レトロな町並み64−飛騨高山

 桜山八幡宮 吉島家住宅 日下部民藝館 飛騨国分寺  宮川 
 三町エリア 高山陣屋    高山市政記念館

 金森氏の城下町、のち幕府直轄地となった岐阜県の高山市は、飛騨の小京都と呼ばれています。昔ながらの街並みが残っており、欧米の外国人が多数訪れています。また、平成の大合併により日本で一番面積の大きい都市になっており、東京都とほぼ同じ広さで人口は約9万人です。

【桜山八幡宮】
 秋の高山祭で知られる神社で、境内には高山屋台会館があり、高山祭りに使用される祭屋台(国指定重要有形民俗文化財)を展示しています。

【吉島家住宅】
 明治40年に建築されたもので、国の重要文化財に指定されています。日下部家が男性的な建物に対し、この吉島家は建物のすみずみまで神経のゆきとどいた、繊細さと女性的な美しさのある建物といわれています。


【日下部民藝館】
 明治12年に建築されたものです。いかにも雪国の民家らしく、低く深く、しかも重々しい軒。どっしりした構えの中に美しい出格子、隣り合う吉島家とともに明治以降の町家建築としては、初めて重文に指定されました。

【飛騨国分寺】
 樹齢1,200年を超える大銀杏と並び、三重塔がそびえる境内には高山城から移されたといわれる鐘楼門や、1,200余年前の創建当時の塔礎石などがあります。本堂は室町時代の建立と言われ、飛騨随一の古刹の名にふさわしい風格があります。

【高山陣屋】
 元は高山城主金森氏の下屋敷の一つでしたが、17世紀後半の元禄年間に飛騨が徳川幕府の直轄地となってからは、代官所となりました。19世紀初頭の建物が現存しており、全国でも陣屋が残っているのは高山だけと言われています。陣屋前では陣屋朝市が開催されています。

【高山市政記念館】
 1895年(明治28年)から1968年
(昭和43年)まで町役場(昭和11からは市役所)として使用されていた建物を保存して公開しています。昔ながらの重厚な木造建築は、高山陣屋と宮川を挟んで対岸にあり、古い町並みへの入り口にあります。

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