニティーブルー)* ローマンカモミール、ラベンダー
*緊張を和らげ性欲を高める、官能的* ジャスミン、イランイラン、サンダルウッド、クラリーセージ、パチョリ、スイートオレンジ
*スポーツの前のウォーミングアップに*
タイム(1%未満)のアロマオイルで筋肉を温めます。ジュニパー、ローズマリーも。
*筋肉痛に*
慢性のときはマージョラム、急性ならペパーミント(1%未満)のアロマオイルで。筋肉の痙攣にはクラリーセージ。
*リウマチ、関節炎、痛風に* ジュニパー、ローズマリー
*頭痛に* ペパーミントやローズマリーをティッシュに垂らして吸入します。緊張による頭痛にはラベンダー、ネロリ、レモンやグレープフルーツ。偏頭痛にはマージョラムで首と肩の筋肉をマッサージ
*高血圧に(血圧を下げる)*
ラベンダー、イランイラン、マージョラム、ネロリ
*低血圧に(血圧を上げる)*
ローズマリー、ペパーミント
*便秘* ローズマリー、フェンネル、マージョラム、ラベンダーなどで腹部を時計回りにマッサージ
*花粉症、かぜなどの呼吸器系の問題に* ユーカリ、ローズマリー、ティートリーなど吸入します。
*長く続く咳に* サンダルウッド
*生理痛に* マージョラム、クラリーセージ、プチグレンのブレンドで、腹部を優しくマッサージします。
*更年期障害のほてり、生理不順に*
ローマンカモミール
*しもやけに* マージョラム、ヘリクリサム
*あざ(初期)に*
サイプレス、ヘリクリサム
*多汗防止、デオドラントに*
サイプレス
*むくみに*
ジュニパー、サイプレス、シダーウッド
*食欲不振に* オレンジ
*一般的なスキンケアに*(注)顔へは1%以下で適用します。
ローマンカモミール、パルマローザ、ネロリ、ローズ、ローズウッド、ラベンダー、ゼラニウム、サンダルウッドなど。化粧水としてフローラルウォーターもよいです。
*脂性肌のスキンケアに* ベルガモット、シダーウッド、サイプレス、ジュニパーなど
*乾燥肌のスキンケアに*
パチョリ、フランキンセンス、ローズ、ジャスミン、ローマンカモミールなど
*妊娠線の予防に* キャリアオイルでマッサージ
初、中級向けの書籍の中で、ピックアップしてみました。使用するエッセンシャルオイルの特性について調べてみましょう。(2003.11現在)
『女性によく効くアロマセラピー』鮫島浩二著/主婦の友社 *からだの不調に効くレシピが参考になります。
『香りできれいになる!―自分でできるアロマセラピー・マッサージ 』高山絵美著/日本ヴォーク社 *セルフマッサージのしかたが易しく解説されています。
『アロマテラピー マッサージ・ブック 』クレア・マクスウェル=ハドソン著/前田久仁子訳/河出書房*エッセンシャルオイルとマッサージの方法についてカラー写真でわかりやすく説明されています。
『アロマセラピー百科事典』クリッシー・ワイルドウッド/日本ヴォーグ社*香りの歴史からレシピ、マッサージまで総合的に詳しく書かれています。
★香りで気分が悪くなった
換気をし、新鮮な空気を十分吸います。水を飲みます。
★エッセンシャルオイルの原液が皮膚についた/マッサージオイルで赤くなった
冷水でよく洗い流します。皮膚を冷やした方が、吸収は妨げられます。異常ある場合は医師に相談します。
★目に入った
すぐに冷水で洗い、医師に相談します。
エッセンシャルオイルを触った手で目をこすらないようにします。
★エッセンシャルオイルを誤って飲んでしまった
無理に吐いてはいけません。吐いた時にオイルや胃液の酸が気管に入りやすく、呼吸疾患を招き状態を悪化させてしまいます。ただちに医師に相談します。
誤飲したオイル
を持っていき、オイルの情報を可能な限り伝えます。
中毒センターが大阪とつくばにあります。万が一大量に誤飲した場合には指示を受けて下さい。
(財)日本中毒情報センター 一般市民専用電話
大阪 072−727−2499 365日 24時間
つくば 029−852−9999 365日 9時〜21時
記載されている事項は予告なしに変更されることがありますのであらかじめご承知下さい。上記内容によって直接的、間接的に生じるいかなる損害にも責任を負いかねます。ご自分の責任の範囲において、安全なアロマセラピーをお楽しみ下さい。
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作成日:2000/09 最終更新日:2007/6/16
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